モバイル デバイス オートメーションのアーキテクチャ

モバイル デバイス オートメーションには、Studio とアクティビティ、Appium サーバー、およびターゲット デバイスそのものからなる 3 層アーキテクチャが含まれます。

Studio とアクティビティ

• モバイル デバイス オートメーションの基盤は Studio から始まります。
• まず、モバイル デバイス マネージャーを使用して、ターゲット デバイスと自動化するアプリケーションとの間の接続を確立します。
• この接続は、ターゲット デバイス上で実行される Appium サーバーを介して容易に実行できます。
• その後、Mobile Automation パッケージと UI Automation パッケージで利用可能なアクティビティを使用できます。

Appium

• Appium は、デバイスとアプリケーション間の接続を実行、テスト、シミュレーションするための重要な要素です。モバイル デバイス マネージャーは、モバイル デバイスと Appium サーバー間のブリッジとして機能し、オートメーションのコマンドを解釈して実行します。
• UiPath のモバイル オートメーションは、Appium を iOS および Android 用のドライバーとして使用します。そのために、ドライバーの初期化、テスト環境パラメーター (アプリ ファイルやデバイスの詳細など) の設定、ネイティブおよびハイブリッドの両アプリのテストへの対応を行います。
• Appium サーバーをローカル マシンにセットアップしたり、クラウド Appium サーバーを外部のクラウド デバイス ファームから利用したりでき、柔軟性があります。UiPath のモバイル オートメーション ソリューションの使用時に連携が可能なクラウド デバイス ファームについては、以下をご覧ください。

  クラウド デバイス ファーム
  Sauce Labs
  Perfecto Mobile
  Experitest

デバイス

• ターゲット デバイスが物理デバイス、シミュレーター/エミュレーター、ローカル、クラウドのいずれであっても、テストのためには Appium を実行する必要があります。
• Appium に加えて、iOS または Android デバイスに固有のオートメーション フレームワークもインストールする必要があります。UI テストの構築と実行には、これらのフレームワークが不可欠です。サポートされているオートメーション フレームワークについては、以下をご覧ください。

  Android	iOS
  UIAutomator2	XCUITest
  Espresso	UI Automation