- 基本情報
- ベスト プラクティス
- テナント
- リソース カタログ サービス
- Automation Suite ロボット
- フォルダー コンテキスト
- 自動化
- プロセス
- ジョブ
- Apps (アプリ)
- トリガー
- ログ
- 監視
- キュー
- アセット
- ストレージ バケット
- Test Suite - Orchestrator
- Integrations
- トラブルシューティング
入力および出力引数について
UiPath では、Studio 内で使用されている入力および出力引数を公開し、DCM や BPM などのユーザーが使用しているツールとシームレスに連携できるようにしています。つまり、ユーザーが作成したプロセスは、Orchestrator API やインターフェイスを介して入力引数を受け取り、同様に出力を返すことができます。これを元に、プロセス同士を連携させることができます。この拡張性により、ユーザーのエコシステムに UiPath® をよりスムーズに統合できます。
.xaml
の入力、出力、入力/出力の引数のみです。
project.json
に保存されます。
Studio での設計時に、既定値の有無を問わず、入力および出力の引数を受け入れるように設定することにより、これらの引数をサードパーティ アプリや Orchestrator で使用できるようになります。Studio プロジェクトに該当する引数をあらかじめ追加することにより、Orchestrator やサードパーティ アプリで入力引数と出力引数を利用できます。これらの引数が Studio で追加されていない場合は、次のメッセージが表示されます。「このバージョンは入力引数が未定義です。」
プロジェクトの入力、出力、入力/出力の引数は、Orchestrator にパブリッシュされることで、入力引数と出力引数になります。入力/出力引数については、Orchestrator で 2 つの引数 (入力引数と出力引数) が同じ名前で作成され、表示されます。
値の設定は入力引数に対してのみ可能で、次のように、Studio、Orchestrator、Orchestrator API のいずれかを使用します。
引数を作成する際の既定値として入力できます。簡単な例は、こちらで確認できます。Studio で引数に対して設定した既定値は、プロセス レベルでもジョブ レベルでも、Orchestrator で上書きすることができます。
- プロセス レベル - [プロセスを表示] ウィンドウの [引数] タブで入力できます (こちらの説明を参照)。
- ジョブ レベル - [ジョブを開始] ウィンドウの [引数] タブで入力できます (こちらの説明を参照)。
-
トリガー レベル - [トリガーを追加] ウィンドウの [引数] タブで入力できます (こちらの説明を参照)。
注: Orchestrator のプロセス レベルで入力引数として入力した値は、新しいパッケージのバージョンが引数の定義に関係していない限り、パッケージの更新時にも維持されます。入力/出力引数のストレージ制限は 1 MB です。
Orchestrator で入力引数を設定する場合、JSON 形式で設定する必要があります。次の例のようにします。
- 文字列 - 値は引用符で囲む必要があります。例:
string
- Int32 型 - 値を整数で指定します。例:
11
- ブール型 - true または false を選択する 2 つのラジオ ボタンが表示されます。
- ダブル型 - 浮動小数値として値を設定します。例:
3.5
- 日時型 - 有効な JSON として値を設定します。例:
"2012-04-23T18:25:43.511Z"
-
配列型 - 有効な JSON として値を設定します。例:
[1, 1, 2, 3, 5, 8]
または["firstString", "secondString"]
注: いずれの種類の入力引数も使用できますが、Orchestrator が検証するのはプリミティブのみです。列挙型 (enum) を JSON に変換すると、列挙メンバーは名前ではなく整数値で表されます。つまり、列挙の JSON 表現は、元の列挙に含まれる各メンバーの数値になります。
- パッケージ レベル - /odata/Processes/UiPath.Server.Configuration.OData.SetArguments(key='key') エンドポイント。
- プロセス レベル - /odata/Releases(Id) エンドポイントへの PATCH 要求として入力します。
- ジョブ レベル - /odata/Jobs/UiPath.Server.Configuration.OData.StartJobs エンドポイントへの POST 要求として入力します。
-
スケジュール レベル - /odata/ProcessSchedules エンドポイントへの POST 要求として入力します。
注: API 呼び出しでは、入力引数の JSON 表現は、引数名、エスケープされた文字、スペース、ブラケット (かっこ)、引数の値を含め、全体で 10,000 文字以下となっています。
入力引数の値は次のようにマークされます。
- 値がありません - プロセス、ジョブ、スケジュール、パッケージ (Studio) のいずれのレベルでも、引数に値が設定されていません。
- パッケージから継承しました - 値が Studio で既定として設定されている場合です。このメッセージは、特定のパッケージの [引数] ウィンドウ、および [プロセスを表示] ウィンドウ、[ジョブを開始] ウィンドウ、[スケジュールを追加] ウィンドウに表示されます。
-
プロセスから継承しました - 値がプロセス レベルで ([プロセスを表示] ウィンドウで) 設定された場合。このメッセージは、[ジョブを開始] および [スケジュールを追加] ウィンドウに表示されます。[プロセスを表示] ウィンドウには、値そのものが表示されます。
入力引数または出力引数の値が存在する場合、それらは [ジョブの詳細] ウィンドウに表示されます。次の場合には、入力値が上記のウィンドウに表示されます。
- 入力値がプロセス レベルで追加された場合
- 入力値がジョブ レベルで追加された場合
[パッケージのバージョン] ウィンドウでは、入力および出力引数をパッケージ レベルで表示することもできます。詳細については、「パッケージを管理する」をご覧ください。
Main.xaml
ファイルの入力および出力引数を表示するには、v2018.3 以降の Robot への再アップロードが必要になります。