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Apps User Guide for Automation Suite
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Last updated 2024年4月19日

Orchestrator からプロセスを参照する

UiPath Apps の主な特徴の 1 つに、アプリを RPA オートメーションに簡単に接続できる機能があります。アプリは、プロセスに入力情報を提供するフロント エンドとして使用したり、ユーザーが出力情報を視覚的に確認するためのキャンバスとして使用したりできます。

注: Automation Suite では、スタンドアロン Orchestrator のプロセスを Apps に接続できます。
注: Apps を使用してあるプロセスから 2 番目のプロセスにデータ テーブルを送信すると、行内の列が同じ順序にならないことがあります。

Orchestrator からプロセスを参照する

一度プロセスが Orchestrator でパブリッシュされると、そのプロセスはアプリから参照できます。

以下の例では、既存のプロセスをアプリ内で参照する方法について説明します。

  1. 既存のアプリを App Studio で開き、キャンバスの上部から [任意に追加] docs image アイコンをクリックします。
  2. [プロセス] を選択して、プロセスの参照ダイアログを開きます。



  3. 現在のアカウントのテナントのリストが表示されます。必要なプロセスをホストするテナントを選択し、[次へ] をクリックします。



  4. 現在選択しているテナントのプロセスのリストが、フォルダーごとに整理されて表示されます。フォルダーの横の > アイコンをクリックすると、そのフォルダー内のプロセスが表示されます。
  5. 選択して強調表示されたプロセスについて、そのプロセスの説明と入力または出力が表示されます。
  6. アプリで使用するプロセスの横にあるチェックボックスをオンにして、[追加] ボタンをクリックします。プロセス選択ダイアログには、指定した Orchestrator テナントのすべてのプロセスが、フォルダーごとに整理されて表示されます。



注: プロセスの権限は Orchestrator で管理されます。App Studio にプロセスが表示されない場合は、そのプロセスに対する適切な権限が付与されていることを Orchestrator から確認してください。
重要:

プロセスの入力または出力で複雑な .NET オブジェクト (DataTable など) を使用している場合、App Studio は、既定ではそのオブジェクトのフィールドを認識できません。フィールドを指定するには、次の 2 つの方法があります。

  1. アプリに追加する前にプロセスを実行します。プロセスがオブジェクトを使用する場合、Apps によってジョブの履歴が確認され、そのオブジェクトのスキーマ/フィールドが自動的に検出されます。
  2. プロセスの入出力用のオブジェクト フィールドを手動で指定します。プロセスにジョブの履歴がない場合は、プロセスがアプリに追加された後に、アプリで使用するためにフィールドを手動で指定する必要があります。
  • 手動でプロセスに追加したパラメーターは、プロセスを更新すると削除されます。

これで、プロセスがアプリに追加されました。

Apps キャンバス上でプロセスの入力/出力をコントロールにバインドする

RPA プロセスはほとんどの場合、入力を受け取ったり、出力を表示したりします。アプリの UI の設計が終わったら、プロセスの入力や出力にコントロールを接続る必要があります。

以下の例では、入力をテキスト ボックスにバインドし、出力をラベルとして表示させる方法を説明します。このアプリは、銀行の窓口担当者が現金で預金を受け取る際に使用するものです。[Cash In] テキスト ボックスの値を入力として送信し、プロセスの完了後に、結果のトランザクション ID の出力を表示させてみましょう。



  1. プロセスの入力として使用するテキスト ボックス (この場合は [Cash In] テキスト ボックス) をクリックします。
  2. このテキスト ボックスの値をプロセスの入力にバインドしたいので、プロパティ パネルの [全般] タブから [値バインド] プロパティをクリックします。
  3. CashIn」で検索すると、プロセスの入力をすばやく見つけられます。[リソース] パネルで検索された値をダブル クリックするか、ドラッグ アンド ドロップしてバインドします。



  4. 同様の手順で、プロセスのトランザクション ID の出力をラベルにバインドします。



これでプロセスの入力と出力が UI にバインドされました。最後に、プロセスを実行するタイミングを選択する必要があります。

プロセスを開始する

イベントとルールについて」のセクションでも説明しましたが、プロセスをアプリから開始する際の方法とタイミングはカスタマイズできます。

以下の例では、ボタンがクリックされたらプロセスを開始する方法を説明しますが、ほかのイベントを設定することもできます。

  1. [Submit deposit] ボタンをクリックして、プロパティ パネルの [イベント] タブを選択します。
  2. [ルールを作成] をクリックして、ルール ビルダーを開きます。



  3. [プロセスを開始] ルールを選択します。



  4. [開始するプロセス] テキストボックスをクリックし、リソース パネルから「Bank Teller」プロセスを選択します。



注: 既定では、プロセスは有人で実行されます。プロセスを無人で実行する場合は、[種類] のラジオ ボタンから [Unattended] を選択します。

これで完了です。アプリをプレビューすると、[Submit Deposit] ボタンがクリックされた際に「Bank Teller (銀行窓口業務)」プロセスがローカルのロボットで実行され、[Cash In (入金)] テキスト ボックスの値が入力として渡され、トランザクション ID がアプリ下部にラベルとして表示されるのが確認できます。

重要: 個別のユーザーが消費できる一意な無人プロセスの数は、アカウントの有効期間中に使用するすべてのアプリを対象範囲として、特定の 1 つの Orchestrator につき 100 件までです。オンプレミス版の Orchestrator の場合、消費できる一意な無人プロセスは全ユーザーで 100 件までに制限されています。

プロセスの中間結果

UiPath Studio アクティビティを使用するには、以下の環境を設定する必要があります。

  • UiPath Studio v2022.4 以降、UiPath Robot v2020.10 以降を使用する
  • UiPath Studio の [パッケージを管理] メニューから UiPath.WorkflowEvents.Activities パッケージをインストール済み

中間結果を送信

このアクティビティを使用して、ワークフローの実行中に特定の出力値を表示できます。

このアクティビティを使用するには、UiPath Studio を開き、[中間結果を送信] アクティビティを RPA ワークフローにドラッグ アンド ドロップして、[引数名] フィールドと [引数値] フィールドを入力します。

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