[プロセス モデルを検出] や [BPMN モデルをインポート] を使用する

はじめに

このページでは、Discover プロセス モデルまたはインポート BPMN モデルから作成されたプロセス グラフの特定の要素について説明します。

注: 検出モデルまたはインポート BPMN モデルから作成されたプロセス グラフは、同じセマンティクスを使用します。プロセス アプリに使用するプロセス モデルは、アプリの作成時に選択されます。

「プロセスモデルを選択する」および「BPMN モデルをインポートする」をご覧ください。

プロセス グラフは、検出モデルまたはインポートした BPMN モデルと、ユーザーのデータを組み合わせたものです。プロセスのイベント ログはこのモデルに連携しており、排他的選択、並列処理、ループなどの動きを確認できます。このような動きは、いわゆるゲートウェイとして常にペアで示されます。

Discover または BPMN プロセス モデルで使用されるノードの種類

ノードの種類	例	説明
排他的な選択		排他選択では、A または B のいずれかが発生します。 最上位のゲートウェイはオープン ゲートウェイと呼ばれ、選択動作が始まる場所を示します。 最下位のゲートウェイはクローズ ゲートウェイと呼ばれ、選択動作が終了する場所を示します。
ループ		ループでは、C が最初に実行され、その後、ループ動作の一部として D が発生します。 最上位のゲートウェイはオープン ゲートウェイと呼ばれ、ループ動作が始まる場所を示します。最下位のゲートウェイはクローズ ゲートウェイと呼ばれ、ループ動作が終了する場所を示します。
並列処理		並列処理では、E と F は並列に発生します。 最上位のゲートウェイはオープン ゲートウェイと呼ばれ、並列が始まる場所を示します。 最下位のゲートウェイはクローズ ゲートウェイと呼ばれ、並列動作が終了する場所を示します。

メトリック計算

Discover プロセス モデルまたは BPMN プロセス モデルでは、一部のメトリックの計算方法が若干異なります。

• バリアントで並列処理が考慮されるようになりました。 たとえば、<A, B, C> と <A, C, B> という 2 つのケースがあり、B と C が並行して発生する場合、単一のバリアントが作成されるようになったということです。

• タイミングで並列処理が考慮されるようになりました。 つまり、タイミング メトリックがより正確になるということです。

フィルター

Discover プロセス モデルまたは BPMN プロセス モデルでは、フィルターはほぼ通常どおり機能します。 ただし、[次で始まる]、[次で終わる]、[直後に続く]、[間接的に続く] の各フィルターでは、ゲートウェイ、特に並列処理が考慮されます。

たとえば、プロセスがアクティビティ A と B を含む並列動作で開始される場合、[A で始まる] フィルターと [B で始まる] フィルターはどちらも true を返します。