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サポート対象外
Studio ガイド
Last updated 2024年11月18日

診断ツールについて

UiPath 診断ツールは、診断情報の収集とプレビューを容易にするスタンドアロンのユーティリティです。収集した情報はパッケージ化して UiPath のテクニカル サポート チームに送付し、潜在的な問題の解決に役立てることができます。

必要な情報だけを収集できるようにする各種コレクターが同梱されています。さらに、選択したコレクターを、後で使用できるようにプロファイルとして保存することも可能です。情報は、Studio、Robot、RobotJS、アクティビティ、Orchestrator から収集できます。

診断ツールは、Automation Cloud インスタンスのリソース センターからダウンロードできます。

このツールは Studio のインストールに組み込まれており、C:\Program Files\UiPath\Studio フォルダー (マシン単位のインストールの場合)、または %localappdata%\Programs\UiPath\Studio フォルダー (ユーザー単位のインストールの場合) にあります。

スタート ボタンをクリックして、診断ツール アプリケーションを検索すれば、簡単にアクセスできます。

[開始] セクション

診断ツールは、コレクターを使用して情報を収集するプロファイルに基づいています。プロファイルとは、発生している問題に応じて、特定の情報を収集することに特化された一連のコレクターのことです。診断ツールには、特定のコレクターを集めた定義済みプロファイルがいくつか付属していますが、固有の問題に合わせて独自のプロファイルを作成することも可能です。定義済みプロファイルから使用しはじめ、収集が必要な情報に応じて後からコレクターを追加または削除するという使用方法もあります。



プロファイル

説明

Studio/Robot/アクティビティの問題

Studio、Robot、またはアクティビティに関する情報を収集します。このプロファイルには、既定で有効化されるいくつかのコレクターが付属しています。

Orchestrator の問題

Orchestrator への接続に関する情報を収集します。このプロファイルには、既定で有効化されるいくつかのコレクターが付属しています。

空のプロファイル

このプロファイルには、選択済みのコレクターが一切付属していません。必要になったコレクターを備えたカスタム プロファイルを、このプロファイルを元に作成できます。

指定の場所

指定した .json ファイルに基づいて情報を収集します。使用するコレクターを選択できます。
上記に加え、以前に収集したデータをレビューするために、生成済みの .zip パッケージをインポートすることも可能です。

[設定] セクション

このセクションには、すべてのコレクターが表示されます。最初の 2 つのプロファイルには、いくつかのコレクターがあらかじめ追加されていますが、その他のコレクターを追加したり、既存のコレクターを削除したりすることもできます。使用可能なコレクターは、次のとおりです。

コレクター

収集される情報

レジストリ情報

使用されているレジストリ キーと、それらの値の名前および値のデータ

画面情報

使用されているディスプレイと、それらの種類、解像度、DPI、オフセット座標

イベント ログ

選択したアプリケーションの .evtx ログ ファイルを生成します。

環境変数

使用されているシステムまたはローカルの環境変数 (設定可能な句に基づく)

コンピューター情報

マシンの名前、ドメイン、オペレーティング システム、セッション、管理者、プロキシ設定

ログ ファイル

実行時、Studio、ETL のログ、およびそれらを組み合わせたログ。セクションごとに表示およびエクスポートできます。

プロセス情報

使用されているシステム プロセス

サード パーティのインストール

使用されているサードパーティ アプリケーションをすべて列挙します。

UiPath のインストール

そのマシンにインストールされている、すべての UiPath 製品を、バージョン、種類、パスとともに列挙します。

ライセンス

ライセンスの種類とステータスを表示します。

設定ファイル

使用可能なUiPath.settingsUiStudio.settingsUiStudio.v2.settingsNuGet.config ファイルを、アクセスの可否とともに列挙します。

Orchestrator の Web 構成ファイル

指定したレジストリ キーの場所と値に基づいて、Web.config ファイルを表示します。

Orchestrator のアプリケーション ホスト構成ファイル

指定したフォルダーに基づいて applicationhost.config ファイルを表示します。


プロファイルに標準で追加されているコレクターの中で不要なものがあれば、該当するコレクターのコンテナーの x ボタンをクリックするだけで削除できます。

その他のコレクターが必要な場合は、[新しいコレクターを追加] ボタンをクリックして、リストから必要なものを選択します。

繰り返し使用することが予想されるコレクターがある場合は、それらをリストに追加して [プロファイルをファイルにエクスポート] をクリックします。これにより、後日 [開始] セクションからインポートできる .json ファイルが生成されます。

一部のコレクターでは、より詳細に情報を確認できます。

たとえば、ログ ファイル コレクターでは、ログの種類 (ExecutionLogsStudioLogsEtlLogsCombinedLogs) ごとに別々のウィンドウで、収集したファイルを検討できます。さらに、ログ ファイルのパスの表示、ログ ファイルのオープンに加え、エクスポートするログ ファイルの選択さえ可能です。



同様に、レジストリ情報コレクターの場合、[プレビュー] セクションには最初の数個の結果しか表示しませんが、別のウィンドウにすべての結果を表示することが可能です。それには、[y 行中 x 行を表示] ボタンをクリックします。ここで x は表示される結果の数、y は結果の総数です。



[プレビュー] セクション

ここに、収集された全情報が表示されます。読みやすいように、折りたたみ可能なボックスにグループ化されています。特定のコレクターが不要の場合は、それらを無効化するだけで、最終パッケージにエクスポートされなくなります。



エクスポートが不要と思われるコレクターは、ここで無効化できます。[次へ] をクリックする前に、不要なコレクターのチェックを外すだけでエクスポートから除外できます。

[エクスポート] セクション

最後のセクションには、プロセスで使用されているコレクターのプレビューが表示されます。残された操作は [エクスポート] をクリックして、収集した全データを .zip パッケージに保存することだけです。ファイルの保存先を開く機能もあります。コレクターを変更する必要があれば、上記のセクション間を移動することも可能です。


コマンド ライン引数

診断ツールは、コマンド プロンプトまたは Windows PowerShell から使用することもできます。使用モードによって引数や結果が変わることはありません。

アクセス方法は次のとおりです。

  • コマンド プロンプト - 管理者権限でコマンド プロンプト インスタンスを開き、cd コマンドで診断ツールの保存場所に移動します。下表の引数とともに診断ツールを実行します。
  • Windows PowerShell - 診断ツールの保存場所に移動して右クリックし、PowerShell を開くメニュー項目を選択します。下表の引数とともに診断ツールを実行します。

例:

UiPath.DiagnosticTool.exe run <[defaultProfile] | [pathToProfile> [Optional Parameter]

引数

説明

run studio

Studio の既定プロファイルを実行します。

run orchestrator

Orchestrator の既定プロファイルを実行します。

run <pathToFile>

生成された .json ファイルに基づいて、あらかじめ作成済みのカスタム診断プロファイルを実行します。

-o, --output

全収集データを含めて生成される .zip パッケージの出力を指定します。

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