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2021.10.3
公開日: 2021 年 10 月 27 日
.NET 5 に対応したプロジェクトを作成できるようになりました。プロジェクトの作成時に、プロジェクトの対応 OS (バージョン) を「Windows - レガシ (.NET Framework 4.6.1)」、「Windows (Windows でサポートされる .NET 5)」、または「クロスプラットフォーム (クロスプラットフォームでサポートされる .NET 5)」から選択します。既定のオプションは、以前のバージョンの Studio で使用されていた「Windows - レガシ」です。
この更新点に関する注意事項は以下のとおりです。
- Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトは 64 ビット プロセスとして実行されるため、64 ビット アーキテクチャをフルに活用できます。つまり、プロジェクトは 64 ビット オペレーティング システムでのみサポートされます。Windows - レガシ プロジェクトは 32 ビット プロセスとして実行されます。
- クロスプラットフォーム プロジェクトは API 操作の自動化に使用でき、Windows と Linux の両方のオペレーティング システムで実行できます。
- v2021.4 以前の Studio で作成されたプロジェクトは、Windows - レガシ プロジェクトとして開きます。
- Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトはパブリッシュ時にコンパイルされるため、実行パフォーマンスとパッケージのセキュリティが向上します。パッケージにはプロジェクトのソース ファイルではなく DLL ファイルが含まれるようになります。なお、ソース ファイルをパブリッシュする場合は、パブリッシュされるパッケージにソース ファイルを含めることもできます。
- Windows プロジェクトおよびクロスプラットフォーム プロジェクトは、v2021.10 以降の Robot でのみ実行できます。
- 今回のリリースより、Studio に既定で含まれるアクティビティ パッケージが Windows - レガシ プロジェクトと Windows プロジェクトの両方をサポートするようになりました。一方で、クロスプラットフォーム プロジェクトをサポートするパッケージの数は限られています。[パッケージを管理] ウィンドウからインストールできるのは、選択したプロジェクトの対応 OS (バージョン) をサポートするパッケージとバージョンのみです。
- 組織は、既定の対応 OS (バージョン) を定義したり、特定の対応 OS (バージョン) の使用を強制したりするガバナンス ポリシーをデプロイできます。
- ライブラリは、対応 OS (バージョン) が同じプロジェクトにのみインストールできます。
- StudioX プロファイルで作成されるプロジェクトの対応 OS (バージョン) はすべて「Windows - レガシ」になります。
- 各プロジェクトの対応 OS (バージョン) は、Studio のステータス バーの右隅、[プロジェクト] パネル内の [依存関係] ノード、および [ホーム] (Studio の Backstage ビュー) > [スタート] の [最近使用したプロジェクトを開く] のリストに含まれる各プロジェクトのエントリに表示されます。
- 既存のカスタム アクティビティを .NET 5 に移行できます。
他のマシンで実行されているロボットでプロジェクトを実行・デバッグできるようになりました。新しいリモート デバッグ機能は、Windows 環境のロボットと Linux 環境のロボットの両方で利用できます。リモート ロボットへの TCP/IP 接続を設定するか、Orchestrator 経由で Unattended ロボットに接続するかのいずれかのオプションを選択できます。接続が確立され、リモート実行が有効化されると、すべての実行とデバッグ操作がリモート ロボットで行われます。詳しくは、「リモート デバッグ」をご覧ください。
Studio の操作を簡素化し、必要な機能に簡単にアクセスできるように、Studio Pro プロファイルを廃止しました。これに伴い、Studio Pro プロファイルでしか利用できなかった高度な機能 (テスト オートメーション、モバイル オートメーション、C# のサポートなど) をすべて Studio プロファイルに追加しました。また、Studio Pro のテンプレートを Studio で利用できるようにしました。
この更新点に関する注意事項は以下のとおりです。
- 以前のバージョンで Studio プロファイルと Studio Pro プロファイルの両方を使用していたユーザーがこのバージョンにアップグレードする場合、Studio Pro プロファイルの設定はこのバージョンの Studio プロファイルに移行されます。
- Studio は、古いバージョンの Studio および Studio Pro で作成されたプロジェクトに対応しています。
-
ガバナンスを使用する組織は、既存の Studio Pro のポリシーを Studio プロファイルに移行する必要があります。手順は以下のとおりです。
- ファイルベースのガバナンスの場合は、Studio Pro プロファイル用に設定されたパラメーターを Development に変更する必要があります。
- Automation Ops の場合は、既存の Studio Pro のポリシーの設定を、新しい Studio の v2021.10 のポリシーに移動します。
- Automation Developer という新しいライセンスが利用できるようになりました。これは、古いリリースで利用可能だった RPA Developer、RPA Developer Pro、Test Developer Pro ライセンスに代わるライセンスです。Studio Pro へのアクセス権が含まれる古いライセンスで Studio をアクティベーションした場合は、引き続き Studio を使用できます。
StudioX 向けに設計されたアクティビティを、Studio でも既定で使用できるようになりました。 プラス メニューを使用して、オートメーションに追加した Excel ファイル、PowerPoint ファイル、Outlook アカウント、Outlook 365 アカウント、Gmail アカウント、Google スプレッドシートを操作できます。
アクティビティの設定を行う際に各プロパティの プラス メニューを使用して、それぞれのプロパティで期待される型に一致するデータを参照して選択できます。手動で入力しなくても、式が自動的に生成されます。
-
Excel の場合、モダン デザイン エクスペリエンスが有効化されていると、以下の操作が行えます。
- StudioX のアクティビティ (モダン) を、Excel アクティビティとしてプロジェクトで既定で使用できます。これは、「Excel アプリとの連携」系アクティビティ (クラシック) に代わるアクティビティです。
- [Excel ファイルを使用] スコープ アクティビティ内で Excel アクティビティの設定を行う際に、メニューからファイルの内容を参照して、セル、範囲、表、シート、グラフなどのデータを選択できます。また、Excel アドインをインストールすれば Studio と Excel の表示を切り替えて、オートメーションで使用するデータを Excel ファイル内で指定できます。
- PowerPoint の場合、[PowerPoint プレゼンテーションを使用] スコープ アクティビティ内で PowerPoint アクティビティの設定を行う際に、スライド、図形、レイアウトなどのデータをメニューから選択できます。
- メールの場合、[Outlook 365を使用]、[Gmail を使用]、または [デスクトップ版 Outlook アプリを使用] スコープ アクティビティ内でメール アクティビティの設定を行う際に、Outlook のフォルダー、Gmail のラベル、反復処理している現在のメール、または [件名]、[本文]、[本文 (HTML)]、[Bcc]、[Cc]、[宛先]、[送信元]、[日付] (テキストとして)、[優先度] などのメッセージ フィールドをメニューから選択できます。
- Google スプレッドシートの場合、[Google スプレッドシートを使用] スコープ アクティビティ内でシート アクティビティの設定を行う際に、シートと名前付き範囲をメニューから選択できます。
-
システム アクティビティ パッケージのファイル アクティビティの場合、ファイルまたはフォルダーに対して反復処理を行う際に、[名前]、[完全名]、[最終更新日]、[最終アクセス日]、[作成日] などのファイルやフォルダーのプロパティをメニューから選択できます。
[Excel ファイルを使用] アクティビティと [PowerPoint プレゼンテーションを使用] アクティビティを使用する際に、使用するファイルがプロセスの実行時にまだ存在しない場合でも、プラス メニューを使用して、デザイン時に使用するテンプレートとして同じ構造のファイルを定義できます。
Studio のすべての新しいプロジェクトで、モダン デザイン エクスペリエンスが既定で有効化されるようになりました。これにより、UI Automation アクティビティ パッケージの最新の機能を活用できるようになりました。
この変更に慣れるための工夫として、モダン デザイン エクスペリエンスの使用時にクラシック アクティビティを検索すると、対応するモダン アクティビティが検索結果に表示されるようにしました。たとえば、クラシック アクティビティである [ブラウザーにアタッチ] アクティビティを検索すると、モダン アクティビティである [アプリケーション/ ブラウザーを使用] アクティビティが表示されます。
引き続きクラシック エクスペリエンスを使用する場合は、グローバル レベルまたはプロジェクト レベルでモダン エクスペリエンスを無効化するか、[アクティビティ] パネルで [クラシック アクティビティを表示] オプションを選択して、プロジェクトでクラシック アクティビティを使用できるようにできます。
プロジェクトのデバッグがさらに簡単になりました。デバッグが一時停止している間に現在のアクティビティのプロパティを編集して、問題を修正できるようになりました。[ローカル] パネルのプロパティ上でホバーして をクリックし、[ローカル値] ウィンドウで必要な修正を行ったあと、デバッグを再開できます。
Studio が Azure の Application Insights インスタンスにテレメトリ データを送信できるようになりました。これにより、組織内での Studio の使用状況を監視および分析できるようになりました。この機能を有効化するには、ガバナンス ポリシーに Application Insights のインストルメンテーション キーを入力するだけです。詳しくは、『Studio ガイド』の「ガバナンス」と『Automation Ops ガイド』の「Studio のポリシーの設定」をご覧ください。
よりスムーズなオートメーション ジャーニーを実現するため、Studio のプロジェクトを Automation Hub のアイデアに紐づけやすくしました。プロジェクトの新しいプロパティである「Automation Hub URL」を使用すると、既存のプロジェクトを Automation Hub のアイデアにリンクできます。または、Automation Hub 内のオプションを使用して、「開発」フェーズにありステータスが「開始前」のアイデアから Studio プロジェクトを直接作成することもできます。詳しくは、「プロジェクトを Automation Hub のアイデアにリンクする」をご覧ください。
プロセスが有人オートメーション向けに設計されているかどうかをマークできるようになりました。UI Automation アクティビティやユーザーの操作を必要とするその他のアクティビティが含まれるプロセスの [プロジェクト設定] で、[有人オートメーション] の設定を有効化できます。有人オートメーションとしてマークされたプロセスは、無人シナリオでは実行できません。
各ワークフローの分析結果を、プロジェクト フォルダー内の JSON ファイルにエクスポートできるようになりました。
GitHub アカウントを使用したサインインによる認証
github.com でホストされているリモート Git リポジトリに対する認証を、GitHub アカウントでサインインして行えるようになりました。HTTPS を使用してリモート リポジトリをクローンしたり、プロジェクトをリポジトリにコピーしたりする際に、[資格情報を使用] の下に新しく追加された [GitHub でサインイン] オプションを使用できます。この機能を使用するには、組織またはアカウントに UiPath GitHub App がインストールされている必要があります。
Git の資格情報の変更
リモート Git リポジトリへの接続に使用する資格情報を変更できるようになりました。
Git の以前のコミットを使用したブランチの作成
以前のコミットから新しいブランチを作成できるようになりました。ファイル、フォルダー、またはプロジェクトの履歴を表示している際に、[履歴] ウィンドウ内のコミットを右クリックして [ブランチを作成] を選択します。
Git リポジトリのガバナンス
AllowEditRepositories
パラメーターを使用して指定し、使用できるリポジトリのリストを Repositories
パラメーターを使用して定義します。Automation Ops については、『UiPath Automation Ops ガイド』の「Studio のポリシーの設定」をご覧ください。
リポジトリ URL のコピー
ソース管理に追加されたプロジェクトのリポジトリ URLをすばやくコピーできるようになりました。[プロジェクト] パネルでプロジェクト ノードまたはファイルを右クリックして、コンテキスト メニューから [リポジトリ URL をコピー] を選択します。
更新された新しいインストーラー
- Community Edition ユーザーのインストール エクスペリエンスをより一貫性のある柔軟なものにするために、Community Edition の
UiPathStudioSetup.exe
インストーラーを廃止しました。これまで Enterprise Edition でのみ利用可能だった MSI インストーラーを Community Edition でも利用できるように更新しました (UiPathStudioCommunity.msi
)。今回のリリースより、Community Edition ユーザーは Studio の Enterprise Edition をインストールして、Community ライセンスでアクティベーションするオプションも選択できるようになりました。 -
Studio の MSI インストーラーのインターフェイスを更新し、次の 2 つのセットアップ オプションが表示されるようにしました。
- クイック (Community ユーザーに推奨) – 設定を一切行うことなく、ユーザー モードの Robot を含む既定の設定で現在のユーザーに対してインストールを実行します。
-
カスタム (Enterprise ユーザー/上級ユーザーに推奨) - マシンごとにインストールを実行し、インストールする Robot の種類とコンポーネントを選択して、インストールの詳細な設定を行います。
Orchestrator からのクライアント コンポーネントの自動更新
UiPath Robot、Studio、Assistant のクライアントのバージョンを Orchestrator から更新できるようになりました。この機能により、大規模なマシン ベースのバージョン更新を一元化された場所から容易に実行できるため、ユーザーの負担が解消され、更新プロセスが効率化されます。
テスト エクスプローラー
新しく [テスト エクスプローラー] パネルを追加し、すべてのテスト オートメーションをグループ化して 1 か所に表示するようにしました。このパネルでは、テストの開発、実行、および分析に関する情報を確認できます。また、テスト結果のステートに基づいてテストをフィルター処理したり、シナリオのステート (成功/失敗) に基づいてテストを実行またはデバッグしたりできます。なお、テストに関わる機能を 1 か所に集約するため、[アクティビティ カバレッジ] パネルはサブパネルとして追加しました。
詳しくは、「テスト エクスプローラー」をご覧ください。
実行テンプレート
実行時にテスト ケースを動的なテンプレート内にラップして、テスト ケースに関わるメンテナンス (テスト実行の並べ替え、テスト ケース固有の回復作業、カスタマイズ可能なテスト ケースの報告、設定およびティアダウン) を減らせるようになりました。
詳しくは、「実行テンプレート」をご覧ください。
ファイル テンプレート
テスト ケースのテンプレートを作成し、別のテストで再利用できるようになりました。
詳細については、「ファイル テンプレート」をご覧ください。
SAP Change Impact Mining
UiPath のテクノロジ パートナーの協力のもと、SAP ECC および SAP S/4HANA 用のオートメーション プロジェクト向けに Change Impact Mining の提供を開始しました。
SAP セッションの属性を監視できる [SAP セッション属性変更トリガー] アクティビティを追加しました。このアクティビティを実行すると SAP セッションの属性への変更がログに記録されます。既定で監視される属性は SAP トランザクションおよび SAP プログラムに設定されており、ユーザーによる属性の定義も可能です。
SAP Testing Project テンプレートは、SAP のテスト ケースの実行と SAP の監視の両方を並列実行する実行テンプレートを使用します。これにより、実行された SAP トランザクションと SAP プログラム、およびそれらの依存関係に関する情報を実行時に収集できます。収集された情報はすべて UiPath Test Manager に自動的に送られ、テスト ケース レベルで表示されます。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
- アプリ/Web レコーダーを使用して操作を記録する際に、オブジェクト リポジトリを使用できるようになりました。既存のオブジェクトを使用したり、新しいオブジェクトを作成したりできます。
- コンピューター ビジョン テクノロジの活用により、オブジェクト リポジトリで [すべての要素をキャプチャ] 機能を利用できるようになりました。この機能を使用すると、指定したアプリケーション内のすべての要素を抽出してオブジェクト リポジトリに追加できます。要素を 1 つ 1 つ手動で追加する必要がなくなるため、オブジェクト リポジトリの使用にかかる時間を大幅に短縮できます。
- オブジェクト リポジトリに [強調表示] 機能を追加しました。キャプチャしたオブジェクトを画面上で強調表示できるため、操作している要素を簡単に識別できます。
2021 年 11 月 16 日追記
Robotic Enterprise Framework テンプレートに複数の改良を加えました。
- 「OrchestratorQueueName」を Config.xlsx ファイルに追加し、Main.xaml ファイルにも入力引数として追加しました。
- Process.xaml ファイルを [Framework] フォルダーに移動しました。
-
プロセスが強制終了された場合に、キュー アイテムに [成功] ステータスが設定される問題を修正しました。
- [Finally] ブロック内からの
Framework\SetTransactionStatus.xaml
の呼び出しを削除しました。 - 処理に成功したケースのために、[トライ キャッチ] アクティビティに囲まれた
Framework\SetTransactionStatus.xaml
の呼び出しを、同じ [Try] ブロック内のFramework\Process.xaml
の呼び出しの後に追加しました。 - [Catch] セクションに、各種の例外 (システム例外またはビジネス ルール例外) のための、[トライ キャッチ] アクティビティに囲まれた
Framework\SetTransactionStatus.xaml
の呼び出しを追加しました。
- [Finally] ブロック内からの
- 永続的なエラーの発生時にキューを消費しないように、連続リトライ回数の最大数を設定できるようにしました。ConsecutiveSystemExceptions という新しいグローバル変数と Config.xlsx ファイルに追加した MaxConsecutiveSystemExceptions という定数が使用できます。
- 連続リトライ回数の最大数に達すると、ジョブが「失敗 (エラー)」とマークされるようになりました。この挙動を有効化するには、Config.xlsx ファイルの ShouldMarkJobAsFaulted の値を
TRUE
に設定します (既定ではFALSE
に設定されています)。 - 失敗したキュー アイテムに、関連するスクリーンショットの名前と場所が含まれるようになりました。
- [トランザクションのステータスを設定] アクティビティと [トランザクション アイテムを取得] アクティビティに、エラーが発生した場合に使用されるリトライ メカニズムを追加しました。
- 画面解像度が [Initialization] セクションで記録されるようになりました。
- プロジェクトが、ワークフロー アナライザーの既定のルールに準拠するようになりました。
- アセット管理機能を改良しました。以前は、Config.xlsx ファイルの [Assets] シートで宣言されているアセットが Orchestrator に存在しないと、Warning レベルのログ メッセージが記録されていました。また、それらのキーに値が設定されていなくてもプロセスが続行していたため、プロセスの後半でエラーが発生する可能性が高くなっていました。今回のリリースからは、Orchestrator でアセットが見つからない場合はフレームワークが例外をスローして、プロセスが Initialization フェーズで停止するようになりました。
- Test Suite の新機能を使用するテスト フレームワークを新しく追加しました。REFramework プロジェクト フォルダーに、フレームワークのワークフローに関連するいくつかのテスト ケースを含む [Tests] フォルダーが含まれるようになりました。
- REFramework プロジェクト フォルダーの [Documentation] フォルダーに含まれるドキュメント ファイルに、すべての改良点を追記しました。
- [式エディター] のウィンドウが、最後に閉じた時と同じ位置で開くようになりました。
- [式エディター] ウィンドウ上部のタイトル バーに [最大化]/[元に戻す] ボタンを追加し、ウィンドウのサイズをすばやく変更できるようにしました。
- 拡大/縮小操作 (例: Ctrl + スクロール) を行ってテキストのサイズを変更した後に [式エディター] ウィンドウを閉じると、最後に閉じた時と同じズーム レベルでウィンドウが開くようになりました。
- 最後に [式エディター] ウィンドウを使用した時の表示サイズより解像度が低い画面でウィンドウを開いた場合に、以前のサイズを維持するのではなく既定のサイズに自動的にリセットされるようになりました。
- ライブラリ プロジェクト内のワークフロー ファイルで [プロジェクト] パネルのコンテキスト メニューにアクセスした際に表示される [パブリッシュから除外] / [「パブリッシュ可能」として設定] オプションの名前を、[非公開にする] / [公開する] に変更しました。
- パブリッシュ ウィザードの手順である [パブリッシュのオプション]で、前回のパブリッシュ時に選択したフィードがパブリッシュ先の場所として既定で選択されるようになりました。Studio のステータス バーから別のフォルダーを選択するか、Studio を再起動するまでは、この場所が既定の場所になります。
- ガバナンス ポリシーを使用して、プロジェクトのパブリッシュ時にリリース ノートの追加を強制できるようになりました。ファイルベースのガバナンス モデルの場合、
EnforceReleaseNotes
パラメーターの値をtrue
に設定すると、パブリッシュ ウィザードの [リリース ノート] フィールドが必須フィールドになります。Automation Ops については、『UiPath Automation Ops ガイド』の「Studio のポリシーの設定」をご覧ください。 - プロジェクトのパブリッシュ時にソースを含めるオプションを選択すると、そのファイルが
lib\net45
フォルダー (Windows レガシ ライブラリの場合) またはcontent
フォルダー (Windows およびクロスプラットフォーム ライブラリとプロジェクトの場合) にある.nupkg
ファイルに保存されるようになりました。Windows レガシ ライブラリの場合、ソース ファイルは生成されるアセンブリ ファイル内にも保存されます。
- 複数のテスト ケースに対してテスト データを一回の操作で追加できるようになりました。
- テスト データを更新する際に、テスト ケースの既存のデータを上書きするかどうかを選択できるようになりました。
- データ バリエーションのフォルダーや項目のアイコンがその内容を連想させるものになったため、それらをより迅速に識別できるようになりました。
- Studio をインストールする際に、そのマシンに Microsoft Edge Chromium が既にインストールされている場合は、Edge Chromium 向け拡張機能をインストールするオプションが既定で有効化されるようになりました。
- ワークフロー アナライザーのルールである ST-SEC-009 - SecureString の誤用を設定して、機密データを入力できるが SecureString 型をサポートしていないアクティビティを除外できるようになりました。
-
[ホーム] (Studio の Backstage ビュー) > [スタート] タブの [最近使用したプロジェクトを開く] のリストに、各プロジェクトの詳細情報が表示されるようになりました。
- 式に使用される言語 (VB または C#)
- プロジェクトの対応 OS (バージョン) (Windows - レガシ、Windows、またはクロスプラットフォーム)
-
プロジェクトが配置されているソース管理リポジトリ (Git、SVNまたは TFS)、またはプロジェクトがソース管理下にない場合はローカル
古いバージョンの Studio から更新する場合、以前のバージョンで開いたプロジェクトの対応 OS (バージョン) とソース管理情報は、それらのプロジェクトを現在のバージョンで開いた後にのみ表示されます。
- デザイナー パネルでフォーカスが置かれているワークフロー ファイルを、キーボード ショートカット Ctrl + W で閉じられるようになりました。
- オートメーションの基盤として使用できるテンプレートの種類が増えました。[ホーム] (Studio の Backstage ビュー) > [テンプレート] のテンプレートを参照する場所に [Marketplace] を追加し、UiPath Marketplace で公開されている各種の既成テンプレートから選択できるようにしました。
- ツリー構造が大きいプロジェクトの [プロジェクト] パネル内でファイルをドラッグして移動し、パネル内をスクロールした後にドロップすると、[プロジェクト] パネルのビューがファイルが最初にあった場所に戻るのではなく、移動後の場所にとどまるようになりました。
- [条件分岐 (if)] アクティビティの設定を行いやすくするため、アクティビティ内の Then 分岐と Else 分岐内に アイコンを追加し、アクティビティを追加する検索バーにすばやくアクセスできるようにしました。
- アクティビティを追加する検索バーに、ワークフローの現在のコンテキストに基づいて次に追加するアクティビティを AI が提案する機能を追加しました。この機能をオプトアウトするには、[設定] > [デザイン] タブで [AI によるアクティビティの提案を有効化] オプションを無効化します。また、組織はガバナンス ポリシーを使用してこの設定を制御できます。
- Studio v2021.4 で作成されたライブラリの名前にドット (
.
) が含まれていると、このライブラリから生成されたアクティビティの名前空間が予期しないものになる問題を修正しました。 - ライブラリをプロジェクトの依存関係としてインストールすると、[アクティビティ] パネルに表示される、そのライブラリから生成されたアクティビティのツリー構造内に予期しないフォルダーが含まれていましたが、この問題を修正しました。この問題は、v2021.4 の Studio でパブリッシュされたライブラリで発生していました。
- ServiceNow パッケージと Mail パッケージを依存関係として持つライブラリをパブリッシュしようとすると、同じキーを持つ項目が既に追加されていることを示すエラーが発生する問題を修正しました。
- ライブラリ プロジェクトのファイル内にあるルート アクティビティに注釈を追加し、そのライブラリをプロジェクトにインストールすると、生成されたアクティビティのツールチップとして注釈が表示されない問題を修正しました。
- フランス語のキーボードの使用時に、文字記号
{
、[
、および|
を式に正常に入力できるようになりました。 - トルコ語のキーボード (Q 配列) の使用時に、AltGr + 7 と AltGr + 8 のキーの組み合わせを押して文字記号
{
および[
を式に入力するとエラーが発生する問題を修正しました。 - オランダ語 (ベルギー) のキーボードの使用時に、AltGr + 2 のキーの組み合わせを押して文字記号
@
を式に正常に入力できるようになりました。
- モック アクティビティを含むファイルのアクティビティ カバレッジが正しく計算されていませんでした。
- デザイナー パネル内でフォーカスされているアクティビティをモック アクティビティで囲むと、フォーカスがそのアクティビティに移動するようになりました。
- Studio がランダムに応答しなくなり、「Collection was modified; enumeration operation may not execute (コレクションが変更されています。列挙操作は実行されない可能性があります。)」というエラーが発生する問題を修正しました。
- [アクティビティ] パネルからアクティビティをドラッグしてワークフロー内にドロップすると、エラーが発生し Studio が応答しなくなることがありましたが、この問題を修正しました。
- バックグラウンド プロセス テンプレートを使用して新しいプロジェクトを作成しようとするとエラーが発生していましたが、この問題を修正しました。
- Studio 以外のアプリケーションにフォーカスが置かれている状態で Studio のリボンで項目を選択する際に、項目を 2 度クリックしなくても選択できるようになりました。
- 複数のディスプレイを使用して作業しながら 1 つのディスプレイで Studio のウィンドウを最大化すると、もう 1 つのディスプレイの一部がそのウィンドウで隠れてしまう問題を修正しました。
- 同じ Studio インスタンス内で 2 つのワークフロー ファイルを並べて開いていると、誤ったファイルにアクティビティが追加されるなどの予期しない動作が発生する問題を修正しました。
- Studio のどのパネルにフォーカスが置かれていても、タイトル バーのアイコンをクリックして [サインイン/サインアウト] ポップアップ メニューを開く操作が期待どおり動作するようになりました。
- カスタム アクティビティの開発のみを目的とした UiPath.Activities.API SDK パッケージを、プロジェクトの依存関係としてインストールできなくなりました。
- [画像を探す] などの画像アクティビティが [分岐] アクティビティのトリガーに失敗した時に生成される
System.InvalidOperationException
エラーの処理に、[トライ キャッチ] アクティビティが失敗する問題を修正しました。 - 呼び出すコードの言語を C# に設定して [コードを呼び出し] アクティビティを使用すると、アクティビティに関連する検証エラー メッセージに、エラーが検出されたコードの行番号が正しく表示されるようになりました。
- [ワークフロー ファイルを呼び出し] アクティビティの [呼び出されるワークフローの引数] ダイアログで作成した引数 (例: [値] フィールドで Ctrl + M を押下して作成) が、そのアクティビティが含まれるファイルを一旦閉じて開き直さないと表示されない問題を修正しました。
- プロジェクトでパッケージ内のアクティビティは使用されていないが関数が使用されている場合に、ワークフロー アナライザーのルール ST-USG-010 (未使用の依存関係) が違反を検出しなくなりました。
- プロジェクト内でオブジェクト リポジトリの使用が強制されている場合、レコーダーからオブジェクト リポジトリを無効化できなくなりました。
- Studio のウィンドウが最大化されている状態で [出力]、[エラー リスト]、[参照を検索]、または [ブレークポイント] パネルがピン留めされておらず、かつウィンドウの大部分を覆っている場合に、Studio のウィンドウを小さくするためにステータス バーの [元に戻す] ボタンをクリックすると、パネルがウィンドウのほぼ全体を覆ってしまい Studio が正しく表示されない問題を修正しました。
- 更新内容
- .NET 5.0 Windows およびクロスプラットフォーム プロジェクトのサポート
- リモート ロボットでのプロジェクトの実行とデバッグ
- Studio と Studio Pro のプロファイルの統合
- StudioX のアクティビティが Studio でも利用可能に
- モダン デザイン エクスペリエンスが既定で有効に
- デバッグ中のアクティビティのプロパティの編集
- Azure Application Insights でのテレメトリ データの収集
- Automation Hub との連携
- プロセスを有人オートメーションとしてマークするオプション
- ワークフロー アナライザーの結果のエクスポート
- 新しいソース管理機能
- インストールと更新に関する変更
- テスト オートメーションの新しい機能
- 改良点
- オブジェクト リポジトリ
- Robotic Enterprise Framework テンプレート
- 式エディター
- パブリッシュ
- テスト オートメーション
- その他の改良点
- バグ修正
- ライブラリ
- 使用性
- テスト オートメーション
- その他の修正