この UI 要素は有効ではありません。

説明

UI Automation アクティビティ (例: [クリック]、[文字を入力] など) が失敗し、「この UI 要素は有効ではありません。」というエラー メッセージが表示されます。

原因

この問題の原因として、以下が考えられます。

• Web オートメーションのプロセスでこの問題が発生する場合、セレクター検索で UI 要素が見つかった後に Web ページが再読み込みされたものの、その要素に対するアクションがまだ実行されていない可能性があります。

  これは、Web 要素を探しているときに、その要素が更新されて無効になっているか、ページ上で何らかの要素が変更されているために、その Web 要素がタブやフレームにすでに存在せず、セレクターが一致しなくなったために発生することがあります。

  画面を更新するよう明示的に指示しなくても、ページが自動的に更新される場合があります。

• この問題は、たとえば [アプリのステートを確認] アクティビティを使用して UI 要素を変数に格納し、更新後にその要素を別のアクティビティで使用する場合に発生する可能性があります。
• この問題は、見つかった要素がキャッシュに格納されている間にページが変更され、参照が無効になったために発生する可能性があります。

解決策

この問題を回避するには、次の操作を行います。

• 問題が発生する特定の UI Automation アクティビティを [リトライ スコープ] アクティビティに含めます。
• [アプリのステートを確認] アクティビティ (またはクラシック アクティビティの [要素を探す] か [要素の存在を確認]) を使用して、アクションの前に UI 要素の準備ができているかどうかを確認します。
• ページが自動的に更新される場合は、更新後にもう一度 UI 要素を指定します。
• [実行後の待機時間]/[実行前の待機時間] プロパティの値を増やすか、[タイムアウト] の値 (秒) を設定します。