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Apps ユーザー ガイド
はじめに
UiPath Apps は、ユーザー エクスペリエンスに優れたエンタープライズ レベルのカスタム アプリケーションを構築・共有できる、ローコード アプリケーション開発プラットフォームです。UiPath Apps を使用すると、オートメーションの機能を活用してカスタム ビジネス アプリケーションをすばやく構築し、その基盤になるクラウドやオンプレミスのシステムのデータに接続できます。
UiPath App Studio で構築するアプリでは、データへのアクセスや更新に対応する豊富なコントロールや、複雑なビジネス ニーズに対応する条件ロジックを使用できます。Apps の基盤となる UiPath RPA プラットフォームでは、高度なワークフローやビジネス ロジックの機能を使用できるため、エンド ツー エンドの業務プロセス全体を自動化できます。
アプリは、デスクトップ/モバイル端末を問わず、フルページのコンソール、サイドバー、その他任意のサイズのさまざまなフォーム ファクターで実行できるようにデザインできます。アプリケーションはブラウザーから実行されるので、どんなデバイスからでもシームレスに使用できます。
さらに、アプリケーションは Electron フレームワークやその他のテクノロジでラップできるため、デスクトップ アプリケーションとして実行することもできます。
ユーザーには、すべてのアプリケーションが 1 か所に集約されたリストが表示されます。ここではアプリを実行したり、組織内の他のユーザーとアプリを共有したりできます。
ユーザーがアプリケーションを実行すると、オートメーションをデスクトップ上でローカルに実行するように設計されているアプリの場合は、Attended ロボットがトリガーされ、バックエンド システムと対話します。同様に、無人オートメーションを使用して実行するように設計されているアプリの場合は、Orchestrator を使用して Unattended ロボットでジョブが開始されます。
市民開発者や RPA 開発者は、App Studio で独自のカスタム アプリケーションを設計できます。App Studio では、さまざまな種類のリッチなコントロールをドラッグ アンド ドロップして配置したり、複雑なルールを設定したり、Orchestrator を介して RPA プロセスへ接続したりできます。Attended ロボットや Unattended ロボットを使用することで、アプリは複数のシステムのビジネス データをリアルタイムで集約・更新できます。ロボットは、豊富なアクティビティを通じてあらゆるシステム (Excel、SAP、Salesforce、Microsoft Dynamics など) に接続できるうえ、レガシ アプリケーション、メインフレーム アプリケーション、VDI にも接続可能です。
構築が完了したら、クリック 1 回でアプリケーションをパブリッシュし、組織内の誰もが利用できるようになります。
UiPath Apps プラットフォームの使用を開始するには、最初に UiPath Automation Cloud アカウントが必要です。詳しくは、Automation Cloud の「はじめに」のページをご覧ください。
UiPath Apps を実行するには、すべてのエンド ユーザーを Automation Cloud アカウントに追加する必要があります。また、有人/無人オートメーションを実行するためには、それぞれ以下の要件を満たす必要があります。
- 有人: JavaScript アドイン (UiPathRobot.js) が有効な UiPath Robot が必要です。エンド ユーザーは、アプリ内で使用される有人プロセスを Attended ロボットで実行できる状態で所持している必要があります。
-
無人: (以下の項目の 1 つまたはそれ以上)
- 使用するプロセスを含む Cloud Orchestrator テナントが必要です。エンド ユーザーは、アプリに含まれる無人のプロセスを実行するための十分な Orchestrator の権限が必要です。
- オンプレミスとのハイブリッド – オンプレミスの Orchestrator を UiPath Apps サービスに接続してください。
- その他すべての Studio、Robot、Orchestrator の要件が適用されます。
サポートされる最小バージョン:
- Attended ロボット v2019.10
- Orchestrator v2019.10
- Unattended ロボット v2019.10
- Studio v2019.10