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ダッシュボードとグラフを使用する
プロセス アプリでは、データとあらゆるバリアント、そして関連する主要業績評価指標 (KPI) を使用して、実際のプロセスを隅々まで可視化し、分析します。プロセス アプリは複数のダッシュボードから構成され、入力データのさまざまな領域を可視化します。
グラフとは、ダッシュボード上のデータを可視化するために使用される、ダッシュボードの項目のことです。たとえば、プロセス グラフ、棒グラフ、クロス分析表などです。
左側では、それぞれ異なるグラフが表示される 2 つのタブを使用できます。上の例では、[Details] タブと [Trend] タブです。右側にはプロセス グラフというグラフが 1 つ表示されます。
ダッシュボードの上部にある KPI バーには、最も重要な KPI が表示されます。KPI とは、特定の特性の実績値を経時的に評価するための測定可能な値です。KPI は Key Performance Indicator (主要業績評価指標) の略です。
KPI により、プロセスの進捗と品質を定期的に確認できます。その目的は、すべてが想定どおりに進んでいるかどうかを判断することです。想定とは異なる場合は、さらに詳細な分析を行い、プロセスを改善または変更するための対策を講じることができます。
各要素についての説明は以下のとおりです。
要素 |
説明 |
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黒い数字は、選択された期間を表しています。 |
|
上矢印の付いた数字は、前の期間よりも増えていることを意味しています。 |
|
下矢印の付いた数字は、前の期間よりも減少していることを意味しています。 |
メトリックを使用すると、プロセスのパフォーマンスを測定できます。メトリックは、各カテゴリの値、たとえばケース数やケースの割合などの計算に使用します。たとえば、Purchase-to-Pay の [Analysis] - [End to end] ダッシュボードの初期値は [Number of items] です。メトリック セレクターで別のメトリックを選択すると、ダッシュボードの各カテゴリの値が変更されます。
ほとんどのダッシュボードとグラフでは、イベント スループット時間とイベント サイクル時間のメトリックを利用できます。
イベント スループット時間はイベントの実行に要する時間で、イベント終了と前回のイベント終了の間の期間が計算されます。この場合、前のイベントの実行間の待機時間もすべてイベント スループット時間に含まれます。イベント サイクル時間は、イベントの実行に要する実際の時間であり、イベント開始からイベント終了までの期間が計算されます。この場合、待機時間は計算に含められません。
イベント サイクル時間は、event_start と event_end の両方がデータセット内で定義されている場合にのみ利用可能です。イベント サイクル時間は、event_start と event_end の間の時間で計算されます。この場合、すべてのイベントに event_start が定義されている必要があります。(event_start は、データセット内のすべてのレコードに null ではない値が含まれている場合にのみ考慮されます。) トランジションの待機時間は、event_end から次のイベントの event_start までの期間として計算されます。
グラフのデータは、選択したフィールドとメトリックに基づいて表示されます。フィールドを選択すると、ダッシュボードのレコードの分類方法が決定されます。たとえば、Purchase-to-Pay の [Analysis] - [End to end] ダッシュボードで最初に選択されているフィールドは [Variant] で、メトリックは [Number of items] です。つまり、すべてのケースはバリアントによって分類され、各バリアントではケースの数が表示されます。
セレクターで別のフィールドやメトリックを選択すれば、ダッシュボードのデータも変化します。
ダッシュボードには複数のグラフが表示される可能性があるため、一部のグラフが他より小さくなる場合があります。水平方向または垂直方向の分割線を使用すると、グラフのサイズを変更できます。棒グラフの列のサイズを変更することもできます。
グラフや列のサイズを変更すると、ブラウザーの新しいステートが保存され、次回ダッシュボードを開いたときにそれが自動的に適用されます。
グラフを詳しく見たい場合は、[全画面表示] ボタンをクリックすると、グラフを拡大して全画面表示モードで表示できます。[全画面表示を終了] ボタンをクリックすると、グラフを通常のサイズに縮小できます。以下の画像に例を示します。
データセット内で選択すると、ダッシュボードに表示される情報に基づいて、データセットの特定の部分が拡大されます。選択は、グラフやチャート上でマウスをドラッグするか、クリックすることで開始されます。選択を適用するとフィルターが作成され、選択した項目に従ってダッシュボードのデータが変更されます。
グラフでの選択内容に基づいてフィルターを作成するには、以下の手順に従います。
- グラフをクリックし、ドラッグして選択します。 選択項目がグラフ内で強調表示されます。
- 右クリックでコンテキスト メニューを開きます。
- メニューから [フィルター] > [選択した値でフィルター] を選択します。
傾向グラフで期間を選択すると、選択内容に基づいて [カスタム期間] フィルターが作成されます。分布グラフで範囲を選択すると、[詳細フィルター] パネルにフィルターが追加されます。
グラフで利用可能な他のアクションに対してデータを選択することもできます (エクスポートなど)。
[共有] オプションを使用して、ダッシュボードの URL を他のユーザーと共有できます。現在のダッシュボード ビューを共有します。
共有相手がアプリに対して同じアクセス許可を持っていない場合、共有結果が異なることがあります。
ダッシュボードの URL を共有するには、以下の手順に従います。
-
共有するダッシュボードへ移動します。
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コンテキストを作成する場合は、必要に応じてフィルターを追加します。
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プロセス アプリのヘッダー バーにある [共有] アイコンを選択します。
現在のダッシュボードの URL を示すポップアップ ウィンドウが表示されます。 -
[コピー] を選択して、URL をクリップボードにコピーします。
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共有する相手のユーザーにリンクを送信します。
この URL で全画面表示の状態がキャプチャされます。これにより、全画面表示モードのグラフのリンクを共有できます。
この URL では、比較フィルターもキャプチャされます。このため、比較ビューへのリンクを共有できます。