基本的なトラブルシューティング ガイド

はじめに

この「トラブルシューティング」のページの目的は、Process Mining の使用時によく直面する問題や質問のナレッジ ベースを提供することです。起こり得る問題すべてを網羅したリストではなく、最も一般的な問題についてガイダンスを提供することを目的としています。このページに記載されていない問題が発生した場合は、UiPath® テクニカル サポートまでお気軽にお問い合わせください。

データベースからのデータ実行をキャンセルする方法

このセクションでは、データ実行が失敗した場合に、データベースからのデータ実行を手動で停止する方法について説明します。

次の手順を実行します。

1. データ実行をキャンセルするプロセス アプリのアプリ ID を取得します。詳しくは、「プロセス アプリのプロパティ」をご覧ください。

2. データベース管理者に連絡して、AutomationSuite_ProcessMining_Metadata データベースで次の SQL クエリを実行してもらいます。

   with Ingestion_tbl as (select top 1 * from dbo.Ingestions where AppId = '<app ID>' and [Status] = 1 order by LastUpdated desc) update Ingestion_tbl set [Status]=3。<app ID> は、手順 1 で取得したアプリ ID に置き換える必要があります。
   次の図に例を示します。

   

3. Process Mining ポータル ページを更新します。

4. プロセス アプリのデータをアップロードします。

SQL Server ポート 1433 を使用する IP テーブル ルールを追加する方法

Airflow メタデータの SQL Server データベース AutomationSuite_ProcessMining_Metadata に使用できるポートは、既定の SQL Server ポートである 1433 のみです。組織のポリシーやファイアウォール ルールでポート 1433 の使用が許可されていない場合は、SQL Server の IP アドレスのポート 1433 に宛てられた受信トラフィックを別の SQL Server の IP とポートにリダイレクトできます。

次の Linux コマンドを使用して、IP テーブルの PREROUTING チェーンに nat ルールを追加します。

iptables -t nat -A PREROUTING -d <sql server IP> -dport 1433 -j DNAT --to-destination <sql server ip>:<sql server port>

<sql server IP> と <sql server port> を、それぞれ該当の SQL Server の IP アドレスとポート番号に置き換えます。

注:

このコマンドは、root ユーザーまたは sudo ユーザーとして実行する必要があります。

ノードレベルからも接続を使用できるようにするには、出力チェーンに追加のルールが必要です。

iptables -t nat -A OUTPUT -p tcp -d <sql server IP> --dport 1433 -j DNAT --to-destination <sql server ip>:<sql server port>

iptablesコマンドは、クラスターのすべてのノードで実行する必要があります。

IP テーブルのルールを永続化するには、次のコマンドを実行します。

iptables-save > /etc/sysconfig/iptables
systemctl enable iptables

プロセス アプリの作成時にステータスが [アプリを作成中] のまま変わらない

考えられる原因

インストールまたはアップグレード時にデータベース サービスが正しく設定されていません。

解決策

プロセス アプリのセキュリティを設定してください。詳しくは、「プロセス アプリのセキュリティを設定する」をご覧ください。

注:

SQL Server の権限を更新できない場合は、app_security_mode を system_managed から single_account に変更することをお勧めします。