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Orchestrator ユーザー ガイド

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最終更新日時 2024年12月4日

メンテナンス モード

メンテナンス モードでは、メンテナンスや Orchestrator インスタンスのアップグレードなどが必要になったときに、すばやく簡単に Orchestrator のすべてのアクティビティを停止して、IIS をシャットダウンできます。この機能は、あらゆるインストール環境で役立ちますが、膨大な数のアクティブなスケジュールが設定されていたり、常に多くのジョブが処理されているような、大規模なデプロイにおいて特に効果を発揮します。

注: メンテナンス モードを使用できるのは host 組織だけであり、このモードには Orchestrator の API からしかアクセスできません。詳しくは、『Orchestrator API ガイド』をご覧ください。

メンテナンス モードを使用するには:

  1. /api/Maintenance/Start 呼び出しを使用し、phase パラメーターに Draining を選択して、Pending Maintenance モードを有効化します。その間の状態は次のとおりです。
    • Robot と Orchestrator の通信は引き続き有効です (つまり、ログがアップロードされ、キュー アイテムが追加されます)。
    • 新しいジョブは作成できません。
    • 実行中のすべてのジョブに Stop コマンドが送信されます。
    • すべてのスケジュールが一時停止します。
    • メンテナンス中は、Orchestrator のインターフェイスを誰も使用できなくなります。

      注: 完了しないジョブや、完了するまでに非常に長い時間がかかるジョブがある場合は、それ以外のすべてのジョブに killJobs パラメーターを使用して Kill コマンドを送信する機能があります。
  2. 実行中のすべてのジョブが停止したら、/api/Maintenance/Start 呼び出しを使用し、フェーズパラメーターで [中断] を選択して、メンテナンス モードを有効化します。その間、ロボットから Orchestrator への通信は、すべて停止します。
  3. この段階で、IIS をシャットダウンして、メンテナンスや更新などの必要な作業を開始することができます。停止、再起動、アップグレードのいずれの操作を実行しても、メンテナンス モードは手動でオフに切り替えるまで維持されます。
  4. メンテナンス作業がすべて完了したら、IIS と Orchestrator を再起動します。/api/Maintenance/End エンドポイントを使用してメンテナンス モードをオフに切り替えます。結果は以下のようになります。
    • メンテナンス モードで実行されるようにスケジュールされたジョブの実行はすべてスキップされます。
    • メンテナンス ログが各テナントに対して作成されます。ログには、すべての停止/強制終了されたジョブとスキップされたトリガーの実行に関する情報が要約されています。

      注: メンテナンス ログには、api/Maintenance/Get 呼び出しを使用してテナント レベルでしかアクセスできず、そのテナントに固有のジョブやスケジュールの詳細のみが記録されます。

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