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Orchestrator ユーザー ガイド

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最終更新日時 2024年11月22日

タイム トリガーを作成する

重要: タイム トリガー アクティビティを使用して設計時に作成されるタイム トリガーは、Orchestrator でのその後のプロセス作成時にさらに設定を加えることができます。このようなトリガーはパッケージ要件として識別されるためです。
  1. フォルダーで [オートメーション] > [トリガー] に移動し、[タイム トリガー] ページの [新しいトリガーを追加] をクリックします。[タイム トリガーを作成] ページが表示されます。
  2. [プロセス名] ドロップダウン メニューから、タイム トリガーを設定するプロセスを選択します。
  3. [名前] フィールドにプロセス名が事前に入力され、その後にトリガーの種類が <プロセス名>_<トリガーの種類> の形式で入力されます。ただし、トリガー名は必要に応じて別の名前に編集できます。
  4. [ジョブの優先度] ドロップダウン メニューから、ジョブの優先度を選択します。既定値は [継承] で、ジョブの優先度は選択されたプロセスに定義された優先度と同じになります。
  5. [ランタイムの種類] ドロップダウン メニューから、トリガーによって起動されるジョブの実行に使用するランタイムを選択します。
  6. [実行ターゲット] タブで、ジョブの割り当てメカニズムと実行ターゲットを選択します。

    説明

     

    動的に割り当て

    動的に割り当て

    アカウントとマシンが明示的に選択されていない動的割り当てでは、最初に利用可能になったアカウントとマシンで、フォアグラウンド プロセスを複数回実行できます。バックグラウンド プロセスは、ビジーであるかどうかにかかわらず、任意のアカウントによって実行されます (十分な数のランタイムがある場合)。

    [動的に割り当て] オプションを使用すれば、1 つのジョブでプロセスを最高 10,000 回実行できます。

     

    アカウント

    プロセスは、特定のアカウントにより実行されます。アカウントのみを指定すると、Orchestrator によりマシンが動的に割り当てられます。アカウントとマシン テンプレートの両方を指定すると、ジョブはそのアカウントとマシンのペアで開始されます。

     

    マシン

    プロセスは、選択したマシン テンプレートに接続されたホスト マシンのいずれかで実行されます。マシン テンプレートのみを指定すると、Orchestrator によりアカウントが動的に割り当てられます。アカウントとマシン テンプレートの両方を指定すると、ジョブはそのアカウントとマシンのペアで開始されます。

    注: ジョブの実行に必要なランタイム ライセンスが、関連するマシン テンプレートに割り当てられていることを確認してください。
     

    ホスト名

    マシン テンプレートを選択すると、[ホスト名] オプションが表示され、プロセスを実行する任意のワークステーション/ロボット セッションを選択できます。

    アクティブなフォルダーで利用可能なすべてのセッション (未接続、切断、または接続済み) が表示されます。

    注: マッピングの設定に使用できるのは Unattended ランタイムのみです。ジョブの実行に必要なランタイム ライセンスが、関連するマシン テンプレートに割り当てられていることを確認してください。

    有効なアカウントとマシンのマッピングを選択

    プロセスは、特定のアカウントとマシンのペアで実行できます。アカウントとマシンのマッピングの詳細については、こちらをご覧ください。

    注:
    • アクティブでない (応答なしまたは切断ステータス) ホスト名を選択すると警告が表示されます。

    • トリガーに使用されるマッピングの一部であるアカウントを削除したり、トリガーが存在するフォルダーへの割り当てを解除したりすることはできません。アカウントがトリガーで実行ターゲットとして設定されておらず、削除できるようになっていることを確認します。

    注: アクティブでない ([応答なし] または [切断] ステータス) ホスト名を選択すると警告が表示されます。非アクティブなセッションによって実行されるようにスケジュールされたジョブは、Orchestrator への接続が確立されるまで、保留中ステートのままになります。
    • 非アクティブなホスト名の選択に同意するには、[確認] をクリックします。

    • 前に戻って別のホスト名を選択するには、[キャンセル] をクリックします。

    同じトリガーを同じアカウントとマシンのマッピングで、ホスト名だけは追加で選択して設定すると、実行するジョブの数が 2 倍になります。
    • たとえば、アカウント A1 をマシン テンプレート MT1 にマッピングしてトリガー T1 を設定したとします。この設定では、10 個のジョブが実行待ちのキューに登録されます。

      その後、同じトリガー T1 を、アカウント A1 をマシン テンプレート MT1 にマッピングして、ただし今回はホスト名 H1 も選択して設定するとします。この場合、同じ 10 個のジョブが再びキューに登録されます。Orchestrator はこの設定を新規として解釈するためです。

  7. プロセスに入力引数がある場合、[引数] タブで、その引数の値を設定します。入力および出力引数の詳細については、こちらをご覧ください。
  8. [タイムゾーン] ドロップダウン メニューから、トリガーをオフに設定するための基準となるタイムゾーンを選択します。
    注:
    • トリガーのタイムゾーンはテナントのタイムゾーンには依存しません。タイム トリガーの実行に別のタイム ゾーンを設定できます。
    • 夏時間 (DST) を使用する地域は、協定世界時 (UTC) との時差に基づいてリストに表示されます。DST の期間中でも UTC 時差の値は増加しません。たとえば、DST の期間でもロンドンのタイムゾーンは UTC+00:00 と表示されます。
    • DST を考慮するためにタイムゾーンを調整する必要はありません。Orchestrator のスケジュール メカニズムがジョブの起動時に自動的に DST を考慮するからです。12:00 に実行がスケジュールされているジョブは、冬時間、夏時間のいずれでも 12:00 に実行されます。
  9. トリガーの実行頻度を選択します。利用可能なオプションは次のとおりです。
    • 分単位 - トリガーの実行の間隔として経過すべき時間を分単位で選択します。例: 5 分ごと。
    • 時間単位 - トリガーの実行の間隔として経過すべき時間数と、新しい実行の開始をマークする分を選択します。例: 2 時間ごとの 20 分に。
    • 日単位 - トリガーの実行の間隔として経過すべき日数と、新しい実行を開始する時刻を選択します。例: 4 日ごとの午後 12 時 30 分。
    • 週単位 - トリガーを実行する特定の曜日と時刻を選択します。例: 月曜日の午前 11 時 45 分。
    • 月単位 (日にち) - トリガーの実行の間隔として経過すべき月数と、新しい実行を開始する日時を選択します。例: 2 か月ごとの午前 11 時 30 分に、月の最終稼働日に実行。
    • 月単位 (曜日) - トリガーの実行の間隔として経過すべき月数と、新しい実行を開始する曜日と時刻を選択します。例: 2 か月ごとの午前 11 時 30 分に、月曜日に実行。
    • 詳細 - カスタムの cron 式を設定します。詳しくは、「cron 式を使用する」ページをご覧ください。
    Orchestrator はオープンソース ライブラリを使用して cron の記述を解析して表示します (詳細についてはこちらを参照)。
    注:

    cron 式は非稼働日と組み合わせて使用できます。つまり、トリガーが cron 式を使用して、除外日に当たる日に実行されるよう設定されている場合、その日はスキップされて、トリガーが次に利用可能な日に再スケジュールされます。

  10. トリガーを実行する頻度を分単位で選択します。
    重要:

    cron 式で使われている cron 標準では、1 時間を 60 分とする時間システムが使用されています。つまり、[繰り返し間隔] フィールドで設定した正確な間隔でトリガーを実行できるのは、その間隔の値が 60 の約数である場合だけです。それ以外の場合、繰り返しはそのフィールドで指定された分数に完全には従わなくなるため、実行に不一致が生じます。これを避けるには、トリガーの設定を調整するか、イベント トリガーを使用することをお勧めします。

    例: トリガーを 21 分間隔で実行するように設定し、ジョブを 9:00 に開始するとします。この場合、次のような実行スケジュールが作成されます。
    • 最初のジョブは 9:00 に開始されます。
    • 2 番目のジョブは 9:21 に開始されます。
    • 3 番目のジョブは 9:42 に開始されます。
    • 4 番目のジョブは 10:00 に開始されます。

    4 番目のジョブが 21 分後ではなく 18 分後に開始される理由は、cron コンポーネントは、すべての 21 番目の項目を 1 から 59 の範囲の分から一致させるためです。この例では、00、21、42 がその項目です。

  11. 特定の非稼働日にトリガーの起動を停止する場合は、[非稼働日制限] ドロップダウン メニューから非稼働日カレンダーを選択します。非稼働日について詳しくは、こちらをご覧ください。
  12. [ジョブの実行を終了するスケジュールを設定] トグルをオンにして、ジョブの終了方法を選択します。
    注:
    • ジョブがキューに入っている時間も、ここで設定された経過時間に含まれることになります。たとえば、ジョブを午後 1 時に実行されるようにスケジュールし、20 分後に停止するように設定した場合、そのジョブは、たとえ午後 1 時 15 分までキューにあり、その後開始されたとしても、午後 1 時 20 分には停止されます。
    • トリガーの [ジョブの実行を終了するスケジュールを設定] オプションは、手動で開始されたジョブのために保持されます。

    たとえば、トリガー T1 を作成し、以下のジョブ終了スケジュールをアクティブ化したとします。

    • ジョブの実行を終了するスケジュールを設定: 10 分後にジョブを停止
    • ジョブが停止しない場合に自動的に強制終了するスケジュールを設定: 2 分後にジョブを強制終了

      [オートメーション] > [トリガー] ページで、トリガー T1 に対して [ジョブを今すぐ開始] をクリックすると、[ジョブの開始] ページが開き、既に適用されているジョブ終了スケジュールが表示されます (トリガーの作成時に設定したものと同じ)。

    例: 保留中または実行中のジョブを 2 時間後に停止するようスケジュールし、さらに 3 時間後に同じジョブを強制終了するよう設定した場合、ジョブは 5 時間後に強制終了されます。これは、最初に、ジョブが実際に 2 時間後に停止されたことを示すシグナルが Orchestrator に送信されるために発生します。シグナルを受信すると、ジョブの強制終了アクションが 3 時間後にトリガーされ、合計で 5 時間かかります。

    • ドロップダウンから [停止] を選択 - ジョブが「保留中」または「実行中」ステートになってから指定した期間が経過した後に、実行の終了を試行します (期間を最短 1 分、最長 10 日、1 日は 23 時間 59 分として設定)。
      例: 10 分以上「保留中」または「実行中」ステートが続いているジョブに対して停止が試行されます。
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    • ドロップダウンから [強制終了] を選択 - ジョブが「保留中」または「実行中」ステートになってから指定した期間が経過した後に、実行の強制終了を試行します (期間を最短 1 分、最長 10 日、1 日は 23 時間 59 分として設定)。

      例: 10 分以上「保留中」または「実行中」ステートが続いているジョブに対して強制終了が試行されます。

    • ドロップダウンから [停止] を選択し、[ジョブが停止しない場合に強制終了] オプションを有効化 - ジョブが「保留中」ステートになってから、指定した期間が経過した後、実行の終了を試行します。その後、ジョブが「停止中」または「実行中」ステートになってから指定した期間が経過した後に、実行の強制終了を試行します (期間を最短 1 分、最長 10 日、1 日は 23 時間 59 分として設定)。

      例: 10 分以上「保留中」または「実行中」ステートが続いているジョブに対して停止が試行されます。それでもジョブが終了しない場合、20 分以上「停止中」ステートが続いているジョブに対して強制終了が試行されます。

  13. [トリガーを自動的に無効化するスケジュールを設定] トグルをオンにして、トリガーを無効化する日時を入力します。タイム トリガーは、選択したタイム ゾーンで指定された日時に無効化されます。
  14. [ジョブが保留中または再開ステータスのままになっている場合にアラートを生成] トグルをオンにして、ジョブが保留中または再開のステータスに留まることを許容できる期間を設定します。設定可能な最小期間は 1 分です。設定可能な最大期間は 11 日です。ジョブが設定された期間を超えた場合、重要度が「Error」のアラートがポップアップで表示され、以下のテキストによって通知されます。「#プロセス {process_number} の N 個のジョブが、X 時間 Y 分を超えて保留中または再開ステータスのままです。」各項目の説明:
    • N - アラートをトリガーしたジョブの数です。
    • {process_number} - プロセス識別子です。
    • X - ジョブが保留中または再開ステータスの間に設定値を超えた時間数です。日は時間に変換されます。
    • Y - ジョブが保留中または再開ステータスの間に設定値を超えた分数です。
  15. [開始済みのジョブが完了していない場合にアラートを生成] トグルをオンにして、ジョブが完了するまでの許容できる期間を設定します。設定可能な期間は、最小で 1 分、最大で 11 日です。ジョブが設定された期間を超えた場合、重要度が「Error」のアラートがポップアップで表示され、以下のテキストによって通知されます。 「#プロセス {process_number} のジョブが、X 時間 Y 分を超えて実行されています。」各項目の説明:
    • {process_number} - プロセス識別子です。
    • X - ジョブが完了試行中に設定値を超えた時間数です。日は時間に変換されます。
    • Y - ジョブが完了試行中に設定値を超えた分数です。
  16. ジョブが失敗した後にトリガーを無効化するタイミングを制御するには、[ジョブの実行に基づいてトリガーを無効化] トグルをオンにします。このトグルをオンにすると、次の 2 つのオプションが表示されます。
    オプション説明
    ジョブが指定した回数連続して失敗した場合に無効化この設定で選択した回数だけ実行が失敗すると、トリガーが無効化されます。

    0 から 100 の値を選択できます。既定値は 0 です。つまり、トリガーは無効化されません。

    ジョブの停止はこの値にカウントされません。

    トリガーの無効化の猶予期間 (日)ジョブが最初に失敗してからトリガーが無効化されるまでの待機期間 (日数) です。

    0 から 30 の値を選択できます。既定値は 0 です。つまり、上記フィールドで設定したジョブの実行数に達すると、当日すぐトリガーが無効化されます。

  17. ジョブの開始用に設定されたアカウントとマシンのコンテキストを維持するには、[ジョブの再開時にアカウントとマシンの割り当てを維持する] チェックボックスをオンにします。これにより、ライセンスとリソースの使用状況が最適化されます。

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