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Process Mining
オートメーションの連携をセットアップする
オートメーションをトリガーするには、オートメーションの連携をセットアップする必要があります。以下のセクションで、Process Mining プロセス アプリにオートメーションの連携をセットアップする手順について説明します。
プロセス アプリからトリガーできるオートメーションには 2 種類があります。
-
手動でトリガーするオートメーションは、ビジネス ユーザーがプロセス アプリのダッシュボードから開始します。
-
自動的にトリガーされるオートメーションは、プロセス アプリへのデータの取り込み中に、タグで事前定義した条件が成立すると開始されます。
手動トリガーは、開発アプリとパブリッシュ済みアプリの両方から可能です。自動トリガーは、パブリッシュ済みアプリでデータを取り込むときにのみ適用されます。
Send_Email_example_files.zip ファイルをダウンロードすると、オートメーションの連携を簡単に設定してご自身でメールを送信できます。
Send_Email_example_files.zip ファイルの内容は以下のとおりです。
- SendEmail.zipファイル。Studio にインポートできるオートメーション ワークフロー プロジェクトが含まれます。
注:
このオートメーション ワークフローは v2022.10.5 の UiPath Studio で構築されています。
- simpleschema.json ファイル。このファイルを使用して Orchestrator キューを設定できます。
-
Process Mining のダッシュボード エディターで、オートメーションを連携できるようにするプロセス アプリを開きます。詳しくは、「ダッシュボード エディターを使用する」をご覧ください。
-
ダッシュボード エディターで [オートメーション マネージャー] オプションを選択し、オートメーション マネージャーを開きます。
-
[オートメーションを構築] を選択して Studio を開きます。詳しくは「オートメーション マネージャー」をご覧ください。
オートメーションの連携をセットアップするには、まず Studio でオートメーション ワークフローを作成します。たとえば、アイテムが Orchestrator のキューに追加されたときにメールを送信するオートメーションをセットアップできます。たとえば、このオートメーションを使用して、Process Mining で検出された支払遅延ケースに関する通知メールを送信できます。次の図に、オートメーション ワークフローの例を示します。
キューからのアイテムのプルを有効化する場合は、オートメーション ワークフローで [トランザクション アイテムを取得] アクティビティを定義します。
上の例では: [変数の値を設定] アクティビティを使用して、引数を、メールで使用可能な変数に設定します。Microsoft Office 365: [メールを送信] アクティビティを使用して、オートメーションから通知メールを送信します。
-
Studio でオートメーションをパブリッシュし、Orchestrator で利用できるようにします。
1. Orchestrator で、固有データ JSON スキーマを使用して新しいキューを作成します。データ JSON スキーマでは、オートメーションに必要な入力データを定義します。JSON スキーマがオートメーションで定義された引数と一致することを確認してください。
Process Mining では、Orchestrator の固有データ JSON スキーマ ファイルを含むキューのみがサポートされています。以下のコードに、Process Mining との連携を設定するために使用する固有データ JSON スキーマの例を示します。
{ "definitions": {},
"$schema": "http://json-schema.org/draft-07/schema#",
"$id": "http://example.com/root.json",
"type": "object",
"title": "The Root Schema",
"properties":{
"CaseID":
{ "type": "string"
},
"Supplier":
{ "type": "string"
},
"Value":
{ "type": "number"
},
"Email":
{ "type": "string"
}
}
}
{ "definitions": {},
"$schema": "http://json-schema.org/draft-07/schema#",
"$id": "http://example.com/root.json",
"type": "object",
"title": "The Root Schema",
"properties":{
"CaseID":
{ "type": "string"
},
"Supplier":
{ "type": "string"
},
"Value":
{ "type": "number"
},
"Email":
{ "type": "string"
}
}
}
2. キューにトリガーを追加し、Studio で作成したオートメーション ワークフローを、関連付けられたプロセスとして選択します。
Orchestrator にキューを作成済みである場合、そのキューを Process Mining プロセス アプリから参照できます。
-
Process Mining のダッシュボード エディターで、オートメーションの連携を有効化するプロセス アプリを開きます。詳しくは、「ダッシュボード エディターを使用する」をご覧ください。
-
ダッシュボード エディターで [オートメーション マネージャー] ボタンを選択し、オートメーション マネージャーを開きます。詳しくは、「オートメーション マネージャー」をご覧ください。
-
新しいオートメーションを追加して、Orchestrator キューを選択します。
- [オートメーションを接続] を選択します。
注:
オートメーションを作成していない場合は、[オートメーションを構築] オプションを選択して Studio を開き、オートメーションの構築を開始できます。
- [キューを追加] ダイアログで、使用する Orchestrator キューを選択します。Orchestrator キュー用の Data JSON スキーマ ファイルに定義されたデータ スキーマが読み込まれます。Process Mining では、固有データ JSON スキーマ ファイルを含む、Orchestrator 内のキューのみが利用可能です。
- オートメーションの入力フィールドをプロセス アプリで利用できる適切なデータ フィールドにマッピングします。
重要:
固有データ JSON スキーマで定義されているキュー入力フィールドのデータ型を確認し、正しい入力型を持つ Process Mining データ フィールドに入力フィールドをマップしてください。詳しくは、「アプリ テンプレート」をご覧ください。
注:特定のケース フィールドにマッピングする代わりに、テキスト入力フィールドに [Business user input] オプションを選択できます。これにより、ビジネス ユーザーはオートメーションのトリガー時にフリー テキストを入力できます。たとえば、説明やメール アドレスなどです。[Analyst input] オプションでは、ビジネス ユーザーに読み取り専用で表示されるカスタム テキストを入力できます。[ビジネス ユーザーの入力] オプションは、手動トリガーにのみ適用されます。 -
[一度に送信するケースの最大数] を入力すると、Orchestrator に送信できるケースの数を制限できます。
注:特定のユース ケースにおいてビジネス ユーザーが Orchestrator に送信できるケースの数の制限を検討することは、アナリストとして重要です。既定では、システムでは 50 個のケースをキューに送信できますが、この範囲を 1 から 100 の間で調整できるため、さまざまなシナリオに柔軟に対応できます。
-
[トリガー] リスト ボックスから、オートメーションに対するトリガーの種類を選択します。
オートメーションに自動トリガーを設定する場合は、トリガーの条件を定義したタグを追加します。フィルターの評価でこの条件が成立したケースが Orchestrator に送信されます。
注:各トリガー条件は互いに独立して評価されます。たとえば、ケース 001 にタグ A と B があるとします。A と B の両方にトリガー条件を設定した場合、このケースは Orchestrator に 2 回 (条件 A に一致したときと条件 B に一致したとき) 送信されます。
- [オートメーションを接続] を選択します。
-
プロセス アプリをパブリッシュし、そのプロセス アプリでオートメーションを利用できるようにします。
- [パブリッシュ] を選択します。
オートメーションのトリガーの種類として [手動] を選択すると、ビジネス ユーザーはパブリッシュ済みのプロセス アプリからオートメーションをトリガーできます。[オートメーションをトリガー] オプションは、ほとんどのダッシュボードとグラフで利用できます。次の図に例を示します。
When the user has selected objects that are candidate for automation, the Trigger an automation option can be selected to enter the input data for the automation.The following illustration shows an example.
ケースを選択するたびに Orchestrator のキューにキュー アイテムが作成され、このキュー アイテムによって、Studio で定義したオートメーションがトリガーされます。
パブリッシュ済みのプロセス アプリからオートメーションをトリガーする方法について詳しくは、「オートメーションをプロセス アプリからトリガーする」をご覧ください。
プロセスで特定のイベントが発生したときに、自動トリガーでオートメーションを開始できます。これにより、ケースに即時で対処でき、効率の向上とワークフローの合理化が実現します。
オートメーションのトリガーの種類として [自動] を選択すると、トリガーの条件が成立したときにオートメーションが自動的にトリガーされます。プロセス アプリのデータを取り込むたびに評価されるタグで、トリガーの条件を指定します。ケースで条件が成立するたびに Orchestrator のキューにキュー アイテムが作成され、このキュー アイテムによって、Studio で定義したオートメーションが開始されます。