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Studio ガイド
最終更新日 2023年12月20日

アプリケーション テスト

Studio Pro では、自動化されたアプリケーション テストを、VB または C# で行うための専用テスト ケースを作成できます。個々のテスト オートメーション プロジェクトを Studio Proで作成し、データの検証に使用し、CI/CD パイプラインのシナリオに含めることができます。

アプリケーションのテストは、テスト ケースデータ ドリブン テスト ケースによって実行できます。これらは、UiPath.Testing.Activities パッケージに含まれる検証アクティビティの部分と、他のパッケージのアクティビティを組み合わせて使用するシーケンスです。

データ ドリブン テスト ケースは、プロジェクトに引数としてインポートされたデータを使用してテスト ケースの実行を検証します。実行時には、データ全体または特定の値のみを使用できます。

テスト オートメーション プロジェクトには、線形実行するテスト ケースが複数含まれることがあります。アクティビティはシーケンスでまとめられているため、この種のプロジェクトには複数のエントリ ポイントがあります。メイン ワークフロー ファイルは存在せず、他の .xaml ファイルを呼び出さないかぎり、実行はテスト ケースごとに行われます。

Studio Pro では、ワークフローをテスト ケースに変換できます。あるいは他のプロジェクトのワークフローをテスト ケースとしてインポートできます。アプリケーションのテスト プロジェクトを後で Orchestrator にパブリッシュすれば、[テスト ケース] ページで管理、実行できます。

テスト ケース

テスト ケースの設計を開始するには、Backstage ビュー > [開始] からプロジェクトの種類として [テスト オートメーション] を選択します。



[新規] > [テスト ケース] リボン オプションにより、このような .xaml ファイルを複数個プロジェクトに追加できます。

この種のプロジェクトに対する既定のアクティビティ パッケージは、UiPath.System.ActivitiesUiPath.UIAutomation.Activities、および UiPath.Testing.Activities の検証アクティビティです。

[コントロールの属性を検証][式を検証][式を演算子で検証] などの検証アクティビティは、ワークフローで使用するデータのテストに使用します。

このようなアクティビティは、実行またはデバッグ時にさまざまな挙動を示します。検証アクティビティでエラーが発生した場合、エラーをスローするために実行が停止することはなく、[出力] パネルに失敗したアクティビティのログが記録されます。アクティビティが正常に実行された場合は、パネルにマークが表示されます。



データ ドリブンなテスト ケース

アプリケーションのテストでは、ワークフローの実行を検証したり、コーナー ケースを漏らさずに確認したりするために、サイズの大きいデータ セットの処理が必要になる場合があります。その場合、各データ セットに対して複数のテスト ケースを作成するのではなく、データ ドリブン テスト ケースを使用して、プロジェクト内にデータ セットをインポートして使用します。

[プロジェクト] パネルでテスト ケースを右クリックして、[テスト データを追加] を選択します。



[バリエーション ファイル] をクリックしてインポートする Excel ファイルを選択し、ワークシートを選択します。



[インポート] をクリックします。インポートされた Excel ファイルは入力として受け付けられ、データはファイルからの値と一緒に InArgument 型としてインポートされます。


次のステップは、[式を演算子で検証] アクティビティを使用し、用意された演算子で実行結果とインポートした Excel ファイルの値を比較します。このアクティビティの詳細については、こちらをご覧ください。

データ バリエーションを使用して実行またはデバッグする

データ ドリブン テスト ケースの実行またはデバッグは、インポートしたデータのすべてを使用する方法と、特定のデータを任意で選択して使用する方法の 2 通りあります。

リボン オプションの [データ バリエーションを使用してファイルを実行] または [データ バリエーションを使用してファイルをデバッグ] をクリックします。[データ バリエーション] ウィンドウが表示されます。



各行の横にあるチェックボックスをクリックすることで、テスト ケースの実行またはデバッグに使用するデータを選択します。選択が完了したら、[実行] または [デバッグ] をクリックします。

テスト ケース プロジェクトで[式を演算子で検証] アクティビティを使用している場合、選択したデータ セットのそれぞれに対して 1 回ずつテスト ケースが実行されます。

注:

Excel データ セットに変更を加えた場合は、テスト ケース プロジェクトからデータ セットをいったん削除してから、再度追加します。

テスト データを削除する

インポートしたデータ セットは、[プロジェクト] パネルで .xaml ファイルを右クリックし、[テスト データを削除] を選択することでデータ ドリブン テスト ケース ファイルから削除できます。


新規データ セットは、[テスト データを追加] を選択することで追加できます。

テスト ケースの移行

テスト目的で使用されている既存のワークフローとテスト ケースは、Studio Pro で相互に変換できます。また、既存のプロセスから RPA テスト プロジェクトを作成することも可能です。

テスト ケースに変換する

ワークフローをテスト ケースに変換するには、[プロジェクト] パネルでファイルを右クリックし、[テスト ケースに変換] を選択します。



テスト ケースをインポートする

ワークフローまたはテスト ケースが作成済みの場合は、プロジェクト ノードを右クリックし、[テスト ケースをインポート] を選択することで、それらを現在のプロジェクトにインポートできます。



インポートした .xaml ファイルは、下書きのテスト ケースとしてプロジェクト ツリーに追加されます。

サービスをインポートする

データ コレクションを API テスト オートメーション ライブラリにインポートするのと同様に、新しいサービス ウィザードを使用して、そのようなコレクションをアプリケーション テスト プロセスにインポートできます。

この方法は、Studio Pro ライセンスで作成されたライブラリとテスト オートメーション プロジェクトでのみ使用できることを頭に入れておいてください。

テスト ケースをパブリッシュする

既定では、テスト ケースデータ ドリブン テスト ケースのファイルは下書きとして作成されます。これらの .xaml ファイルは、パブリッシュする前に、[プロジェクト] パネルでパブリッシュ可能として設定する必要があります。


Ctrl キーを押したままファイルを個別にクリックすることで複数選択が可能です。その後、右クリックして [パブリッシュ可能として設定] を選択します。



注: パブリッシュ可能なテスト ケースを下書きに戻すには、テスト ケースを右クリックして [下書きとして設定] を選択します。
[パブリッシュ可能として設定] を選択すると、ファイルのアイコンが灰色から青色に変化し、ファイルがパブリッシュして .nupkg ファイルにパッケージ化できる状態にあることを示します。
注: 下書きのファイルは、パブリッシュ可能に設定しないかぎり、パッケージ化もパブリッシュもされません。

テスト ケースのパブリッシュは、他の種類のプロジェクトと同様の方法で実行できます。Studio Pro のリボンの [パブリッシュ] オプションを使用します。プロジェクトのバージョンを設定したり、証明書の署名オプションを選択したりすることができます。プロジェクトのパブリッシュの詳細については、こちらをご覧ください。

テスト ケースは、Orchestrator、Robot の既定、またはカスタム パスにパブリッシュできます。Orchestrator にパブリッシュする場合、Robot や UiPath Assistant が Orchestrator に接続していることを確認してください。こちらの手順に従ってください。

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