orchestrator
2023.10
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重要 :
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Orchestrator ユーザー ガイド
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
Last updated 2024年11月11日

アラート

概要

このページでは、Orchestrator の組み込みアラートに関する情報を提供します。[アラートを生成] アクティビティを使用して Orchestrator にカスタム アラートを送信することもできます。

アラートとは、ロボット、キュー アイテム、トリガーなどに関する通知のことです。アクセスできるすべてのフォルダーのアラートを次の 4 つの方法で受信します。

  • アラート バナー - アラートの発生時にアラートを表示するバナーです。



  • [アラート] パネル - [アラート] のベル アイコンからアクセスでき、最も重要な 5 つのアラートが表示されます。



  • [アラート] ページ - より包括的な、すべてのアラートのリストです。



  • アラート メール - サブスクライブしたアラートの概要を、エラー レポートとして 10 分ごとに受信するか、デイリー レポートとして受信します。



    管理者は、各ユーザーが受信するアラートを次の方法で制御できます。

  • ユーザーのアラートの設定プロファイルにアクセスして特定のイベントを選択する
  • 特定のフォルダーからのアラートを制限する

ユーザーは、アラートの設定を独自に行うことができます。この設定は、ユーザーがアクセス権を持つすべてのフォルダーに適用されます。

アラート メールを受信するには、メール メカニズムを有効化し、SMTP サーバーを設定する必要があります。

アラート権限

アラートを表示するには、次の権限が必要です。

  • テナント レベルでのアラート表示権限
  • アラートを受信する必要があるフォルダー内の特定のコンポーネントに対する表示権限

    たとえば、「Finance」フォルダー内でトリガーされたオートメーションのアラートを受信するには、管理者が以下を提供する必要があります。

    • アラート表示権限
    • 「Finance」フォルダー内でのアクセス権
    • 「Finance」フォルダー内のトリガー表示権限

次の表は、アラートを生成するコンポーネントごとに必要な、フォルダーまたはテナントの追加の権限を示しています。

Orchestrator コンポーネント

権限のコンテキスト

権限セット

Unattended ロボット

テナント

マシン

 

フォルダー

監視

Attended ロボット

テナント

ロボット

 

フォルダー

監視

トランザクション

フォルダー

キュー

トリガー

フォルダー

トリガー

ジョブ

フォルダー

ジョブ

プロセス

フォルダー

プロセス

キュー

フォルダー

キュー

監視

フォルダー

テナント

フォルダー

注: 既知の問題

1 つのアラートに権限が 2 つ必要な場合、それらの権限は、ユーザー レベルでの直接割り当てか、同じグループを使用して付与する必要があります。2 つの別個のグループを使用して付与した場合、アラートは送信されません。

グループを使用して権限を割り当てる場合、ユーザーがアラートを確実に受信できるようにするには、次のような組み合わせで権限を付与する必要があります。
  • テナント スコープのアクションをカバーするアラートについては、同じグループに次の権限を付与します。
    • テナント レベルでのアラート表示
    • テナント レベルでの、テナント スコープの特定のコンポーネントの表示

    : 「マシンが切断されています」というアラートの場合、テナント レベルで同じグループ内での、アラートに対する表示権限と、マシンに対する表示権限が必要です。

  • フォルダー スコープのアクションをカバーするアラートについては、同じグループに次の権限を付与します。
    • テナント レベルでのアラート表示
    • フォルダー レベルでの、フォルダー スコープの特定のコンポーネントの表示

    : 「ジョブが失敗しました」というアラートの場合、テナント レベルでのアラートに対する表示権限と、フォルダー レベルで同じグループ内でのジョブに対する表示権限が必要です。

アラートの重要度レベルとサブスクリプション

アラートは、オートメーション フローのコンポーネントのステータスに関する情報を通知します。この情報は複数の種類の重要度に分かれており、実行を追跡したり、障害が発生した実行を特定したりするのに役立ちます。

プロセス実行のステートを示す重要度レベルは 5 つあります。

  • Info

    - プロセスの実行が中断されない、重要度の低いイベントを通知します。
  • 成功

    - 成功のステータスを通知します。
  • Warn

    - 危険と考えられるイベントを通知します。プロセスの実行が中断される可能性がありますが、中断されても回復できます。
  • Error

    - プロセスを正常に実行できない危険なイベントを通知します。
  • Fatal

    - プロセスの実行が強制停止されるイベントを通知します。
  • その他

    - トリガー イベントには複数の異なる重要度レベルがあります。
注: Orchestrator の重要度レベルは UiPath® によって設定されており、編集できません。

特定のコンポーネント イベントをサブスクライブすると、適切な値が得られないアラートで受信トレイがいっぱいになるのを避けることができます。サブスクライブできないコンポーネントもありますが、それらに関連するアラートは [アラート] ページで確認できます。

サブスクリプションを許可するアラート

次の表は、サブスクライブできるイベントと、対応する重要度レベル、およびアラートを受信するために必要な権限をまとめたものです。

権限が設定され、これらのイベントのいずれかをサブスクライブすると、ユーザーは [アラート] パネルとメール経由でアラートを受信し始めます。

コンポーネント

アラート

重要度レベル

権限が必要です。

ロボット

「Unattended ロボットが利用可能です。」

Info

マシン表示

 

「Attended ロボットが応答しません。」

Info

ユーザー表示

 

「Unattended ロボットが応答しません。」

Error

マシン表示

 

「Attended ロボットが切断されています。」

Info

ユーザー表示
 

「Unattended ロボットが切断されています。」

Fatal

マシン表示

ジョブ

ジョブのアラートを生成する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。

「ジョブが失敗しました。」

Error

ジョブ表示
 

「ジョブが保留中または再開のステートに留まっています。」

Error

 

「ジョブが終了していません。」

Error

トリガー

「トリガーが失敗しました。」

トリガーが設定よりも遅れて起動された場合、または起動がスキップされた場合に生成されます。

Error

トリガー表示
 

「割り当てられたロボットにはこのプロセスの保留中のジョブが既にあるため、トリガーがジョブを作成できませんでした。」

タイム トリガーで発生します。

Error

 

「ジョブの最大数に達したため、トリガーがジョブを作成できませんでした。」

キュー トリガーで発生します。

Info

 

「ジョブの作成が失敗した後、トリガーが自動的に無効化されました。」

トリガーがジョブの作成に連続して失敗した回数が多すぎるためにトリガーが自動的に無効化された場合に生成されます。

Fatal

トランザクション

「キュー アイテムがビジネス例外で失敗しました。」

Warn

トランザクション表示
 

「キュー アイテムがアプリケーション例外で失敗しました。」

Error

 

「ユーザーがレビュー担当者として割り当てられたキュー アイテムが失敗、または破棄されています。」

Info

キュー

「キューの SLA 違反が予測されます。」

Error

キュー表示
 

「キューの保持に失敗しました。」

Error

エクスポート

「エクスポートが完了しました。」

成功

N/A

 

「エクスポートに失敗しました。エクスポートをリトライしてください。」

Error

Cloud ロボット

Cloud ロボット プールのイベント。

その他

マシン表示
 

Cloud ロボット (仮想マシン) のイベント。

その他

サブスクリプションを許可しないアラート

次の表は、サブスクライブできないアラートと、対応する重要度レベルをまとめたものです。これらのアラートは [アラート] ページに表示されるほか、日次概要メールに記載されます。

コンポーネント

アラート

重要度レベル

プロセス

カスタム メッセージ。[アラートを生成] アクティビティを使用して設定します。

カスタムの重要度レベル

フォルダー

「フォルダーは正常に削除されました。」

成功

 

「フォルダーは復元されました。」

障害が発生した場合に生成されます。

Error

 

「フォルダーを削除できませんでした。フォルダーは [automatic_folder_name]として復元されました。」

障害が発生した場合と、同名の新しいフォルダーが同時に作成された場合に生成され、復元時に元のフォルダーの名前が変更されたことを意味します。

Error

個人用ワークスペース

「ユーザーがあなたの個人用ワークスペースの探索を開始しました。」

(「userName」が個人用ワークスペースの探索を開始しました。) 管理者が個人用ワークスペースの探索を開始したときに、そのワークスペースの所有者に送信されます。

Info

 

「ユーザーが個人用ワークスペースの探索を終了しました。」

(「username」が個人用ワークスペースの探索を停止しました。) 管理者が個人用ワークスペースの探索を停止したときに、そのワークスペースの所有者に送信されます。

Info

 

「個人用ワークスペースがフォルダーに変換されました。」

(個人用ワークスペースがフォルダー「folderName」に変換されました。) 個人用ワークスペースがフォルダーに変換されたときに送信されます。

Info

 

「ユーザーがあなたの個人用ワークスペースを削除しました。新しい空の個人用ワークスペースが作成されました。」

(ユーザー <userName> が個人用ワークスペースを削除しました。あなた用の新しい空のワークスペースが作成されました。) 個人用ワークスペースが削除されたときに、そのワークスペースの所有者に送信されます。

Info

 

「個人用ワークスペースの有効化が正常に完了しました。」

(個人用ワークスペースの有効化が正常に完了しました。) 個人用ワークスペースの一括有効化が正常に完了すると生成されます。

成功

 

「個人用ワークスペースの有効化に失敗しました。」

(個人用ワークスペースの有効化に失敗しました。) 個人用ワークスペースの一括有効化が失敗すると生成されます。

Error

テスト オートメーション

キュー アイテムの一括操作に関する個別のメッセージ。

Info

トリガー

「ジョブの実行が失敗した後、トリガーが自動的に無効化されました。」

トリガーに関連付けられたジョブが 5 回連続で実行に失敗し、その結果トリガーが自動的に無効化されると生成されます。

Fatal

アラートをサブスクライブする

[アラートの設定] ページで、アラートを受信するイベントをサブスクライブできます。

このページで行った設定は、自身がテナント内でアクセス権を持つすべてのフォルダーに適用されます。

ただし、管理者はフォルダー内のすべてのユーザーに対してアラートをアクティブ化または非アクティブ化できます。詳細については、「フォルダーのアラートをユーザーごとに有効化/無効化する」をご覧ください。

重要: [アラートの設定] ページで選択した項目は、組織管理者が上書きできます。詳細については、「ユーザーごとにアラートの設定を行う」をご覧ください。
特定のイベントをサブスクライブするには、以下の手順を実行します。
  1. [アラートの設定] ページに移動します。

    • [アラート] アイコン docs image をクリックします。[アラート] パネルが開きます。
    • 歯車アイコン docs image をクリックします。[アラートの設定] ページがテナント コンテキストで開きます。つまり、ここで選択するオプションは、自身がアクセス権を持つすべてのフォルダーに適用されます。
  2. 関連するコンポーネントまたは重要度レベルに基づいて、イベントを選択します。

親コンポーネントのチェックボックスをオンまたはオフにすると、関連するすべてのイベントが自動的に選択/選択解除されます。

アラート通知

Orchestrator で新しいアラートを通知する方法は 2 つあり、2 つの方法を同時に使用できます。

  • メール - メールで 10 分ごとおよび毎日 1 回受信するアラートです。
  • Orchestrator 内 - [アラート] パネルで受信するアラートです。

メール

オートメーションで発生した変更について常に最新の情報を把握したい場合、アラート メールをアクティブ化できます。

アラート メールは、10 分ごとまたは毎日 1 回、サブスクライブしたイベントの概要を提供します。

  • 10 分ごとの概要では、ユーザーがアクセス権を持つすべてのフォルダーで 10 分間に発生した Fatal および Error のアラートのみが報告されます。
  • 日次概要では、テナント内の、ユーザーがアクセス権を持つ全フォルダーで発生したサブスクライブ済みのアラートがすべて報告されます。

    レポートがアラートの収集を開始する時刻は、テナントのタイム ゾーンの毎日午前 10 時です。

詳しくは、「アラート メール」をご覧ください。

[アラート] パネルで

サブスクライブすると、Orchestrator の [アラート] パネルでアラートを受信し始めます。新しいアラートが記録されると、アラート アイコンに赤いドットが表示されます。これは、未読のアラートがあることを意味します。

[アラート] パネルには、最も重要な 5 つのアラートが表示されます。

パネルでアラートをクリックすると、関連するコンポーネントのカスタム フィルターで処理されたページにリダイレクトされます。たとえば、「ジョブが失敗しました」のアラートを受信してクリックすると、*[ジョブ] が開いてフィルター処理され、エラーが発生したジョブが表示されます。

[すべてのアラートを表示] をクリックして、テナントの [アラート] ページに移動します。

[アラート] ページ

[アラート] ページには、テナント内でユーザーがアクセス権を持つ全フォルダーのすべてのアラートが一元的に表示されます。このページでは、エラーが発生したコンポーネントを特定および追跡するための情報が提供されます。

アラートのリストを絞り込むには、以下のフィルターを使用できます。

  • 重要度 - 特定の重要度でフィルター処理すると、選択した重要度とそれより高い重要度のすべてのアラートが Orchestrator に表示されます。重要度レベルの階層は、重要度が最も高いものから低いものの順に、次のようになります。

    • Fatal > Error >Warn > Success > Info

      たとえば、Warn でフィルター処理した場合、WarnError、および Fatal のアラートが表示され、Warn より低い SuccessInfo は除外されます。

  • コンポーネント - コンポーネントでフィルター処理すると、その特定のコンポーネントのアラートが表示されます。
  • 時間 - 時間間隔でフィルター処理すると、選択した期間中に発生したアラートが表示されます。利用可能なフィルター オプションは、[過去 1 時間][過去 1 日][過去 1 週間][過去 30 日間][すべて] です。
  • ステート - ステートでフィルター処理すると、[未読][既読]、または [すべて] のいずれかのアラートが表示されます。

各アラート行の最後には、次の種類のアクション可能な 2 つのボタンがあります。

  • 既読にする - 対応するアラートを既読にします。既定では、重要度レベルが InfoSuccessWarn のアラートはすべて [アラート] ページで既読に設定されます。
  • 詳細を表示 - 関連するコンポーネントの詳細パネルを開きます。
  • アラートのソースを確認 - アラートを生成したコンポーネントのカスタム フィルターで処理されたページにリダイレクトされます。

アラートのソース

以下のアクションを実行するとアラートのソースにリダイレクトされ、アラートをトリガーした特定のコンポーネントの詳細を確認できます。

  • [アラート] ページで [アラートのソースを確認] をクリックする
  • エラーの概要メールの [詳細を確認] をクリックする
  • [アラート] パネルでアラートをクリックする

    注: Studio プロセスのデバッグ中に生成されるアラートには、リダイレクト リンクは提供されません。

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