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Apps ユーザー ガイド
カスタム リスト
[カスタム リスト] は動的なテンプレートベースのコントロールで、非常に高い柔軟性を持つさまざまなコントロールが組み込まれています。標準のリスト コントロールとは異なり、[カスタム リスト] ではレイアウト内でさらに多くのコントロールを使用できるため、効果的なメール リスト グリッドを作成するなどのタスクに適しています。
[カスタム リスト] には 2 種類のプロパティがあります。1 つはメイン コントロール用、もう 1 つはその中のテンプレート用です。
[カスタム リスト] とその [テンプレート] のプロパティを切り替えるには、キャンバスでコントロールをクリックするか、画面左側のツリー ビューからコントロールを選択します。
ThisRow
キーワードはカスタム リストのデータの各行を表します。
ThisRow
キーワードを使用します。詳細については、例を参照してください。
-
パフォーマンス上の理由から、いくつかのコントロールは [カスタム リスト] に含めることができません。
-
編集グリッド
-
表
-
カスタム リスト
-
カスタム HTML
-
タブ
注:4 項目を超えるリストベースのコントロールでは、[ドロップダウン] コントロールを使用することをお勧めします。
-
-
コントロール名が IntelliSense によって検出されていても、
MainPage.Header
のように [カスタム リスト] コントロールを直接参照することはできません。 -
[カスタム リスト] のコンテキストと他のコンテナー コントロールの間でコントロールをドラッグすると、無効な式が発生し、一部はアプリのプレビュー時にのみ表示される場合があります。これは、[カスタム リスト] のコンテキスト内のバインド (
ThisRow
キーワードを使用) が、[カスタム リスト] の外部では無効になるためです。
- データ ソース - リスト表示のデータ ソースです。有効なデータ型は DataTable と Object Array です。
- 非表示 - true に設定すると、実行時にコントロールが非表示になります。
- 無効 - false に設定すると、アプリ ユーザーがリストを操作できます。true に設定すると、リストは読み取り専用ステートになります。
-
コントロールの配置 - 既定では、親の配置を継承します。親とは異なる配置を設定することもできます。既定の親の配置に戻すには、現在優先されているオプションの選択を解除します。
注: 配置は、親に対して選択したレイアウト ([縦方向]/[横方向]) によって異なります。 - レイアウト - カスタム リスト内のテンプレートの位置をカスタマイズします。
- 縦方向 - テンプレートは縦方向に配置されます。
-
横方向 - テンプレートは横方向に配置されます。
-
グリッド - テンプレートはグリッド形式で配置されます。
-
間隔 (ピクセルのみ) - テンプレートが [縦方向] または [横方向] のレイアウトで配置されている場合のテンプレート間の間隔です。
-
左右の間隔/上下の間隔 - テンプレートが [グリッド] のレイアウトで配置されている場合のテンプレート間の左右および上下の間隔です。
-
幅 - テンプレートの幅です。
-
テンプレートの高さ - テンプレートの高さです。
注:-
[横方向] レイアウトでは、[幅] はピクセル単位、[高さ] はピクセル単位、
%
、em
、またはauto
で設定されます。 -
[縦方向] レイアウトでは、[高さ] はピクセル単位、[幅] はピクセル単位、
%
、em
、またはauto
で設定されます。 -
[グリッド] レイアウトでは、[高さ] と [幅] の両方がピクセル単位になります。
-
マージン- レイアウトのマージンです。既定では 4px のマージンが設定されています。[上/下] および [左/右] のプロパティがそれぞれ組み合わされています。これらのプロパティの組み合わせは、[マージン] セクションの右側にある [リンク] ボタンをクリックして解除できます。
- サイズ - カスタム リストのピクセル単位の [幅] と [高さ] です。既定値は次のとおりです。
- [横方向] レイアウト: [幅] は 800 ピクセル、[高さ] は auto
- [縦方向] レイアウト: [幅] は auto、[高さ] は 400 ピクセル
- [グリッド] レイアウト: [幅] は 800 ピクセル、[高さ] は 400 ピクセル
-
コントロールの配置 - 既定では、親の配置を継承します。親とは異なる配置を設定することもできます。既定の親の配置に戻すには、現在優先されているオプションの選択を解除します。
注: 配置は、親に対して選択したレイアウト ([縦方向]/[横方向]) によって異なります。 -
レイアウト - テンプレート内のコントロールの位置を決定します。
- 横方向/縦方向 - コントロールの向きです。
- 配置- テンプレート内のコントロールの配置です。
- 折り返しを許可 - 選択すると、テンプレートがコンテナー内で折り返されます。
-
スクロールを許可 - 選択すると、テンプレート内でのスクロールが許可されます。[スクロールを許可] を有効化するには、テンプレートの高さ (縦レイアウト) または幅 (横レイアウト) が固定である必要があります。
-
背景色 - テンプレートの背景色です。
-
枠線 - コントロールの枠線です。枠線の太さ、色、半径を設定できます。
-
フォント - テンプレートのフォント ファミリです。テンプレート内のすべてのコントロールで同じフォント ファミリが使用されます。既定では、テンプレートはカスタム リストのフォント ファミリを継承します。
-
マージン- レイアウトのマージンです。既定では 0px のマージンが設定されています。[上/下] および [左/右] のプロパティがそれぞれ組み合わされています。これらのプロパティの組み合わせは、[マージン] セクションの右側にある [リンク] ボタンをクリックして解除できます。
-
パディング - テンプレートのパディングです。既定では、16px のパディングが設定されています。[上/下] および [左/右] のプロパティがそれぞれ組み合わされています。これらのプロパティは、[パディング] セクションの右側にある [リンク] ボタンをクリックして解除できます。
-
詳細設定 - コントロールの flex プロパティを表示します。
-
Flex basis - Flex 項目の元のサイズを設定してから、余分なスペースを均等に割り付けるか、除去します (
px
、%
、em
、auto
)。 -
伸び率 - 余分なスペースがある場合、flex 項目を、他の項目を基準にしてどれだけ拡大するかを指定します。
-
縮み率 - 十分なスペースがない場合、flex 項目を、他の項目と比較してどれだけ縮小するかを指定します。
詳しくは、Mozilla Developer Network のドキュメントをご覧ください。
-
プロパティ名 |
データ型 |
アクセス権限 |
例 |
---|---|---|---|
無効 |
Boolean |
読み取り/書き込み |
- |
非表示 |
Boolean |
読み取り/書き込み |
- |
SelectedItem |
データ ソースの型と [カスタム リスト] 内のコントロールのリストの和集合 |
読み取り/書き込み |
[データ ソース] がエンティティであるとします。このエンティティの行にアクセスする値は、以下のようになります。
カスタムリストに [日付の選択] があるとします。この [日付の選択] コントロールにアクセスする値は、以下のようになります。
|
SelectedItemIndex |
Integer |
読み取り専用 |
現在選択されている行のインデックスを返します。
|
ThisRow |
Data Source フィールドと同じ |
読み取り専用 | データ ソースの現在のレコードを参照します。カスタム リスト内のフィールドを設定するために使用します。
|
[データ ソース] フィールドでエンティティを参照するとします。このエンティティには cvxz"FirstName".vcc という名前の列があります。
この列を [カスタム リスト] 内の [テキストボックス] コントロールにバインドするには、次の式を使用できます。
ThisRow.Firstname
ThisRow.Firstname
はじめに
このアプリはカスタム リスト機能を示します。
デモアプリ (ご自身でお試しください)
デモ アプリ (使用方法)
-
UiPath® Apps で新しいアプリを作成し、ダウンロードしたデモ アプリをインポートします。
-
いくつかのエラーが見つかる可能性があります。これらを修正するには、参照されるエンティティ「Country」、「EmailInbox」、「Employees」、「Employees2」、「System Users」をご自身のテナントのエンティティに置き換えます。
-
カスタム リストのフィールドを操作するには、アプリをプレビューします。