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Orchestrator ユーザー ガイド
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Last updated 2024年10月9日

マシン

Orchestrator では、マシン オブジェクトが UiPath Robot と Orchestrator との接続を認証する API キーを生成します。このキーを使用して、Orchestrator と実行に使用するインフラストラクチャとの接続を確立します。

このガイドの目的に従い、「ホスト マシン」という用語は UiPath Robot がインストールされた (物理または仮想) ワークステーションを表すものとします。

[マシン] ページでは、UiPath Robot を Orchestrator に接続するために使用するマシン エンティティをプロビジョニングし、管理できます。このページには、既存のマシンとそれらの種類が表示されます。マシンはグローバルなリソースなので、フォルダーをまたがって使用できます。

マシン テンプレート

同じキーを使用して、複数のアカウントの UiPath Robot を Orchestrator に接続できるようにします。生成されるキーは、マシン名に関する制約が一切なく、UiPath Robot がインストールされたすべてのマシンで使用できます。そのため、マシンがどのように設定されていても (たとえば、ユーザーがログオンするたびにワークステーションの名前が変わるなど) そのキーを使用することができます。

Orchestrator の設定

  • マシン テンプレート (名前は関係ありません)

  • 各アカウント (構文 domain\username で定義されるディレクトリ ユーザー、または構文 machine_name\username で定義されるローカル ユーザー) のフローティング ロボット
  • これにより、それらすべてのアカウントが、そのマシン テンプレートのキーを使用して UiPath Robot を Orchestrator に接続できるようになります。

注: メンテナンス モードが有効化されている間は、同じマシン テンプレートを使用して接続されたマシンには新しいジョブは割り当てられませんが、既存のジョブを完了することはできます。

詳しくは、「メンテナンス モード」のトピックをご覧ください。

標準マシン

UiPath Robot を 1 台のワークステーション上の Orchestrator とのみ接続できます。標準マシンのキーが、標準マシンに指定されたのと同じ名前のワークステーション 1 台に対して生成されます。これは、UiPath Robot の接続先を特定のマシン上の Orchestrator に限定する必要がある場合に推奨されます。接続するマシンの名前が毎回同じであるような場合に適しているからです。

一般的な使用シナリオとして、次のようなものがあります。

  • パーシステント仮想デスクトップ インフラストラクチャー (VDI) - エンド ユーザーが毎日同じワークステーションを使用する、プライベート ワークステーション
  • マシン/アカウントの組み合わせが固定された環境

Orchestrator の設定

  • 標準マシン (Orchestrator に接続する UiPath Robot がインストールされているマシンと名前を厳密に一致させる必要があります)。

  • そのマシンを使用する各ユーザー (構文 domain\username で定義される AD ユーザーまたは構文 machine_name\username で定義されるローカル ユーザー) の標準ロボット
  • これにより、同じ名前のワークステーションを使用するすべてのユーザーが、標準マシンのキーを使用して UiPath Robot を Orchestrator に接続できるようになります。ワークステーションの名前が変更された場合は、標準ロボットを削除して、新しい名前で再度作成する必要があります。

マシン名の検索

マシン名は、複数の方法で検索できます。最も一般的な方法は、次の 3 つです。

  • コマンド プロンプトを開き、hostname と入力します。
  • UiPath ロボット トレイの [Orchestrator の設定] ウィンドウ
  • コントロール パネル - Control Panel\System and Security\System


モダン フォルダーにおける標準マシン

クラシック フォルダーからモダン フォルダーへ簡単に移行できるように、標準マシンをモダン フォルダーに関連付けることができます。これにより、移行時にマシン キーを変更しなくても済みます。

標準マシンがクラシック フォルダーとモダン フォルダーの両方で同時に動作することはできないため、クラシック モデルが優先されます。アクティブなロボットが定義されている限り、標準マシンはクラシック フォルダーで動作します。クラシック コンテキストで使用されているすべてのロボットを無効化すると、モダン フォルダーで使用できるようになります。

アカウントとマシンのマッピング

アカウントとマシンのマッピングでは、特定のアカウントによるプロセスの無人実行を特定のマシン テンプレートに関連付けることができます。これにより、オートメーションの実行ターゲットをきめ細かく制御することができます。アカウントとマシンのマッピングはグローバル マッピング (テナント ベースで、特定のフォルダーに関連付けられていない)、またはカスタム マッピング (特定のフォルダーのコンテキストでカスタマイズされている) です。

アカウントとマシンのマッピングの設定方法については、こちらをご覧ください。



マシンの権限

[マシン] ページでさまざまな操作を実行できるようにするためには、マシンに対する該当する権限を持つ必要があります。

  • マシンとそれに関連する詳細情報の表示 - マシンに対する [表示]
  • マシンの編集 - マシンに対する [編集]
  • マシンの作成 - マシンに対する [作成]
  • マシンの削除 - マシンに対する [削除]
  • テナント レベルでのアカウントとマシンのマッピングの変更 - マシンに対する [表示]、マシンに対する [編集]、またはマシンに対する [表示]、マシンに対する [作成]
  • フォルダー レベルでのアカウントとマシンのマッピングの変更 - フォルダーに対する [編集] またはサブフォルダーに対する [編集]
注: 標準ロボットを作成するには、マシンに対する表示権限が必要です。

Robot のバージョン

[マシン] ページでは、[インストールされたバージョン] 列で Robot のバージョンを確認できます。標準ロボットのバージョンは、UiRobotSvc サービスが起動または再起動されるときに取得されます。Attended フローティング ロボットは、Robot が Orchestrator に接続されるときに取得されます。想定されるさまざまなシナリオに従って、次の項目が表示されます。

  1. ロボット接続なし

    • マシン上にロボットがプロビジョニングされていません
  2. 不明

    • 1 台以上のロボットが作成されていますが、いずれも接続されていません
    • ロボット-Orchestrator 間の接続が確立した後に、1 台以上のロボットが作成されました
  3. インストールされたバージョン

    • 18.2.0 以降のバージョンの Robot が登録され、接続されています
    • 18.2.0 以降のバージョン (同じバージョン) の複数の Robot がプロビジョニングされ、すべて接続されています

      たとえば、18.2.4 の Robot を 1 つプロビジョニング済みで、それが接続されている場合は、18.2.4 と表示されます。バージョン 18.3.0 の Robot が多数 (たとえば 11) プロビジョニングされ、それらがすべて接続されている場合は、18.3.0 と表示されます。

  4. < 18.2.0

    • 18.2.0 より前のバージョンの Robot 1 台が登録され、接続されています
    • 18.2.0 より前のバージョンの複数の Robot がプロビジョニングされ、すべて接続されています

      たとえば、18.1 の Robot を 1 つプロビジョニング済みで、それが接続されている場合は、<18.2.0 と表示されます。同様に、バージョン 17.1.0 および 18.2.0 の Robot (たとえば、それぞれ 9 つと 5 つ) がプロビジョニングされ、それらがすべて接続されている場合は、<18.2.0 と表示されます。

  5. [異なるバージョン番号]

    • 異なるバージョンの Robot 2 台以上が登録され、すべて接続されています

      たとえば、合計 14 台の Robot (18.3.0 の Robot 10 台、18.2.4 の Robot 2 台、18.2.0 より前の Robot 2 台) をプロビジョニングしたとします。この場合、「3 バージョン」と表示されます。

特定のマシンに接続されている各ロボットのバージョンを確認するには、[その他のアクション] ボタンをクリックし、次に [インストールされたバージョンを表示] をクリックします。

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