はじめる前に
Learn about runtime arguments, process types, and process compatibility.
ジョブとは、UiPath Robot でプロセスを実行することです。ジョブの実行は Attended または Unattended のいずれかのモードで開始できます。デバッグまたは開発を目的とした場合を除き、Attended ロボットでのジョブは Orchestrator から開始できません。
Attended ジョブは、UiPath Assistant またはロボットのコマンド ライン インターフェイスからトリガーできます。Unattended ジョブは Orchestrator から開始されます。[ジョブ] ページまたは [プロセス] ページからその場で直接開始されるか、[トリガー] ページのトリガーを使用してあらかじめ設定された方法で開始されます。
[ジョブ] ページはジョブのコントロール センターです。このページでは、開始されたジョブの監視、それらの詳細情報とログの表示、ジョブの停止/強制終了/再開/再実行が可能です。
以下の表に、[ジョブ] ページのフィールドの説明を示します。
Field | Description |
---|---|
Process | The name of the process.[Remote debugging job] is displayed for jobs started from Studio through remote debugging sessions. |
Machine | The machine object used for connecting the executing infrastructure to Orchestrator. |
Hostname | The name of the workstation used for execution. |
Host identity | The identity under which the execution takes place. The following values are possible:<Domain\Username> - jobs executed under that specific account. Displayed in the following cases:foreground jobs regardless of the Robot version; all jobs executed on Robots lower than 2021.10; attended jobs executed on robots connected using a machine key, without user sign-in. Note: For Robots older than 2021.10, the host identity gets populated dynamically according to the account settings made in Orchestrator. Changing the domain\username for the account used to execute a job changes the host identity as well.ROOT - background jobs executed on Linux robots.NT AUTHORITY\LOCAL SERVICE - jobs executed under the Robot service identity. Displayed for background jobs executed on Robots 2021.10+ without credentials.ⓘ Service mode robots run under NT AUTHORITY\LOCAL SERVICE . User mode robots run under a certain user identity.N/A - jobs started from the Assistant by users connected using interactive sign-in. For robots connected using the machine key, without user sign-in, the <Domain\Username> is displayed. |
Job type | The type of job according to where the execution takes place and depending on whether the robot impersonates a user or not: Service unattended - The execution happens on a server and the robot does not impersonate a user. Jobs are launched from Orchestrator Personal remote - The execution happens on a server and the robot runs under the identity of a personal workspace owner. Jobs are launched from Orchestrator. Attended - The execution happens on a user's personal machine. Jobs are launched from the Assistant. Development - The execution happens on a server. Jobs are launched from Studio through remote debugging. |
Runtime type | The runtime type used for execution. |
State | The state of the job. See details about job states. |
Priority | The priority of the job. See details about job priorities. |
Started | The amount of time since the job has started executing. Hovering over this field displays the exact start time and date. |
Ended | The amount of time since the job has finished executing. Hovering over this displays the exact end time and date. |
Source | The agent of the execution. [trigger_name] - The job was started by that trigger. Assistant - The job was started by the UiPath Assistant. Manual - The job was started from Orchestrator. Studio - The job was started for debugging purposes from Studio. |

フォルダー

個人用ワークスペース
アカウントとマシンのマッピング
ジョブを開始またはトリガーを定義するときに、実行の対象となる特定のアカウントとマシンのペアを定義できます。アカウントとマシンのマッピングでは、特定のアカウントによるプロセスの無人実行を特定のマシン テンプレートに関連付けることができます。これにより、オートメーションの実行ターゲットをきめ細かく制御することができます。アカウントとマシンのマッピングは、テナントベース (特定のフォルダーに関連付けられていない) またはフォルダーベース (特定のフォルダーに関連付けられている) で実行されます。
Learn how to configure account-machine mappings.
実行ターゲット
Orchestrator でジョブを開始するメカニズムに従って、ジョブの割り当て方法と実行ターゲットを暗黙的に選択して設定できます。ここでは、[ジョブ] ページからジョブを開始する際に使用できる割り当て方法と実行ターゲットについて説明します。
トリガーの実行ターゲットについては、こちらをご覧ください。
ジョブの実行の依存関係
ジョブの実行が特定のリソースに依存しており、そのリソースがまだ利用できない場合、ジョブの実行条件が満たされるまでの間、そのジョブは [保留中] ステートに留まります。
たとえば、ユーザー U1 は資格情報 C1 を使用してホスト名 H1 に接続します。しかし、ホスト名に接続するための資格情報として、誤って C2 が入力されているとします。その場合、ジョブは保留ステートに入ります。その後資格情報を正しいもの (C1) に更新すると、ジョブの実行は再開されます。
注
ジョブの実行中にロボットが応答しなくなった場合 (ロボットのマシンがダウンした場合や、Robot サービスがクラッシュした場合)、再接続した後、クラッシュ時に実行中だったジョブを再実行します。

1. 動的に割り当て
アカウントとマシンが明示的に選択されていない動的割り当てでは、最初に利用可能になったアカウントとマシンで、フォアグラウンド プロセスを複数回実行できます。バックグラウンド プロセスは、ビジーであるかどうかにかかわらず、任意のアカウントによって実行されます (十分な数のランタイムがある場合)。
[動的に割り当て] オプションを使用すれば、1 つのジョブでプロセスを最高 10,000 回実行できます。
2. アカウント
プロセスは、特定のユーザーまたはロボットのアカウントにより実行されます。アカウントのみを指定すると、Orchestrator によりマシンが動的に割り当てられます。アカウントとマシンの両方を指定すると、ジョブはそのアカウントとマシンのペアで開始されます。
3. マシン
プロセスは、選択したマシン テンプレートに接続されたホスト マシンのいずれかで実行されます。テンプレートを指定すると、[ホスト名] オプションが追加で表示され、接続済みのホスト マシンのプールから特定のホスト マシンを選択できます。マシンのみを指定すると、Orchestrator によりアカウントが動的に割り当てられます。アカウントとマシンの両方を指定すると、ジョブはそのアカウントとマシンのペアで開始されます。
ジョブの種類に一致したランタイムが、関連するマシン テンプレートに割り当てられていることを確認してください。アクティブなフォルダーに関連付けられた、接続済みのホスト マシンだけが表示されます。
4. ジョブの実行の終了に関するスケジュールを設定する
プロセスの実行時に障害が発生し、ジョブが保留ステートのままになってしまうことがあります。このトグルを使用すると、ジョブが停止または強制終了されるまでの経過時間を指定して、ジョブの停止方法を自動化できます。ジョブを停止できない場合のために、ジョブの強制終了のオプションが用意されています。
5. ジョブの再開時にアカウントとマシンの割り当てを維持する
プロセスの実行を再開する場合、既定では利用可能な任意のマシン上の、利用可能な任意のロボットが使用されます。同じアカウントとマシンの組み合わせを維持することで、最適なリソース使用とライセンス要件が保証されます。
動的割当ての使用規則
対応するマシン テンプレートが割り当てられたフォルダーに属する、ホスト マシン上の各アカウントに対して、Windows のユーザーをプロビジョニングする必要があります。
たとえば、マシン テンプレート FinanceT によって生成されたキーを使用して、サーバーを Orchestrator に接続したとします。このマシン テンプレートは、FinanceExecution フォルダーと FinanceHR フォルダーに割り当てられ、これらのフォルダーには 6 つのアカウントも割り当てられます。これら 6 つのアカウントは、サーバー上の Windows ユーザーとしてプロビジョニングされている必要があります。
同じプロセスを複数回実行するようにジョブを設定した場合、各実行に対してジョブ エントリが作成されます。ジョブの順序はジョブの優先度と作成時刻によって決まり、より高い優先度のより古いジョブが待ち行列の先頭に配置されます。ロボットが使用可能になり次第、待ち行列内の次のジョブが実行されます。それまでの間、ジョブは保留ステートのままです。
例
セットアップ
- 1 フォルダー
- 2 ランタイムが設定された 1 つのマシン テンプレート
- アカウント 2 つ: john.smith と petri.ota
- ユーザーによる操作が必要なプロセス 2 つ: P1 - キューにキュー アイテムを追加します。P2 - キュー内のアイテムを処理します。
マシン テンプレートとアカウントを、プロセスが含まれるフォルダーに関連付ける必要があります。
望ましい結果
- P1 は任意のユーザーにより高優先度で実行される。
- P2 は petri.ota により低優先度で実行される。
必要なジョブ設定
- P1 を使用してジョブを開始します。P1 は特定のアカウントには割り当てません。また、優先度は [高] に設定します。
- P2 のジョブを開始します。P2 は petri.ota に割り当てます。また、優先度は [低] に設定します。
実行優先度
競合するジョブのうちどれを優先させるかは、プロセスのデプロイ時またはそのプロセスのジョブ/トリガーの設定時に、[ジョブの優先度] フィールドで指定できます。ジョブには、次の 10 個の優先度を設定できます。

ジョブを手動で開始する
[ジョブの優先度] フィールドの既定値は [継承] です。つまり、優先度は、最初の設定が継承されます。その設定をそのまま使用することも、変更することもできます。
Automations Page > Jobs
ジョブはプロセス レベルで設定された優先度を継承します。
Automations Page > Triggers
トリガーの優先度が [継承] の場合、ジョブはプロセス レベルで設定された優先度を継承します。
トリガーの優先度が [継承] と異なる場合、ジョブはトリガー レベルで設定された優先度を継承します。[継承] に変更すると、プロセス レベルで設定された優先度が使用されます。
Automations Page > Processes
ジョブはそのプロセスに設定された優先度を継承します。
同じプロセスを複数回実行するようにジョブを設定した場合、各実行に対してジョブ エントリが作成されます。ジョブの順序はジョブの優先度と作成時刻によって決まり、より高い優先度のより古いジョブが待ち行列の先頭に配置されます。ロボットが使用可能になり次第、待ち行列内の次のジョブが実行されます。それまでの間、ジョブは保留ステートのままです。
トリガーによるジョブの開始
優先度は既定で [継承] に設定されます。つまり、プロセス レベルで設定された値を継承します。プロセスを選択すると、矢印のアイコンが、プロセス レベルで設定された値を示すよう自動的に更新されます。トリガーによって起動されたジョブの優先度は、すべてトリガー レベルで設定されます。ただし、既定の [継承] をそのまま使用した場合、それらのジョブはプロセス レベルで設定された優先度で起動されます。
Any subsequent changes made at the process level are propagated to the trigger, and the jobs created through it implicitly.
API を使用してジョブの優先度を設定する
インターフェイスで利用可能な 10 個の優先度レベルは、API の 100 個のレベルに対応しています。つまり、API では優先度をさらにきめ細かく設定できます。これらのレベルは、次のようにマッピングされます。
Minimum | Maximum | Default | |
---|---|---|---|
Lowest | 1 | 10 | 5 |
Very low | 11 | 20 | 15 |
Low | 21 | 30 | 25 |
Medium-low | 31 | 40 | 35 |
Medium | 41 | 50 | 45 |
Medium-high | 51 | 60 | 55 |
High | 61 | 70 | 65 |
Very high | 71 | 80 | 75 |
Highest | 81 | 90 | 85 |
Critical | 91 | 100 | 95 |
ジョブの優先度を設定または変更するには、SpecificPriorityValue
パラメーターを使用します。このパラメーターは、以下のエンドポイントで使用できます。
POST/odata/Jobs/UiPath.Server.Configuration.OData.StartJobs
POST/odata/ProcessSchedules
PUT/odata/ProcessSchedules({key})
たとえば、ジョブが 2 つあり、それぞれに優先度 92 と 94 を設定するとします。どちらのジョブも [緊急] の範囲内に収まりますが、優先度 94 のジョブが優先度 92 のジョブより先に実行されます。
注
Windows Server 上で実行されていない同じマシンで、複数のロボットでユーザーの介入が必要なジョブを 1 つ開始した場合は、選択したプロセスが 1 つ目のロボットでのみ実行され、残りは失敗します。これらの各実行のインスタンスは [ジョブ] ページで作成され、表示されます。
高密度ロボットによるジョブ
同じ Windows Server 端末において、複数の高密度ロボットでジョブを開始した場合、選択したプロセスが指定したそれぞれのロボットによって同時に実行されることになります。これらの各実行のインスタンスは [ジョブ] ページで作成および表示します。
高密度ロボットを使用し、そのマシン上で RDP を有効化しない場合は、ジョブを開始するたびに、次のエラーが表示されます: 「A specified logon session does not exist.It may already have been terminated.」(指定したジョブセッションは存在しません。既に終了した可能性があります)。高密度ロボットの設定方法については、「Windows Server の高密度ロボット用設定」ページをご覧ください。
レコーディング
For unattended faulted jobs, if your process had the Enable Recording option switched on, you can download the corresponding execution media to check the last moments of the execution before failure.
実行メディアに関する [表示] 権限を持っている場合は、[ジョブ] ウィンドウに [記録をダウンロード] オプションが表示されます。
4 日前に更新