Web オートメーション

以下の例では、Web ページの表示、必要な情報の取得、その情報のメッセージ ボックスへの表示といった一連の操作を自動化する方法について説明します。この例では、[ブラウザーを開く]、[ブラウザーを更新]、[ホームに移動] などのアクティビティを使用します。これらのアクティビティは、UiPath.UIAutomation.Activities パッケージに含まれています。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

3. [ブラウザーを開く] アクティビティを [シーケンス] のコンテナー内に追加します。

   • 式 "https://www.xe.com/currencyconverter/convert/?Amount=1&From=EUR&To=RON" を Url フィールドに追加します。

4. [ブラウザーを開く] アクティビティの [Do] コンテナーを選択して、次の変数を作成します。

   変数名	変数の型	既定値
   ExchangeRate	GenericValue
   CustomerAnswer	文字列	"Yes"

5. [繰り返し (後判定)] アクティビティを [ブラウザーを開く] アクティビティの [実行] コンテナー内に追加します。

   • [条件 (Condition)] フィールドに式 CustomerAnswer="Yes" を追加します。

6. [繰り返し (後判定)] アクティビティの [シーケンス] コンテナー内に [テキストを取得] アクティビティをドラッグします。

   • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] オプションをクリックします。これでアプリケーションを選択できます。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。
     
     

     

     
     
   • [プロパティ] パネルの [値] フィールドに変数 ExchangeRate を追加します。

7. [メッセージ ボックス] アクティビティを、[テキストを取得] アクティビティの下に配置します。

   • 式 String.Format("Current exchange rate: {0}. Refresh page?", ExchangeRate) を [テキスト] フィールドに追加します。
   • [プロパティ] パネルで [ボタン] ドロップダウン リストから [YesNo] オプションを選択します。
   • [キャプション] フィールドに式 "Exchange rate!" を追加します。
   • [選択されたボタン] フィールドに変数 CustomerAnswer を追加します。

8. [メッセージ ボックス] アクティビティの下に [条件分岐 (if)] アクティビティを追加します。

   • [条件 (Condition)] フィールドに式 CustomerAnswer="Yes" を追加します。
9. [条件分岐 (if)] アクティビティの [Then] コンテナーに [ブラウザーを更新] アクティビティを配置します。

10. [条件] アクティビティの下に [ホームに移動] アクティビティを追加します。

    
    

    

    
    
11. ブラウザーを開く、必要な情報の取得、その情報のメッセージ ボックスへの表示を行うプロセスを実行します。

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