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UI Automation のアクティビティ
Last updated 2024年11月25日

ブラウザーにアタッチ

UiPath.Core.Activities.BrowserScope

既に開いているブラウザーに接続して、その中で複数のアクションを実行できるコンテナーです。このアクティビティは Web レコーダーの使用時にも自動的に生成されます。

プロパティ

入力
  • セレクター - アクティビティの実行時に特定の UI 要素の検索に使用する Text プロパティです。実際には、検索しようとする GUI 要素とそのいくつかの親の属性を指定する XML フラグメントです。このプロパティと [ブラウザー] プロパティの両方が設定されている場合、[セレクター] プロパティが設計時に使用され、[ブラウザー] プロパティが実行時に使用されます。
  • ブラウザーの種類 - 使用するブラウザーの種類を選択します。使用できるオプションは、IE、Firefox、Chrome、Edge、カスタムです。カスタムは、その他の Chromium ベースのブラウザー (JxBrowser) に適しています。ブラウザーの種類にカスタムを使用する場合、[非表示] プロパティはサポートされません。カスタム ブラウザーの構成に関する詳細は、「カスタム ブラウザー」のセクションをご覧ください。
  • ブラウザー - 接続先となる既存のブラウザ変数です。このプロパティと [セレクター] プロパティの両方が設定されている場合、[セレクター] プロパティが設計時に使用され、[ブラウザー] プロパティが実行時に使用されます。
  • タイムアウト (ミリ秒) - エラーがスローされる前にアクティビティが実行されるまで待機する時間 (ミリ秒単位) を指定します。既定値は 30000 ミリ秒 (30 秒) です。
オプション
  • SearchScope - Selector プロパティで定義した UI 要素の検索を行う対象のアプリケーションウィンドウです。
出力
  • UiBrowser - アクティビティが返す Browser 変数です。 ブラウザーの同じインスタンスを再度指定しなくても済むようにし、自動化するブラウザー インスタンスが変更されないようにするには、この出力変数を別のアクティビティ ([ブラウザーにアタッチ] または [アプリケーション/ブラウザーを使用] など) の入力変数として再利用したり、別のワークフローの引数として再利用したりできます。
共通
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
  • エラー発生時に実行を継続 - アクティビティが例外をスローした場合でも、ワークフローを継続するかどうかを指定します。このフィールドでは Boolean 値 (True、False) のみサポートされています。既定値は False です。その結果、フィールドが空白で例外がスローされると、プロジェクトの実行が停止します。値を True に設定すると、プロジェクトの実行はエラーに関係なく継続されます。

    注: このアクティビティが [トライ キャッチ] に含まれていて、[エラー発生時に実行を継続] プロパティの値が True の場合、プロジェクトが実行されたときにエラーは発生しません。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

カスタム ブラウザー

カスタム ブラウザーとは、広く使用されているブラウザー (Chrome、Chromium Edge、Firefox、IE など) 以外の、Chromium プロジェクトを基盤として構築されたブラウザーを指します。UiPath では、このようなブラウザーとして、Chromium Embedded Framework (CEF) によって構築されたブラウザーと、JxBrowser フレームワークを使用したブラウザーをサポートしています。

これらのカスタム ブラウザーは、WebDriver による通信方法を使用することで自動化できます。

これを実現するには、Chromium ベースのあらゆるブラウザーと同様の方法で、カスタム ブラウザーがコマンド ライン パラメーター --remote-debugging-port をサポートしている必要があります。
カスタム ブラウザーを設定する
使用するカスタム ブラウザーでは、その構築基盤となった Chromium のバージョンに適した chromedriver.exe 実行可能ファイルが PATH に配置されている必要があります。
レジストリ キー Software\UiPath\UiPath Platform\CustomBrowserHKEY_CURRENT_USER または HKEY_LOCAL_MACHINECommand の値には、カスタム ブラウザーの実行可能ファイルへのパス、またはカスタム ブラウザーを起動するコマンドを設定する必要があります。
カスタム ブラウザーの実行インスタンスを 1 つのみに制限し、セキュリティ上の理由から、カスタム ブラウザーとの通信に使用する remote-debugging-port を指定する必要がある場合は、Command を指定したときと同じレジストリ キーにレジストリ値 RemoteDebuggingPort を追加する必要があります。
このようなカスタム ブラウザーのページで使用するセレクターでは、ブラウザー アプリの名前が custom_browser になります。
  • プロパティ
  • カスタム ブラウザー

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