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Orchestrator ユーザー ガイド
アラート
アラートとは、ロボット、キュー アイテム、トリガーなどに関するリアルタイムの通知のことです。アクセス権があるすべてのフォルダーのアラートを受信します。アラートは通知パネルですばやく確認することも、[アラート] ページで詳細を確認することもできます。
アラートは以下を参照する可能性があります。
- イベントの重要度 (情報、警告など)
- 各種コンポーネント (トリガー、アクションなど)
アラートの配信/配信停止は、[プロファイル] ページで設定できます。トグルは、トランザクション、ロボット、ジョブ、アクション、トリガー、キュー、Cloud ロボットといった各コンポーネントで利用可能です。
アラートを配信するよう設定している場合は、アラート通知パネルにアラートが表示され、その詳細を [アラート] ページで確認できます。配信しないよう設定している場合は、両方の場所で配信停止を設定したコンポーネント関連のアラートは表示されません。
あるコンポーネントに対して最低限の表示権限がない場合は、そのコンポーネントの横に「アラートなし」アイコン が表示されます。また、トグルをオンに切り替えても、該当のアラートを受信することはできません。
新しいアラートが生成されると、右上にある アラート アイコン上に赤色のバッジが表示されます。
このアイコンをクリックすると、[アラート] パネルが開き、最も重大なアラートが 5 つ表示されます。
重大度および作成時刻順に並べられたアラートが、通知パネルに最大で 5 つ表示されます。重大度の高いアラートから先に表示されます。同じ重大度のアラートが複数ある場合は、最後に発生したアラートが先に表示されます。
[アラート] パネルからアラートを削除するには、[アラート] ページでアラートを読み取り済みとしてマークする必要があります。
通知パネルから以下のページに移動できます。
- [アラート] ページ (パネル下部の [すべてのアラートを表示] をクリック)
- アラートの配信または配信停止を設定できる [プロファイル] ページ (パネル右上隅の [アラートの基本設定を開く] をクリック)
さまざまな種類の通知に対し、アラートの重要度レベルが次のように適用されます。
- Info - ロボットが使用可能になりました。失敗/強制したキュー アイテムのレビュー担当者にユーザーが割り当てられました。1 つ以上のタスクからユーザーが割り当て/未割り当て/再割り当てされました。
- Warn - ビジネス例外でキュー アイテムが失敗した。
- Error - ジョブが失敗した (スケジュールに従って開始されたもの、または手動で開始されたもの)。ロボットが応答しない。アプリケーション例外によりキューアイテムが失敗した。キュー トリガーが新しいジョブを作成できない。
- Fatal - ロボットがオフラインになった、または切断された。
- Success - [アラートを生成] アクティビティを用いてアラートが生成された。
[アラート] ページの表示を重要度のレベルに従ってフィルター処理する際は、選択した重要度レベルより高い重要度レベルが存在する場合、それらも表示されることに注意してください。たとえば、[Warn] を選択した場合は、Warn、Error、Fatal の重要度レベルのメッセージが表示されます。
フィルターの既定値は Info です。すなわち、すべてのフィルターを削除すると、重要度レベル Info 以上のアラートが表示されることになります。
重要度レベルが Info、Warn、Success のアラートはすべて [アラート] グリッドで既読に設定されます。
Fatal および Error のアラートのみがエラーの概要メール レポートで送信されます。
コンポーネント |
重要度 |
シナリオ |
---|---|---|
ジョブ |
Error |
ジョブが失敗しました。 |
ジョブ |
Error |
ジョブが作成されませんでした。 |
ロボット |
Fatal |
ロボットが切断されました。 |
ロボット |
Error |
ロボットからの応答がありません。 |
ロボット |
Info |
ロボットが利用可能になりました。 |
スケジュール |
Error |
バックグラウンドジョブのトリガーが失敗しました。 |
スケジュール |
Error |
バックグラウンドジョブの実行が失敗しました。 |
トランザクション |
Error |
キュー アイテムがアプリケーション例外で失敗しました。 |
トランザクション |
Warn |
キュー アイテムがビジネス例外で失敗しました。 |
トランザクション |
Info |
ユーザーがレビュー担当者として割り当てられたキュー アイテムが失敗、または破棄されています。 |
キュー |
Error |
キューの SLA 違反が予測されます。 |
タスク |
Info |
ユーザーが 1 つ以上のタスクから割り当て/未割り当て/再割り当てされました。 |
トリガー |
Info |
ジョブの最大数に達したため、トリガーがジョブを作成できませんでした (キュートリガーで発生します)。 |
トリガー |
Error |
割り当てられたロボットにはこのプロセスの保留中のジョブが既にあるため、トリガーがジョブを作成できませんでした (タイム トリガーで発生します)。 |
プロセス |
成功 |
プロセスのアラートです (Studio の [アラートを生成] アクティビティを用いて生成されたアラート)。 |
フォルダー |
成功 |
「フォルダー <フォルダー名> は正常に削除されました。」 |
フォルダー |
Error |
「フォルダー <フォルダー名> は復元されました。」 障害が発生した場合に生成されます。 |
フォルダー |
Error |
「フォルダー <フォルダー名> を削除できませんでした。フォルダーは <フォルダー名> として復元されました。」 障害が発生した場合と、同名の新しいフォルダーが同時に作成された場合に生成され、復元時に元のフォルダーの名前が変更されたことを意味します。 |
個人用ワークスペース |
Info |
「ユーザー <ユーザー名> が個人用ワークスペースの探索を開始しました。」 (「userName」が個人用ワークスペースの探索を開始しました。) 管理者が個人用ワークスペースの探索を開始したときに、そのワークスペースの所有者に送信されます。 |
個人用ワークスペース |
Info |
「ユーザー <ユーザー名> が個人用ワークスペースの探索を終了しました。」 (「username」が個人用ワークスペースの探索を停止しました。) 管理者が個人用ワークスペースの探索を停止したときに、そのワークスペースの所有者に送信されます。 |
個人用ワークスペース |
Info |
「個人用ワークスペースがフォルダー <フォルダー名> に変換されました。」 (個人用ワークスペースがフォルダー「folderName」に変換されました。) 個人用ワークスペースがフォルダーに変換されたときに送信されます。 |
個人用ワークスペース |
Info |
「ユーザー <フォルダー名> があなたの個人用ワークスペースを削除しました。新しい空の個人用ワークスペースが作成されました。」 (ユーザー <userName> が個人用ワークスペースを削除しました。あなた用の新しい空のワークスペースが作成されました。) 個人用ワークスペースが削除されたときに、そのワークスペースの所有者に送信されます。 |
個人用ワークスペース |
成功 |
(個人用ワークスペースの有効化が正常に完了しました。) (個人用ワークスペースの有効化が正常に完了しました。) 個人用ワークスペースの一括有効化が正常に完了すると生成されます。 |
個人用ワークスペース |
Error |
(個人用ワークスペースの有効化に失敗しました。) (個人用ワークスペースの有効化に失敗しました。) 個人用ワークスペースの一括有効化が失敗すると生成されます。 |
[アラートを生成] アクティビティを使用して、カスタム アラートを Orchestrator に送信できます。このアクティビティによって、重要度を設定したカスタム メッセージを [アラート] ページに追加できます。
このアクティビティは、実行するロボットの下で実行されます。
Studio でこのアクティビティを実行するには、ロボットが Orchestrator に接続されていなければならず、Robot ロールにアラートの表示、作成、編集権限が必要です。
アラートを表示するには、テナントの権限であるアラート - 表示が必要です。この権限により、ユーザーはテナント レベルのすべてのアラートを表示できます。
フォルダー レベルでは、ユーザーは割り当てられているフォルダーのアラートのみ表示できます。