プロセスアプリにデータ制限を設定する

注:

プロセスアプリにデータ制限を設定するには、アプリに対する編集権限が必要です。

はじめに

編集権限がある場合は、プロセスアプリにデータの制限を設定できます。データを制限することで、ビジネスユーザーに対して表示されるデータフィールドやレコードを定義できます。たとえばデータに機密情報が含まれている場合に、特定のフィールドのデータに制限をかけることができます。制限付きフィールドを使用しているグラフやダッシュボードは表示されず、ビジネスユーザーに対してはグラフに制限付きデータが含まれている旨を知らせるメッセージが表示されます。また、レコードのアクセスポリシーに基づくフィルターを定義して、ビジネスユーザーが利用できるデータを制限することもできます。

ダッシュボードやグラフで使用されるデータを制御することで、組織のより広い範囲にアプリを共有できます。

データ制限は、プロセスアプリの編集時に定義できます。アプリを編集する方法について詳しくは、「プロセスアプリを編集する」をご覧ください。

制限付きフィールド

制限付きフィールドは、ビジネスユーザーがプロセスアプリで利用することはできません。制限付きフィールドはセレクターにもグラフにも表示されません。また、ダッシュボードへのリンクを受け取って、そのリンクからダッシュボードにアクセスした場合にも表示されません。この場合、新しいリンクを提供するか、ユーザーに対してデータの制限を解除する必要があります。

注:

プロセスアプリのアクセス権を管理する際、制限されたフィールドへのアクセス権をユーザーやグループに付与できます。

データの制限のためにフィールドを選択する

プロセスアプリで非表示にするフィールドを選択するには、以下の手順に従います。

アイコンを選択し、[設定] を選択します。
[データ] タブに移動します。
[制限付きフィールド] リストから制限するフィールドを選択します。制限付きフィールドがリストの下に表示されます。以下の画像に例を示します。
手順 2 を繰り返し、制限付きフィールドをさらに追加します。このフィールドはプロセスアプリで利用できなくなります。

制限付きフィールドを削除する

データの制限を取り消すには、以下の手順に従います。

[ 制限付きフィールド ] リストから削除するフィールドを見つけ、削除アイコンを選択します。

注:

フィールドが [制限付きフィールド] リストから削除されます。警告は表示されません。

レコードのアクセスポリシー

レコードのアクセスポリシーとは、そのレコードのアクセスポリシーを割り当てたビジネスユーザーがどのデータを利用できるかを定義するフィルターです。プロセスアプリでは、フィルターはレコードのアクセスポリシーを割り当てたビジネスユーザーに既定で適用され、変更することはできません。

注:

プロセスアプリのアクセス権を管理する際、レコードのアクセスポリシーをユーザーやグループに割り当てて、ユーザーのデータアクセスを制限できます。

データの制限のためにレコードを選択する

ユーザーまたはグループに割り当て可能なレコードのセットを選択するには、以下の手順に従います。

アイコンを選択し、[設定] を選択します。
[データ] タブに移動します。
[ + ポリシーを作成] を選択します。 [ ポリシーを作成 ] パネルが開き、レコードのアクセスポリシーを定義するフィルターを追加できます。フィルターの定義について詳しくは、「フィルター」をご覧ください。

注:
制限付きフィールドはレコードのアクセスポリシーの対象として選択できません。
[Save & Next] を選択します。
レコードのアクセスポリシーの名前と、必要に応じて説明を追加します。この名前は、ユーザーまたはグループの権限を追加する際に、[レコードのアクセス権] リストに表示されます。
手順 2、3、4 を繰り返して、レコードのアクセスポリシーをさらに追加します。