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Orchestrator ユーザー ガイド
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Last updated 2024年10月9日

Orchestrator のホストの設定

システム管理者は Orchestrator のホスト ポータルで、Orchestrator の複数のグローバル設定にアクセスできます。このページでは、このポータルで利用可能なオプションとその使用方法について説明します。

[設定] ページでは、テナントのタイムゾーンやパスワードの複雑さ、アラート メール アカウントの情報やライセンス情報などの各構成を変更できます。

注: ホストの設定に対する変更は、カスタム値で設定が更新されなかったすべてのテナントに適用されます。

[全般] タブ

フィールド

説明

アプリケーション設定

タイム ゾーン - すべてのテナントのタイム ゾーン。既定では、このフィールドは UTC に設定されます。

タイムゾーンのリストはマシンによって異なります。マルチノード インストールの Orchestrator の場合、すべてのインスタンスで同じタイムゾーンのリストが使用されるように、同じバージョンのオペレーティング システムを使用する必要があります。

言語 - メール通知やアラートを含む、すべてのテナントの Orchestrator のユーザー インターフェイスの言語です。この設定は、ロボット ログにもイベント ログにも影響を及ぼしません。どちらのログでも Windows の言語が使用されます。

カスタム ロゴ - Orchestrator ウィンドウのヘッダーに表示される、好みのロゴをアップロードします。使用可能なフォーマットは .png.svg で、ファイル サイズは最大 1MB です。

カスタムのヘッダーの色 - Orchestrator ウィンドウのヘッダーの色を選択できます。複数の Orchestrator テナントを見分けるのに便利です。ヘッダーの色は、色付きの正方形をクリックし、マシンの色セレクターを表示させて選択します。

クライアント バイナリ (Robot、Studio、Assistant) の自動更新設定

利用可能な製品バージョンを自動入力 - 組織内のすべてのテナントの更新ポリシーに最新バージョンのクライアント バイナリが含まれるようにするか、それとも手動で設定するのかを設定します。更新バージョンを手動で管理する必要がある場合は、このオプションを無効化して、こちらの記事で説明している手順を実行してください。

モダン フォルダー

アカウントとマシンのマッピングを有効化 - アカウントとマシンのマッピング機能を有効化します。

クラシック フォルダー (非推奨)

クラシック フォルダーをアクティブ化 - クラシック フォルダーを有効化します。

クラシック フォルダーは非推奨となるため、この設定は注意して使用してください。

メールの設定

アラート メールを有効化 - Orchestrator が Fatal および Error アラートに関するメール メッセージを送信できるようにします。

メール アラートを受信するには、管理者がメールの設定を行う必要があります。

アプリケーション タブ

フィールド

説明

利用規約の URL

[ログイン] ページに表示される利用規約に URL を追加します。

カスタム タイトル

[ログイン] ページに表示される Orchestrator インスタンスを識別するために、カスタム名を追加します。

[デプロイ] タブ

パッケージとライブラリのフィードを設定し、セキュリティで保護できるようにします。Automation Ops を使用して、すべてのテナントのフィードを一元管理できます。詳しくは、『Automation Ops ガイド』の「フィードの管理について」をご覧ください。

ここでの設定は、テナント フィードにのみ影響します。フォルダー フィードと個人用ワークスペース フィードは常に内部フィードであり、各フォルダーまたは個人用ワークスペースのコンテキストでのみ使用できます。

パッケージ

オートメーション パッケージを維持できる内部フィードまたは外部フィードを設定できます。既定では、内部フィードが使用されます。基本認証の資格情報を定義するか、API キーを使用して、フィードのセキュリティを保護できます。

注: このページで行われたパッケージの設定は、新しいテナントに対してのみ既定として反映されます。既存のテナントの設定は、各テナントに対して明示的に設定する必要があります。

フィールド

説明

内部

内部フィードを使用します。フィードは、[セキュリティで保護されたデプロイ] オプションまたは API キーを使用してセキュリティ保護できます。

  • セキュリティで保護されたデプロイ - オートメーション パッケージが安全な NuGet フィードを介してダウンロードされるようになります。
  • API キー - 削除やアップロードなどの書き込み操作に対してフィードをセキュリティで保護するために使用されるキーです。

外部

外部フィードを使用します。フィードは、API キーまたは基本認証資格情報を使用してセキュリティ保護できます。

  • API キー - 削除やアップロードなどの書き込み操作に対してフィードをセキュリティで保護するために使用されるキーです。
  • 認証 - 基本認証されるフィードの資格情報を指定できます。

[API キー] オプションで指定するユーザー名とパスワードの両方をここでも使用する必要があることに注意してください。

[外部] を選択すると [デプロイ URL] フィールドが表示されます。このフィールドに、NuGet フィードがある場所のアドレスを入力する必要があります。

ライブラリ

ライブラリおよびアクティビティ パッケージに使用されるフィードを設定できます。ライブラリは Studio からパブリッシュすることも、Orchestrator でユーザーが手動でアップロードすることもできます。どちらの場合も、選択したフィード内にライブラリが格納されます。

フィールド

説明

内部

内部フィードをテナント フィードとして使用する場合に選択する必要があります。フィードは、[セキュリティで保護されたデプロイ] オプションまたは API キーを使用してセキュリティ保護できます。

  • セキュリティで保護されたデプロイ - オートメーション パッケージが安全な NuGet フィードを介してダウンロードされるようになります。
  • API キー - 削除やアップロードなどの書き込み操作に対してフィードをセキュリティで保護するために使用されるキーです。ユーザーはこのキーを使用してパッケージを公開できます。
このキーは、外部プロバイダーによって「ユーザー名:パスワード」の形式で生成されます。 (例: admin:2652ACsQhy)。

外部

外部フィードをテナント フィードとして使用する場合に選択する必要があります。このフィードは API キーを使用してセキュリティ保護できます。

  • API キー - 削除やアップロードなどの書き込み操作に対してフィードをセキュリティで保護するために使用されるキーです。ユーザーはこのキーを使用してパッケージを公開できます。
このキーは、外部プロバイダーによって「ユーザー名:パスワード」の形式で生成されます。 (例: admin:2652ACsQhy)。

[外部] を選択すると [デプロイ URL] フィールドが表示されます。このフィールドに、NuGet フィードがある場所のアドレスを入力する必要があります。

テナント ユーザーによるフィードへのアップロードを許可

ユーザーがホスト フィードにパッケージをアップロードできるようにします。

プロキシサーバー経由で外部フィードを使用する場合の前提条件

Windows 上でプロキシサーバーを設定した状態で外部フィードを使用する場合は、あらかじめ次の手順を行っておく必要があります。

  • Orchestrator のアプリケーション プール ([インターネット インフォメーション サービス] > [アプリケーション プール][ユーザー プロファイルの読み込み]) オプションを True に設定します。


  • アプリケーション プール ID アカウント (C:\Users\[YourAppPoolIdentityAccountName]\AppData\Roaming\NuGet\NuGet.Config) に関連付けられた NuGet.config に使用するプロキシ設定を追加します。
    <config>
    <add key="http_proxy" value="http://ipaddress:port" />
    </config><config>
    <add key="http_proxy" value="http://ipaddress:port" />
    </config>

ロボットのセキュリティ タブ

Robot

フィールド

説明

ライセンスを検証せずにロボットをオフラインで実行できる合計時間

Orchestrator がロボットのライセンスを確認することなく、そのロボットをオフラインで実行できる時間数を指定できます。既定では 0 に設定されています。指定できる最大値は 168 時間です。

[拡張性] タブ

Robot サービスが Orchestrator の SignalR チャネルをサブスクライブするかどうかを指定したり、最適なトランスポート プロトコルを設定したりします。これらの設定はアップグレード時に保持されます。

SignalR (Robot)

フィールド

説明

有効

このトグルは、Robot サービスが Orchestrator の SignalR チャネルにサブスクライブするかどうかを指定します。既定では、この設定は有効で、すべてのチャネルが選択されています。

  • WebSocket
  • サーバー送信イベント (SSE)
  • ロング ポーリング

すべてのトランスポート チャネルが有効化されている場合、最適なトランスポートが自動的に選択されます。優先順位は、WebSocket > サーバー送信イベント > ロング ポーリングです。何らかの理由で最初のプロトコルが使用できない場合は、Orchestrator とロボット間の通信を容易にするために、次のプロトコル (有効化されている場合) が使用されます。

WebSocket

選択すると、WebSocket トランスポート プロトコルを使用して、ロボットを Orchestrator の SignalR チャネルに接続できます。これは、そのパフォーマンス、および Robot サービスから Orchestrator へ、またはその逆の両方向の同時通信をサポートしていることから、優先度順で使用される最上位のプロトコルです。

[SignalR (ロボット)] 機能が有効でない場合は、このオプションは使用できません。

サーバー送信イベント (SSE)

選択すると、サーバー送信イベント (SSE) プッシュ テクノロジを使用して、ロボットを Orchestrator の SignalR チャネルに接続できます。これは、WebSockets が何らかの理由で使用できない場合の最初のバックアップです。

[SignalR (ロボット)] 機能が有効でない場合は、このオプションは使用できません。

ロング ポーリング

選択すると、ロング ポーリング プロトコルを使用して、Robot を Orchestrator の SignalR チャネルに接続できます。このプロトコルは、WebSockets プロトコルと SSE プロトコルが使用できない場合に使用されます。

[SignalR (ロボット)] 機能が有効でない場合は、このオプションは使用できません。

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