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サポート対象外
Studio ガイド
Last updated 2023年12月20日

セレクターについて

ユーザー インターフェイス内の特定のアクションを自動化するには、さまざまなウィンドウ、ボタン、ドロップダウン リストなどを操作する必要があります。UI 要素を識別する方法の 1 つとして、画面上の要素の位置を使用する方法がありますが、これは信頼性が低いことがあります。

より確実な操作を行えるように、UiPath Studio ではセレクターと呼ばれる機能を使用します。セレクターは、グラフィカル ユーザー インターフェイス要素とその親要素の属性を XML フラグメントの形で格納します。

ほとんどの場合、セレクターは Studio によって自動的に生成されます。特に、自動化対象のアプリケーションのユーザー インターフェイスが起動するたびに変わるものでなければ、生成されたセレクターをユーザーが編集する必要はありません。

しかし、一部の Web アプリケーションなど、ソフトウェア プログラムによっては、レイアウトが変わるものや一時的な値を保持する属性ノードを持つものがあります。UiPath Studio はこうした変化を予測することはできないため、場合によってはユーザーがいくつかのセレクターを手動で記述する必要があります。

セレクターは次の構造を持っています。

<node_1/><node_2/>...<node_N/>

最後のノードは対象となる GUI 要素を表し、それより前のノードはすべてその要素の親を表します。<node_1> は通常、ルートノードと呼ばれ、アプリケーションのトップ ウィンドウを表します。

各ノードには 1 つ以上の属性があり、選択したアプリケーションの特定の階層を正しく識別するのに役立ちます。

各ノードは、次の形式で表されます。 

<ui_system attr_name_1='attr_value_1' ... attr_name_N='attr_value_N'/>

すべての属性には値が割り当てられています。定数値を持つ属性を選択することが重要です。アプリケーションを起動するたびに属性の値が変わってしまう場合、セレクターは要素を正しく識別することができなくなります。

セレクターは、アクティビティの [プロパティ] パネルの [入力] > [ターゲット] > [セレクター] に生成されます。グラフィカル要素関連のアクティビティはすべてこのプロパティを持っています。



[セレクター エディター] ウィンドウでは、自動生成されたセレクターを表示して、セレクターとその属性を編集することができます。このウィンドウを開くには、ワークフロー デザイナー パネルでアクティビティの本体にあるオプション ボタン をクリックして [セレクターを編集] を選択します。



または、[プロパティ] パネルの [セレクター] フィールドの横にある省略記号ボタン を使用することもできます。



オプション

説明

検証

このボタンは、セレクターの定義の有効性とターゲット要素の画面上での可視性を確認することにより、セレクターのステータスを表示します。

[検証] ボタンには以下の 3 つのステートがあります。

  • docs image セレクターを検証中
  • docs image 有効なセレクター
  • docs image 無効なセレクター
  • docs image 変更されたセレクター、再検証

このボタンは、UI Explorer の検証ステートと相関しています。

要素を選択

新しい UI 要素を指定してます。

修復

同じターゲット UI 要素を再度指定して、セレクターを修復できます。この操作は、古いセレクターを完全に置き換えることはしません。このボタンは、セレクターが無効な場合にのみ使用可能です。

強調表示

ターゲット要素を前面に配置します。クリックによりオプションが無効化されるまで、強調表示は継続します。このボタンは、セレクターが有効な場合にのみ使用可能です。

属性を編集

ターゲット アプリケーション (ウィンドウ、ボタンなど) の識別に必要なすべてのアプリケーション コンポーネントを含みます。このセクションは編集できます。

セレクターを編集

実際のセレクターを保持します。このセクションは編集できます。

UI Explorer で開く

UI Explorer を起動します。このオプションは、有効なセレクターでのみ使用可能です。

注: Studio とターゲット アプリケーションを異なる権限で起動した場合、セレクターが動作しないことがあります。これら 2 つのアプリケーションは常に同じ権限で開くことをお勧めします。

サポートされているタグと属性

下表は、セレクターの作成に使用するタグおよび属性と、サポートされているセレクターの機能を示したものです。

注: Java アプリケーション用に生成される複数の WND タグを含むセレクターは、イベントの監視に使用できません。

WND

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

app

cls

title

aaname

ctrlname (WinForms)

ctrlid (WinForms)

idx

tid

pid

isremoteapp

aastate

sapClient (SAP)

sapLanguage (SAP)

sapProgram (SAP)

sapScreen (SAP)

sapSession (SAP)

sapSysName (SAP)

sapSysNumber (SAP)

sapSysSessionId (SAP)

sapTransaction (SAP)

sapUser (SAP)

HTML

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

url

htmlwindowname

title

app

idx

pid

tid

excludehwnd

bsid (ブラウザー セッション ID)

isremoteapp

WEBCTRL

tag および idx 属性は文字列値を使用します。その他の WEBCTRL 属性は、すべて動的な値を取ります。

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

tag

idx

aaname

name

id

parentid

class

css-selector

innertext

isleaf

parentclass

parentname

title

src

href

tableCol

tableRow

colName

rowName

Ctrl

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

ロール

name

automationid

labeledby

aastate

virtualname

text

rowName

idx

UIA

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

accelkey (アクセラレータ キー)

acskey (アクセス キー)

automationid

cls

helpText

legacyAccHelp (レガシのアクセシビリティのヘルプ)

enabled

kbfocus (キーボード フォーカス可能)

ispwd (パスワードかどうか)

itemstatus

itemtype

rtid (ランタイム ID)

ロール

name

pid

tableRow

tableCol

rowName

colName

idx

Java

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

ロール

name

virtualname

javastate

tableRow

tableCol

rowName

colName

idx

SAP

属性

あいまい

正規表現

大文字と小文字を区別

id

leafid

この属性は id 属性と相互に排他的であるため [属性] パネルには表示されません。手動で追加できます。

tableRow

tableCol

colName

relpath

itemId

Silverlight

Silverlight タグは、あいまい正規表現大文字と小文字を区別する機能をサポートしない点にご注意ください。

  • サポートされているタグと属性
  • WND
  • HTML
  • WEBCTRL
  • Ctrl
  • UIA
  • Java
  • SAP
  • Silverlight

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