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Citrix テクノロジの自動化について
自動化機能を拡充するために、Citrix アプリで UI アクティビティやウィザードを使用できるようにしました。クライアント マシンに UiPath Citrix 拡張機能をインストールし、Citrix Virtual App (旧 Citrix XenApp) アプリケーション サーバーに UiPath リモート ランタイム コンポーネントをインストールすれば、Citrix アプリがローカルなアプリケーションであるかのようにオートメーション プロジェクトを作成できます。セレクターは、Citrix アプリの要素向けにネイティブで生成されます。[クリック]、[文字を入力]、[テキストを取得]、[データを抽出] など、あらゆる種類の UI Automation アクティビティに加え、マウスとキーボードの「イベント監視」系アクティビティも使用できます。
Citrix App 用のプロセスの作成を開始する前に、設定手順を行う必要があります。
Citrix App は特定の方法で開きます。詳細については、こちらをご覧ください。
また、Citrix で仮想化されたアプリケーション用に生成されたセレクターについて理解を深めるには、こちらの例も参照できます。
設定手順を完了すると、Citrix App から個別の UI 要素を検出し、それらに対するセレクターを取得できます。
Citrix アプリとして開かれる電卓に対して生成されるセレクターは、次のようになります。
<wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' isremoteapp='1' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' />
<wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' isremoteapp='1' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' />
ローカル アプリケーションとして開かれる電卓に対して生成されるセレクターは、次のようになります。
<wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' />
<wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' />
isRemoteApp='1'
属性です。これは、Citrix App から UI 要素を選択したときに自動的に追加されます。
この属性以外には、ローカル アプリケーションのオートメーション プロセスと Citrix App のオートメーション プロセスの間に違いはありません。すべてのアクティビティとウィザードの機能は全く同じです。
UiPath Citrix 拡張機能および UiPath リモート ランタイム コンポーネントをインストールすると、次の操作が有効化されます。
- Citrix Apps と Desktops の UI 要素のセレクターを生成する。
- UiPath.UIAutomation.Activities パッケージのアクティビティ ([クリック]、[文字を入力] など) を使用する。
- マウスとキーボードのイベント監視系のアクティビティを使用する。
- データや画面スクレイピング ウィザードを使用する。
- Citrix Apps として開かれたブラウザーを自動化する。
UiPath リモート ランタイムは Citrix アプリケーション サーバーにインストールされ、UiPath Citrix 拡張機能はクライアント マシンにインストールされます。コンポーネント間の通信は ICA 仮想チャネル を介して行われます。これは、Citrix App で音声やビデオなどのデータ送信に使用されるメカニズムと同じです。このため、追加の設定は不要です。
下図に、クライアントとサーバー間のデータフローを示します。