- 基本情報
- はじめる前に
- 使い方
- 通知
- VB の式を使用する
- アプリをデザインする
- イベントとルール
- アプリで RPA を活用する
- アプリ内でエンティティを活用する
- アプリ内でキューを活用する
- アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)
- 基本的なトラブルシューティング ガイド
権限の管理
テナント レベルおよびフォルダー レベルのロールは Orchestrator で管理されます。
UiPath® Apps では、アプリ レベルのロールを管理できます。
組織内の複数のユーザーがアプリを実行できるようにするには、アプリを Orchestrator フォルダーにデプロイしてから、そのフォルダーに既定の Everyone グループを割り当てる必要があります。
アプリはプロセスと同様、常に Orchestrator テナントにパブリッシュされます。
アプリのフォルダー レベルの権限を管理するには、まずそれらのアプリを Orchestrator フォルダーにデプロイする必要があります。
フォルダー レベルでのアプリの管理権限について詳しくは、『Orchestrator ガイド』の「Apps」セクションをご覧ください。
アプリはプロセスと同様、常に Orchestrator テナントにパブリッシュされます。
テナント レベルでのアプリの管理権限について詳しくは、『Orchestrator ガイド』の「アプリ」セクションをご覧ください。
ユーザーが利用可能なサービスとテナントの可視性をユーザーの権限に基づいて制御できます。この機能について詳しくは、「テナントとサービスの可視性を管理する」をご覧ください。
組織管理者は、Apps ユーザーに以下の組織レベルのロールを割り当てることができます。
-
App Creator - Apps の作成権限を付与します。
-
Apps Administrator - Apps に対する読み取りおよび作成権限を付与し、所有者と権限に対する更新権限を付与します。
App Creator ロール
App Creator ロールを持つユーザーは、アプリの作成またはアプリでのコラボレーションが可能です。このロールを持つユーザーができることは、以下のとおりです。
-
(所有者として) 作成したすべてのアプリを表示および更新する。
-
(共同作成者として) 共有しているすべてのアプリを表示および更新する。
既定のグループである Everyone および Administrators のメンバーには、App Creator ロールが自動的に割り当てられます。その他の既定グループまたはカスタム グループの場合は、App Creator ロールを明示的に割り当てる必要があります。
Apps Administrator ロール
Apps Administrator ロールでは、ユーザーがアプリを広範囲で管理できます。このロールを持つユーザーができることは、以下のとおりです。
-
アプリを作成します。
-
組織内のすべてのアプリ (自分が作成したアプリと他のユーザーが作成したアプリの両方) を表示する。
-
自分のアプリと、共有しているアプリを更新する。
-
組織内の任意のアプリの所有者を変更する。
-
アプリ ユーザーのアクセス権とロールを管理する。
既定のグループである Administrators のメンバーには、App Administrator ロールが自動的に割り当てられます。その他の既定グループまたはカスタム グループの場合は、App Administrator ロールを明示的に割り当てる必要があります。
Apps Administrator ロールは App Creator ロールよりも優先されます。
ロールの比較
以下の表に、各 Apps ロールの機能をまとめてありますので、ご覧ください。
操作 |
App Creator |
Apps Administrator |
---|---|---|
自分のアプリを作成、表示、更新、共有、削除する |
はい |
はい |
共有アプリを表示および更新する |
はい |
はい |
(他のユーザーの) 共有されていないアプリを表示する |
いいえ |
はい |
(他のユーザーの) 共有されていないアプリを更新または削除する |
いいえ |
いいえ |
共有アプリを削除する |
いいえ |
いいえ |
アプリの所有者を変更する |
いいえ |
はい |
他のユーザーのアクセス権を管理する |
いいえ |
はい |
Apps Administrator ロールを持つユーザーは、[アクセス権を管理] ページにアクセスできます。Apps ロールを割り当てることができるのは、組織管理者のみです。
ユーザーにロールを割り当てるには:
Apps Administrator ロールを持つユーザーは、アプリの所有者を変更できます。
アプリの所有権を譲渡するときには、以下のシナリオに従ってください。
-
ユーザー A が最初にアプリを所有しています。
-
Apps Administrator が所有権をユーザー B に切り替えます。
-
その結果、ユーザー B が所有者となり、ユーザー A が共同作成者ロールを引き受けます。
-
次に、Apps Administrator はユーザー C に所有権を譲渡します。
-
それにより、ユーザー C が所有者となり、ユーザー B がユーザー A のいる共同作成者リストに加わります。
-
その後、Apps Administrator がユーザー A の所有権を元に戻します。
-
すると、ユーザー A が共同作成者リストから削除され、所有権が回復します。そして、ユーザー C はユーザー B とともに共同作成者リストに加わります。
アプリの所有者を変更するには次の手順に従います。
-
[構築] タブに移動します。
-
目的のアプリのカードで [その他のオプション] をクリックします。
-
[所有者を変更] を選択します。[新しい所有者を割り当て] ウィザードが開きます。
-
[ユーザーを検索] フィールドで、新しい所有者の名前またはメール アドレスを入力して選択します。
-
確認を求めるポップアップ メッセージが表示されます。続行するには、[確定] をクリックします。続行しない場合は、[キャンセル] をクリックします。
-
[割り当て] をクリックします。
アプリの所有者または共同作成者として、以前の所有者のリストを表示するには:
-
アプリを開きます。
-
アプリの設定画面に移動し、[アクセス権を管理] タブに切り替えます。現在のアプリの共同作成者ロールを持つすべてのユーザーが一覧に表示されます。
アプリ レベルでコラボレーターを招待し、[共同作成者] ロールを付与して、選択したアプリのプレビューと編集を許可できます。
アプリを実行するには、まずアプリを Orchestrator フォルダーにデプロイする必要があります。
- 画面右側のパネルの上部にある歯車アイコン をクリックして、アプリのホーム画面に移動します。
- [アクセス権を管理] タブをクリックします。
- [ロールを割り当て] ボタンをクリックします。
-
[ユーザーとグループを検索] テキスト ボックスにユーザー名を入力します。
- ユーザー/グループが表示されていない場合は、ユーザー/グループが組織に追加されていない可能性があります。組織へのユーザー/グループの追加方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
-
ロールを [共同作成者 (編集・実行可能)] に設定します。
アプリへのグループの追加が適用されるまでに最大で 60 分を要することがあります。
グループ メンバーは、ログインし直すことで、割り当てられているアプリを表示できます。