- リリース ノート
- 基本情報
- セットアップと構成
- オートメーション プロジェクト
- 依存関係
- ワークフローの種類
- ファイルの比較
- オートメーションのベスト プラクティス
- ソース管理との連携
- デバッグ
- 診断ツール
- ワークフロー アナライザー
- 変数
- 引数
- インポートされた名前空間
- コード化されたオートメーション
- トリガーベースの有人オートメーション
- レコーディング
- UI 要素
- 制御フロー
- セレクター
- オブジェクト リポジトリ
- データ スクレイピング
- 画像とテキストの自動化
- Citrix テクノロジの自動化
- RDP の自動化
- Salesforce の操作の自動化
- SAP のオートメーション
- VMware Horizon の自動化
- ログ
- ScreenScrapeJavaSupport ツール
- Webdriver プロトコル
- Test Suite - Studio
- 拡張機能
- トラブルシューティング
プロジェクト テンプレート
テンプレートは、事前設定済みのプロジェクトです。新しいオートメーション プロジェクトを開始する際に使用すると、オートメーションの設計をスピードアップできます。既定テンプレートのいずれかを使用するか、組織全体のテンプレート フィードなどの他のソースにあるカスタム テンプレートを使用できます。また、独自のカスタム テンプレートを作成してパブリッシュすることもできます。
Studio の Backstage ビューの [開始] タブで、以下の既定プロジェクト テンプレートを利用できます。
- バックグラウンド プロセス
- モバイル テスト プロジェクト
- オーケストレーション プロセス
- Robotic Enterprise Framework
- 有人オートメーション フレームワーク
- SAP Testing Project (SAP テスト プロジェクト)
- トランザクション プロセス注:
Studio を v2021.4 より前のバージョンから更新した後に、[開始] タブに既定テンプレートが表示されない、またはテンプレートのピン留め/ピン留めを外す機能が機能しないなどの問題が発生した場合は、次のいずれかを実行してから Studio を再起動します。
C:\Users\<user>\AppData\Roaming\UiPath\UiStudio.v2.settings
ファイルをテキスト エディターで開き、<HasCustomFavorites>
要素の値をfalse
に設定します。- [設定] > [全般] に移動し、[設定をリセット] を選択します。リセットされる設定の詳細については、「Studio の設定を構成する」をご覧ください。
利用可能なすべてのソースからカスタム テンプレートを参照および検索するには、[ホーム] (Backstage ビュー) に移動し、[テンプレート] タブを選択します。
ユーザー定義のプロセスやテスト オートメーション プロジェクトをテンプレートとして保存して、別のオートメーション プロジェクトで使用することができます。そうしたテンプレートには、後でさまざまなプロジェクトで使用できる定義済みの変数や引数を持つ特定の依存関係や組み込みワークフローを含めることができます。
Studio では 2 つの方法で独自のカスタム テンプレートを作成できます。すなわち、[ホーム] タブでプロジェクトの種類として「テンプレート」を使用するか、プロセスまたはテスト オートメーション プロジェクトをテンプレートとしてエクスポートします。
- Studio の Backstage ビューから、[新しいプロジェクト] で [テンプレート] をクリックします。
-
新しいテンプレート ウィンドウで、以下を設定します。
- [作成] をクリックします。作成したテンプレートが Studio 内に開きます。
-
カスタマイズ可能なフィールドに関する情報のポップアップが表示されます。[続行] をクリックし、必要に応じて [今後表示しない] を選択します。
カスタマイズ可能なフィールド
カスタマイズ可能なフィールドを使用すると、テンプレートのパブリッシュ時にクリアされるサンプル データを含むテンプレートを作成できます。その後、このテンプレートから独自のデータを使用してタスクを容易に作成できます。
テンプレートを作成するときには、テンプレートのパブリッシュ後に設定可能となる必要のあるフィールドがいくつかある場合があります。たとえば、Excel アクティビティを使用したテンプレートを作成する場合に、自動化の対象に応じて使用するファイルや選択する範囲が変わってくる可能性があるときなどに便利です。
このようなケースでは、フィールドをカスタマイズ可能としてマークできます。それには、そのフィールドの右側にあるプラス記号 をクリックして [カスタマイズ可能としてマーク] を選択します。
これにより、フィールドにアイコンが表示されます。カスタマイズ可能としてマークされたフィールドは、引き続き他のフィールドと同様に使用できるため、プロジェクトを独自の値で実行およびテストできます。
テンプレートをパブリッシュすると、このフィールドの値はクリアされます。テンプレートを保存後に再び開くと、テスト値は保持されていて、編集を続行できます。
このフィールドを設定可能にせずに、値を保持する場合は、プラス記号 > [カスマイズ可能のマークを解除] を選択します。
プロセスおよびテスト オートメーションのプロジェクトは、テンプレートとしてエクスポートし、特定の場所にパブリッシュできます。その後、Studio の Backstage ビューの [テンプレート] タブで使用できるようになります。
Studio で開いたプロセス、テスト オートメーション、または変更された既定テンプレートは、リボンの [次の形式でエクスポート] > [テンプレート] ボタンを使用してエクスポートできます。
エクスポートされたテンプレートは、[場所] フィールドに示されるパスの下に保存されます。
テンプレートのパブリッシュは、プロセスおよびライブラリのパブリッシュと似ています。異なるのは、ウィザードでテンプレート情報の入力という追加の手順を実行する必要があることです。詳しくは、「オートメーション プロジェクトのパブリッシュについて」をご覧ください。
Studio の Backstage ビューの [テンプレート] タブで、利用可能なプロジェクト テンプレートをすべて表示できます。
最近使用されたテンプレートのリストが上部に表示されます。名前および説明によるテンプレートの検索、プレリリース版を含めるかどうかの選択、場所によるテンプレートのフィルター処理が可能です。
使用できるテンプレートの場所は以下のとおりです。
- すべて - すべての場所
- 既定 - Studio とともにインストールされるテンプレート
- オフィシャル - オフィシャル UiPath® フィードからのテンプレート
- Orchestrator - 組織全体のテンプレート フィード (Orchestrator に接続されているときに利用可能)
- ローカル - ローカル ユーザー フィード (既定:
C:\Users\User\Documents\UiPath\.templates
)。場所を定義するには、Studio の Backstage ビューで [設定] > [場所] の順に選択します。 - Marketplace - UiPath Marketplace に公開されているテンプレート
[トランザクション プロセス] は、基本的なオートメーション プロセス用に最適化された [フローチャート] に基づくプロジェクト テンプレートです。
このテンプレートには、次のような事前作成された複数のコンテナーがあります。
Boolean
形式の NewTransaction
変数に格納されます。
NewTransaction
の下に格納されたデータが示す条件に基づいて取得されたデータを分析します。[フロー条件分岐] の [True] 分岐は [Transaction Processing] フローチャートにつながり、[False] 分岐は [End Process] シーケンス につながります。
- [Transaction Processing] フローチャートは、トランザクション アイテムを処理し、最初の [Data Input] シーケンスにループバックします。
-
[End Process] シーケンスは、ワークフローの保存など、オートメーション プロセスの終了時に実行する必要のあるすべての手順を含みます。
注: Windows Workflow Foundation の制限により、大量のアクティビティを 1 つのシーケンスから別のシーケンスにコピーする場合は必ず、下にスクロールして、あらかじめ [Designer] パネルを開いておくことをお勧めします。