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2021.10
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Studio ガイド
Last updated 2024年9月23日

コマンド ライン パラメーター

Studio および Robot のインストールおよび更新を行ったり、コマンド ラインから UiPathStudio.msi インストーラーまたは UiPathStudioCloud.msi インストーラーを実行して既存のインストールを変更できます。

以下のセクションに、使用できるパラメーターの説明およびいくつかの使用例を示します。

注:
  • これらのコマンドを実行するには、管理者権限が必要です。
  • インストーラーをコマンド ラインからサイレント モードで実行して、既存のインストールを変更することはできません。ただし、インストーラーをサイレント モードで実行して、旧バージョンから更新することはできます。
  • msiexec.exe の /passive オプションを使用した無人モードのインストールの実行はサポートされていません。

コマンド ライン引数の説明

以下の表に、使用できるすべてのコマンド ライン パラメーターのリストを示します。

クリーン インストールにはすべてのパラメーターを使用できますが、旧バージョンからの更新または既存のインストールの変更の場合は、以下のパラメーターのみサポートされます。

  • ADDLOCAL を使用した機能の有効化/無効化。Robot を無効化することはできませんので注意してください。
  • SERVICE_URL - RegisterService 引数を含めずに Robot をサービス モードからユーザー モードに切り替える場合に使用できます。
  • NUGET_OPTIONSENFORCE_SIGNED_EXECUTIONDISABLE_SECURE_XAMLTELEMETRY_ENABLED - 既存のインストールの変更には使用できません。

    コマンド

    説明

    /q

    特定の UiPath 機能のサイレント モードでのインストールに対応していますが、ユーザー インターフェイスは表示されません。

    /l*vx <LogFile>

    インストーラーのログ ファイルを指定したパスに生成します。v2018.4.2 以降、Studio または Robot のライセンスをインストール時に取得した場合、このファイルにはライセンス情報も含まれます。

    インストール プロセスの間に問題が発生した場合は、理由を問わず、UiPath のサポート チームにファイルを送信できます。

    ADDLOCAL

    インストールする機能を選択できます。ADDLOCAL を使用すると、このコマンドで指定した機能のみがインストールされます。ADDLOCAL を使用しないと、Studio、サービス モードの Robot、アクティビティ パッケージ、および JavaScript アドオンがインストールされます。

    次のオプションがサポートされています。

    DesktopFeature - Robot と Studio の機能をインストールすることを指定します。
    Studio - Studio をインストールします。
    ExcelAddin - StudioX Excel アドインをインストールします。同時に Studio の指定が必要です。
    Robot - Robot をユーザー モードまたはサービス モードでインストールし、さらに Assistant もインストールします。
    • Robot をサービス モードでインストールするには、RegisterService オプションも追加します。これは Unattended ロボットに推奨されるオプションです。
    • Robot をユーザー モードでインストールするには、RegisterService オプションを追加しないでください。これは Attended ロボットおよび Development ロボットに推奨されるオプションです。
    注: Robot をサービス モードからユーザー モードに変換すると、Robot が元の NuGet パッケージ フォルダーの .xaml ファイルにアクセスできなくなる場合があります。これを解決する方法について詳しくは、トラブルシューティング セクションの「移行後に NuGet パッケージにアクセスできない」をご覧ください。
    Packages - アクティビティ パッケージをインストールします。同時に DesktopFeature 引数と Robot 引数の指定が必要です。
    StartupLauncher - Windows の起動時に Robot を実行します。同時に DesktopFeature 引数と Robot 引数の指定が必要です。
    JavaBridge - Java アプリケーションに関して統合と自動化を向上させる目的で UiPath Java Bridge をインストールします。Java Bridge をインストールする場合、インストール時間が通常より長くなる場合があります。DesktopFeature 引数および Robot 引数を指定せずに使用することはできません。
    ChromeExtension - UiPath Google Chrome 拡張機能をインストールします。DesktopFeature コマンドおよび Robot 引数がない場合は使用できません。
    EdgeExtension - UiPath Microsoft Edge (Chromium ベース) 拡張機能をインストールします。同時に Robot 引数を指定する必要があります。
    CitrixClient - UiPath Citrix クライアント拡張をインストールします。DesktopFeature コマンドおよび Robot 引数がない場合は使用できません。
    JavaScriptAddOn - Robot JavaScript SDK をサポートする Robot JavaScript アドオンをインストールします。
    SapPlugin - SAP Solution Manager プラグインをインストールします。マシンに SAP Connector for Microsoft がインストールされている必要があります。クリーン インストールの場合は、SAP_SOL_MAN_HOST パラメーターを使用してインスタンスのアドレスを指定する必要もあります。同時に Studio の指定が必要です。

    MSIINSTALLPERUSER

    現在のユーザーに対してのみ Studio および Robot をインストールできます。ユーザー単位でインストールするには、MSIINSTALLPERUSER=1 を追加します。マシン単位でインストールする場合は、このパラメーターを含めないでください。

    SAP_SOL_MAN_HOST

    SAP Solution Manager インスタンスのホスト名または IP アドレス。ADDLOCAL オプションに SapPlugin 引数が指定されている場合のクリーン インストールに必要です。
    例: UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,SapPlugin SAP_SOL_MAN_HOST=ip_address

    APPLICATIONFOLDER

    Studio と Robot を指定の場所にインストールできます。

    NUGET_OPTIONS

    オフライン環境で作業する場合には、このパラメーターが推奨されます。このパラメーターを DisableOnlineFeeds に設定すると、ロボット用のオンラインの UiPath 公式フィードやコミュニティ フィードを無効化できます。こうすることで、Orchestrator フィードとローカル フィールドのみが考慮されます。

    URL フィードは設定ファイルから削除されず、単に無視されるだけです。

    これは、インストールにもアップグレードにも使用可能です。
    注:NUGET_OPTIONS パラメーターを使用しても、Studio のオンラインの UiPath オフィシャル フィードおよびコミュニティ フィードは無効化されません。

    PACKAGES_FOLDER

    Studio および/または Robot のワークフローとその依存関係のダウンロード場所を変更できます。このフォルダーは、ユーザー固有のフォルダー、またはマシンのすべてのユーザーがアクセスできるフォルダーです。このパラメーターは、サービス モードおよびユーザー モードのロボットの両方で使用できます。このパラメーターを入力しない場合、既定のフォルダーは %userProfile%\.nuget\packages になります。
    注: パッケージ フォルダーを変更する場合、プロセスを実行する必要があるすべてのユーザーがこのフォルダーに対する読み取りアクセス権を持っている必要があります。
    注: PACKAGES_FOLDER パラメーターを使用する場合、いくつかの制限があります。詳しくは、「カスタム パッケージ フォルダーとネットワーク パス」をご覧ください。
    %USERNAME%%USERPROFILE% などの環境変数を使用する必要がある場合は、特殊文字 % は、次のようにエスケープする必要があります。
    • セットアップをコマンド プロンプトから呼び出した場合 - UiPathStudio.msi PACKAGES_FOLDER=C:\Some\Path\^%USERNAME^% を使用します。
    • バッチ スクリプト - % - UiPathStudio.msi PACKAGES_FOLDER=C:\Some\Path\^%USERNAME^% を使用します。
    • PowerShell コンソールまたはスクリプト - エスケーブは不要です。
    • Active Directory ドメイン アカウントを使用している場合は、フォルダー構造にもドメイン名を指定することを推奨します。例: C:\packages\^%UserDomain^%.^%Username^%
    • 同時接続実行 (高密度ロボット) が可能な Windows Server マシン上のインストールの場合は、各ユーザー固有のパスを指定する必要があります。複数のロボットに同じパスを使用する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
    注: PACKAGES_FOLDER パラメーターを使用する場合、いくつかの制限があります。詳しくは、カスタム パッケージ フォルダーとネットワーク パスに関するこちらのページをご覧ください。

    インストール後にパッケージのダウンロード フォルダーを変更する方法について詳しくは、「アクティビティ パッケージを管理する」をご覧ください。

    CUSTOM_NUGET_FEEDS

    Studio や Robot 用にカスタムの NuGet アクティビティ フィードを追加できます。このコマンドは、既存のフィード リストの追加または更新のみを行います。

    文字列型のキーと値のペアを設定する必要があります。有効な場所には、オンライン フィード、フォルダー パス、共有ネットワーク ドライブが含まれます。指定するフィードは、そのマシンのすべてのユーザーがアクセス可能なものにしてください。フィードはセミコロン (;) で区切ります。

    例: CUSTOM_NUGET_FEEDS="FeedName1,https://my.custom.nuget.feed; FeedName2,D:\Custom\Activities\Packages\"

    ENFORCE_SIGNED_EXECUTION

    任意です。ロボットに署名付きパッケージのみを実行させるルールを適用できます。インスタンスのクリーン インストール時または更新時に使用できます。デプロイ時にこのパラメーターを指定しなかった場合、パッケージの署名は有効化されません。

    次のオプションがサポートされています。

    • 1 - ロボットは、UiPath による作成者またはリポジトリの署名が付いたパッケージのみをダウンロード、インストール、または実行することができます。自分の証明書を信頼された発行元として追加する場合は、nuget.config ファイルを変更する必要があります。この方法について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
    • 0 - ロボットのデプロイに、パッケージ署名に関するルールは一切適用されません。

    インストール後に署名済み実行を強制する方法については、「パッケージの署名」をご覧ください。

    CODE

    Studio インスタンスのライセンス コードを指定します。

    CONNECTIONSTRING

    インストール時に接続文字列を使用して、ロボットをオンプレミスの Orchestrator に自動的に接続します。以下の要件を満たす必要があることにご注意ください。

    • UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルの WindowsAuth.Enabled パラメーターが true に設定されていること
    • WindowsAuth.Domain パラメーターに有効なドメインを設定する必要があります。
    • サービス モードの Robot
    • 標準マシンの設定が行われている
    注: CONNECTIONSTRING を使用した標準マシンでの自動登録は、Orchestrator v2020.10 でのみ使用できます。

    CHROME_INSTALL_TYPE

    ポリシーによって Chrome 拡張機能を自動的にインストールします。

    次のオプションがサポートされています。

    • GLOBAL - Chrome 拡張機能はシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtenstions ツールを使用して /ChromeGlobal コマンドを呼び出すのと同じです。
    • STORE - Chrome 拡張機能はポリシーによりシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtenstions ツールを使用して /ChromePolicyGlobal コマンドを呼び出すのと同じです。

    DISABLE_SECURE_XAML

    Windows サービスとしてインストールされた Robot の XAML ファイルのセキュリティを無効化できます。セキュリティ保護されていない XAML ファイルを使用すると、ユーザーはプロセス ファイルとロジックを読み取って変更できます。

    次のオプションがサポートされています。

    • 0 - 既定のオプションです。使用すると、Windows サービスとしてインストールされた Robot の XAML ファイルのセキュリティが有効化されます。
    • 1 - Windows サービスの Robot の XAML ファイルのセキュリティが無効化されます。
    : このパラメーターは、クリーン インストールまたは更新中にのみ使用できます。

    SERVICE_URL

    ユーザーが対話型サインインを使用して接続する Orchestrator インスタンスの URL を定義できます。

    指定した URL は、ユーザー モードの Robot についてのみ uipath.config ファイルに保存されます。サービス モードのインストールの場合、この引数は無視されます。
    インストーラーを実行して旧バージョンからの更新または既存のインストールの変更を行う際、Robot をサービス モードからユーザー モードに切り替える場合 (RegisterService オプションは含めません)、このパラメーターを使用できます。

    ORCHESTRATOR_URL

    クリーン インストールでは、自動更新情報を取得するために使用する Orchestrator のメイン URL を指定できます (例: https://orchestrator.local/organizationName/tenantName)。

    TELEMETRY_ENABLED

    使用状況データの収集機能は、Studio および Robot のインストール時に無効化できます。

    : このパラメーターは、クリーン インストールまたは更新中にのみ使用できます。

    テレメトリは Studio および Robot に対して既定で有効化されています。無効化するには、クリーン インストールまたは更新を実行するたびにパラメーターに次の値を使用します。

    • TELEMETRY_ENABLED=0
    注: これにより、Studio と Robot の両方のテレメトリが無効化されます。

    テレメトリを有効化する場合は、このパラメーターを含めないか、次の値と一緒に含めます。

    • TELEMETRY_ENABLED=1

    使用状況データの収集機能と、テレメトリの設定の変更方法の詳細については、「テレメトリをオプトアウトする」をご覧ください。

    ENABLE_PIP

    コマンドラインから UiPath をインストールするときに、マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化することができます。

    そのためには、以下のパラメーターを使用します。

    • ENABLE_PIP=1

    例:

    UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,Packages ENABLE_PIP=1

    ORCHESTRATOR_AUTO_SIGNIN

    Attended ロボットをユーザー モードでインストールする場合、Azure Active Directory で SSO を使用するよう環境設定されていると、アカウントへの自動サインインが有効化されます。このパラメーターは ORCHESTRATOR_URL と一緒に使用する必要があります。
    このオプションを有効化するには、ORCHESTRATOR_AUTO_SIGNIN=1 を使用します。

    ENFORCE_DEFAULT_SERVICE_URL

    ユーザー モードのインストールの場合、このパラメーターは既定のサービス URL を適用します。

    このオプションを有効化するには、ENFORCE_DEFAULT_SERVICE_URL=1 を使用します。
    ORCHESTRATOR_URL も有効化する必要があります。

以下の例では、UiPathStudio.msi インストーラーが置かれているディレクトリにいることを前提としています。たとえば、cd D:\UiPathInstaller などのコマンドでこれを行うことができます。
  • Studio のインストールと Robot の Windows サービスとしてのインストールを実行し、アクティビティ パッケージをインストールします。 - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,Packages
  • 現在のユーザーに対してのみ、Studio と Robot をユーザー モードでインストールします。 - UiPathStudio.msi MSIINSTALLPERUSER=1 ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot
  • デスクトップ スイート全体をサイレント モードでインストールします。 - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,Packages,StartupLauncher,JavaBridge /Q
  • ポリシーを使用して、デスクトップ スイート全体と Chrome 拡張機能をサイレント モードでインストールします。 - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,Packages,ChromeExtension CHROME_INSTALL_TYPE=STORE /Q
  • サイレント モードで、Studio をインストールし、Robot を Windows サービスとしてインストールし、アクティビティ パッケージをインストールする (すべてを D:\UiPath フォルダーにインストール) - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,Packages APPLICATIONFOLDER=D:\UiPath /Q
  • サイレント モードで Robot を Windows サービスとしてインストールし、Orchestrator に接続する -

    UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService CONNECTIONSTRING=https://demo.uipath.com/api/robotsservice/GetConnectionData?tenantId=1 /Q

  • Studio のインストールと Robot の Windows サービスとしてのインストールと、2 つのカスタム アクティビティ フィードの追加をサイレント モードで実行します。 - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService CUSTOM_NUGET_FEEDS="Feed Name1, https://my.custom.nuget.feed; FeedName2, D:\RPA\Activities\Packages\" /Q
  • Studio 、Windows サービスとして登録された Robot、ローカル アクティビティ フィードのインストールとライセンスの取得をサイレント モードで実行します。 - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,Packages CODE=1234567890 /Q
  • Robot を Windows サービスとしてインストールし、公式オンライン フィードを無効化します。 - UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService NUGET_OPTIONS=DisableOnlineFeeds
  • コマンド ライン引数の説明

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