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UI Automation のアクティビティ
Last updated 2024年11月25日

クリック

UiPath.Core.Activities.Click

指定した UI 要素をクリックします。

重要:

[ダブルクリック] アクティビティは [クリック] アクティビティと同じ機能を持っています。唯一の違いは、[ダブルクリック] アクティビティでは [クリックの種類] が既定で CLICK_DOUBLE に設定されているのに対して、[クリック] アクティビティでは [クリックの種類] が既定で CLICK_SINGLE に設定されています。

プロパティ

共通
  • エラー発生時に実行を継続 - アクティビティでエラーが発生した場合でも、オートメーションを継続するかどうかを指定します。このフィールドでは Boolean 値 (True、False) のみサポートされています。既定値は False です。その結果、フィールドが空白の場合にエラーが発生すると、プロジェクトの実行が停止します。値を True に設定すると、プロジェクトの実行はエラーに関係なく継続されます。
    注: このアクティビティが [トライ キャッチ] に含まれていて、[エラー発生時に実行を継続] プロパティの値が True の場合、プロジェクトが実行されたときにエラーは発生しません。
  • 実行後の待機時間 - アクティビティの実行後の遅延時間 (ミリ秒単位) です。既定の時間は 300 ミリ秒です。
  • 実行前の待機時間 - アクティビティが何らかの操作の実行を開始する前の遅延時間 (ミリ秒単位) です。既定の時間は 200 ミリ秒です。
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
入力
  • クリックの種類 - クリック イベントのシミュレート時に使用するマウス クリックの種類 (シングル、ダブル、マウス アップ、マウス ダウン) を指定します。既定ではシングルクリックが選択されます。
  • マウス ボタン - クリック アクションに使用するマウスボタン (左、右、中央) です。既定ではマウスの左ボタンが選択されます。
  • Target.ClippingRegion - UiElement を基準とし、左、上、右、下の方向で、クリッピング四角形 (ピクセル単位) を定義します。正と負の両方の値をサポートしています。
  • Target.Element - 別のアクティビティから返される UiElement 変数を使用します。このプロパティを Selector プロパティと一緒に使用することはできません。このフィールドでは UiElement 変数のみサポートされています。
  • Target.Selector - アクティビティの実行時に特定の UI 要素の検索に使用する Text プロパティです。実際には、検索しようとする GUI 要素とそのいくつかの親要素の属性を指定する XML フラグメントです。
  • タイムアウト (ミリ秒) - SelectorNotFoundException エラーがスローされるまでにアクティビティが待機する時間 (単位: ミリ秒) を指定します。既定値は、30000 ミリ秒 (30 秒) です。既定値は 30000 ミリ秒 (30 秒) です。
  • Target.WaitForReady - アクションを実行する前に、ターゲットが準備完了になるまで待ちます。次のオプションを使用できます。
    • NONE - ターゲット要素以外の要素の読み込みを待たずに、アクションを実行します。たとえば、UI 要素がすべて読み込まれるまで待つことなく、Web ページからテキストを取得したり、特定のボタンをクリックしたりする場合に、このオプションを使用できます。ボタンがまだ読み込まれていない要素 (スクリプトなど) に依存している場合、これは望ましくない結果を招く可能性があります。
    • 対話型 - アプリの一部のみが読み込まれるまで待機します。
    • 完了 - アプリ全体が読み込まれるまで待機します。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
オプション
  • AlterIfDisabled - 有効化すると、指定した UI 要素が無効でも操作が実行されます。
  • カーソルの動きの種類 - マウス カーソルにより実行される動きの種類を指定します。次の 2 つの利用可能なオプションがあります。
    • Instant - カーソルは要素にジャンプします。既定では、Instant が選択されています。
    • Smooth - カーソルは要素まで滑らかに移動します。[ウィンドウ メッセージを送信] または [クリックをシミュレート] が有効な場合、このプロパティは無効です。
  • CursorPosition.OffsetX - Position フィールドで選択したオプションに従って生じるカーソル位置の水平方向の変位です。
  • CursorPosition.OffsetY - Position フィールドで選択したオプションに従って生じるカーソル位置の垂直方向の変位です。
  • CursorPosition.Position - OffsetX プロパティと OffsetY プロパティからのオフセットが追加されるカーソルの開始位置を表します。使用できるオプションは、TopLeft、TopRight、BottomLeft、BottomRight、Center です。既定のオプションは Center です。
  • キー修飾子 - キー修飾子を追加できます。使用できるオプションとして、[None (なし)][Alt][Ctrl][Shift]、および [Win] があります。既定のオプションは [None] です。
    注: [キー修飾子] は、[クリックをシミュレート] オプションおよび [ウィンドウ メッセージを送信] オプションと併用できません。これらのオプションの組み合わせのいずれかを使用したアクティビティを含むワークフローを実行しても、エラーはスローされません。
  • ウィンドウ メッセージを送信 - オンにすると、ターゲット アプリケーションに指定のメッセージを送信してクリックを実行します。この入力メソッドはバックグラウンドで動作でき、ほとんどのデスクトップ アプリケーションに対して使用できますが、最速のメソッドではありません。既定では、このチェック ボックスはオフになっています。このチェック ボックスも [クリックをシミュレート] チェック ボックスもオフになっている場合、既定のメソッドはハードウェア ドライバーを使用してクリックをシミュレートします。既定のメソッドは最も遅く、バックグラウンドで動作できませんが、すべてのデスクトップ アプリケーションに対して使用できます。
  • クリックをシミュレート - オンにする、対象アプリケーションの技術を使用してクリックをシミュレートします。この入力メソッドは 3 種類のメソッドの中で最速であり、バックグラウンドで動作できます。既定では、このチェック ボックスはオフになっています。このチェック ボックスも [ウィンドウ メッセージを送信] チェック ボックスもオフになっている場合、既定のメソッドはハードウェア ドライバーを使用してクリックを実行します。既定のメソッドは最も遅く、バックグラウンドで動作できませんが、すべてのデスクトップ アプリケーションに対して使用できます。このプロパティを選択する場合は、実行前にターゲット UI 要素のステートを確認することをお勧めします。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
    注: [クリックをシミュレート] は、入力の種類が CLICK_SINGLE および BTN_LEFT の場合にのみ使用できます。それ以外の場合は、ワークフローの実行時にエラーが発生します。
  • 入力のブロックを解除 - クリックによりモーダル ダイアログ ボックス、またはその他のブロックする UI がトリガーされる場合に使用します。[クリックをシミュレート] とのみ使用できます。このフィールドでは Boolean 値のみがサポートされています。このオプションの既定値は False です。

[クリック] アクティビティの使用例

複数のアクティビティを組み込んだサンプルで [クリック] アクティビティを使用する方法を、こちらで紹介しています。

[ダブルクリック] アクティビティの使用例

複数のアクティビティを組み込んだサンプルで [ダブルクリック] アクティビティを使用する方法を、こちらで紹介しています。

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