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Studio ガイド
Java 向け拡張機能
次の手順で UiPath Java 拡張機能をインストールします。
- まず、実行中の Java アプリケーションをすべて閉じます。Studio を起動して、Studio の Backstage ビューから [ツール] タブにアクセスします。インストールする拡張機能が表示されます。[Java 拡張機能] ボタンをクリックします。拡張機能がインストールされたことを知らせる確認メッセージが表示されます。
- 管理者権限にて、コマンド プロンプト ウィンドウで
C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\UiPath\SetupExtensions.exe /Java
コマンドを実行します。
Studio と UI Explorer は、Java アプリ内でコントロールを選択しようとしたときにブリッジが検出されないと UiPath Java 拡張機能をインストールするように要求します。UI Explorer によってプロンプトが表示されたときに UiPath 拡張機能をインストールすることを選択すると、Java Bridge ファイルは JDK ディレクトリではなくターゲット Java アプリケーションを起動した JRE ディレクトリにのみデプロイされます。
拡張機能が正しく動作していないかどうかを確認するには、UI Explorer を開き、Java アプリケーション内のコントロールを選択してください。ウィンドウ全体が選択されている場合は、拡張機能が正しく機能していないことを意味しています。
Java コントロール向けに生成されたセレクターによって、拡張機能が適切にインストールされているかどうかを確認できます。
- Java コントロールの有効なセレクター:
<wnd app=”...” /><java role=”...” />
- Java コントロールの無効なセレクター:
<wnd app=”...” /><ctrl role=”client” />
cls
属性 (ウィンドウ クラス名) を確認します。クラス名は、SunAwtFrame
または javax.swing
のようになっているはずです。
プロセスは、その DPI スケーリングに関係なく、Java アプリケーションを操作できます。
UiPath Java 拡張機能のインストールは、ScreenScrapeJavaSupport ツールを使用して行うこともできます。
UiPath Java 拡張機能のインストール場所をカスタマイズするには、以下の手順を実行する必要があります。
- UiPath Java 拡張機能をインストールするマシン上に新しいフォルダーを作成し (例:
C:\UiPathJavaExt
)、そこに次のファイルをコピーします。UiPathBridge.jar
-%UserProfile%\.nuget\packages\uipath\20.xx.xxxx\build\UiPath\JavaSupport
ディレクトリにあります。UiPathJavaBridgeV8.dll
およびUiPathJavaBridgeV8_x64.dll
は%UserProfile%\.nuget\packages\uipath\20.xx.xxxx\build\UiPath
ディレクトリにあります。両方のファイルをコピーする必要はありませんが、両方コピーすることで、JRE と UiPath Java Bridge 間のバージョンの不適合によって発生する恐れのある問題を予防できます。
- UiPath が拡張機能をインストールするときに使用する Java 拡張機能セットアップ メカニズムでは、Java のインストール ディレクトリ (通常は
C:\Program Files (x86)\Java\jre1.8.0_xx
) に、UiPathBridge.jar
とaccessibility.properties
ファイルをデプロイします。カスタム フォルダーから UiPath Java 拡張機能を使用するには、次の手順に従い、これらのファイルの依存関係を緩める必要があります。UiPathBridge.jar
ファイルについては、拡張機能を使用する Java アプリケーションを開始する際に、UiPathBridge.jar
およびUiPathJavaBridgev8.dll
ファイルをコピーしたフォルダー (C:\UiPathJavaExt
など) を指定する必要があります。-Djava.ext.dirs = C:\UiPathJavaExt
引数を使用して指定します。accessibility.properties
ファイルについては、次の 2 つの方法があります。%userprofile%
ディレクトリにある、グローバル設定ファイルaccessibility.properties
にassistive_technologies=UiPath.UiPathBridge
パラメーターを追加します。このファイルは、UiPath Java 拡張機能によってデプロイされるものとは異なり、その設定は Java のインストールによる設定よりも優先されることに注意してください。- 対象の Java アプリケーションを実行するときに、引数
-Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPath.UiPathBridge
を使用します。
システム プロパティを適切に対象の Java アプリケーションに渡す必要があります。それには、いくつかの方法があります。
_JAVA_OPTIONS
環境変数に、-Djava.ext.dirs=C:\UiPathJavaExt -Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPath.UiPathBridge
システム プロパティを含めます。JRE が環境変数のプロパティ、および対象のアプリケーションに読み込まれた UiPath Java 拡張機能のプロパティを読み込みます。- コマンド プロンプトで
C:\Program Files (x86)\Java\jre1.8.0_xx\bin\java.exe -Djavax.ext.dirs=C:\UiPathJavaExt -Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPath.UiPathBridge -jar SwingSet2.jar
コマンドを使用します。UiPath Java 拡張機能が正常に読み込まれたことを確認するメッセージが表示されます。 JAVA_TOOL_OPTIONS
環境変数に、-Djava.ext.dirs=C:\UiPathJavaExt -Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPath.UiPathBridge
システム プロパティを含めます。この方法は、Java 5 以降にしか使用できないことに注意してください。
プロパティを Java アプレットに渡すには、次のいずれかの方法を使用します。
appletviewer.exe
アプリケーションを使用するこの方法では、はじめに%userprofile%
フォルダー内に.java.policy
ファイルを作成し、そこに以下の記述を含める必要があります。grant { permission java.net.URLPermission "url_of_the_Java_applet", "<em>:</em>"; };
grant { permission java.net.URLPermission "url_of_the_Java_applet", "<em>:</em>"; };それが完了したら、対象のアプレットを次のコマンドとともにappletviewer.exe
から起動する必要があります。C:\Program Files (x86)\Java\jre1.8.0_xx\bin\appletviewer.exe -J-Djava.ext.dirs=C:\UiPathJavaExt -J-Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPath.UiPathBridge url_of_the_java_applet
- JRE で提供される Java コントロール パネルを使用します。
Java コントロール パネルでは、登録した JRE ごとにランタイム パラメーターを指定できます。そのため、対象のアプレットに
-Djava.ext.dirs=C:\UiPathJavaExt -Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPath.UiPathBridge
パラメーターを指定する必要があります。これにより、Java アプレットが起動するたびに UiPath Java 拡張機能が読み込まれるようになります。
下表は、上記の方法がサポートされている Java のバージョンとJava アプリケーションの種類を示したものです。
アプリケーションの種類 |
_JAVA_OPTIONS |
JAVA_TOOL_OPTIONS |
コマンド ライン パラメーター |
Java コントロール パネル - ランタイム パラメーター |
---|---|---|---|---|
Java デスクトップ アプリケーション |
Java 3 から Java 8 |
Java 5 から Java 8 |
Java 3 から Java 8 |
サポートされません |
Java を含むアプリケーション (
.exe )
|
Java 3 から Java 8 |
Java 5 から Java 8 |
Java 3 から Java 8 (
1 )
|
サポートされません |
Java アプレット |
Java 3 から Java 8 |
Java 5 から Java 8 |
サポートされません |
Java 3 から Java 8 |
Java Oracle フォーム |
サポートされません |
サポートされません |
サポートされません |
サポートされません |
1
) - 使用するコマンド ライン ツールによっては、環境変数を介して他にもパラメーターを渡す必要が生じる場合があります。
-Djava.ext.dirs
引数を使用できないことを意味します。このため、以下の手順を実行する必要があります。
- UiPath Java 拡張機能をインストールするマシン上に新しいフォルダーを作成し (例:
C:\UiPathJavaExt
)、そこに次のファイルをコピーします。UiPathBridge.jar
およびUiPathJavaServiceProvider.jar
-%UserProfile%\.nuget\packages\uipath\20.xx.xxxx\build\UiPath\JavaSupport
ディレクトリにあります。UiPathJavaBridgeV8.dll
およびUiPathJavaBridgeV8_x64.dll
は%UserProfile%\.nuget\packages\uipath\20.xx.xxxx\build\UiPath
ディレクトリにあります。両方のファイルをコピーする必要はありませんが、両方コピーすることで、JRE と UiPath Java Bridge 間のバージョンの不適合によって発生する恐れのある問題を予防できます。
- 前もって作成したフォルダーを対象の Java アプリケーションのクラス パスに追加します。
-cp, -classpath
コマンドを使用して追加できます。今回の例では、SwingSet2 を対象の Java アプリケーションとします。C:\Program Files (x86)\Java\jre1.9.0_xx \bin\java.exe -cp SwingSet2.jar;C:\UiPathJavaExt\* -Djavax.accessibility.assistive_technologies=UiPathJavaServiceProvider SwingSet2
パラメーターにより、Java 9 以降のアプリケーションでスケーリングが完全にサポートされます。スケーリングのサポートを有効化するために、自動化する Java アプリケーションに以下のパラメーターを追加することを検討してください。
sun.java2d.uiScale.enabled
- 未使用の場合または「true」の正確な文字列値に設定されている場合は true と見なされ、以下のスケーリング設定が考慮されます。「true」以外の値 (True、false、False、abc など) に設定すると、false と見なされ、追加のスケーリング調整は行われません。-
sun.java2d.uiScale
- 値は以下の 3 つの形式で渡されます。- 率 (0.5、2.3、1.5)
- パーセンテージ (100%、150%)
- DPI 値 (96dpi、120dpi)。スケーリングが有効な場合に考慮されます。両方の軸でスケーリングを変更します。
sun.java2d.win.uiScaleX, sun.java2d.win.uiScaleY
-sun.java2d.uiScale
パラメーターの場合に値を渡すことができます。どちらも Java アプリケーションで考慮されなければならない、不可欠な値です。これらはスケーリングの一般的な設定よりも具体的な値であり、3 つのパラメーターがすべて設定されている場合は、これらの値だけが考慮されます。