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2024.10
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Robot 管理ガイド

最終更新日時 2024年12月10日

実行のトラブルシューティング

メッセージが大きすぎて処理できない

説明

大量のデータを処理するオートメーションが、次のエラーで失敗することがあります。「メッセージ: ジョブの実行結果を取得できませんでした。メッセージが大きすぎて処理できなかったことが原因である可能性があります。例外の型: System.Exception」

潜在的な問題

オートメーションによって生成されるデータが、uipath.config ファイルの maxMessageSizeInMegabytes パラメーターの値を超えています。

解決策

出力引数を使用するのではなく、Orchestrator のストレージ バケットまたは Data Service に出力を保存するようにオートメーションを設定します。

UI Automation アクティビティを使用した無人オートメーションが機能しない

説明

UI Automation アクティビティを使用した無人オートメーションが機能しない

潜在的な問題

サーバー マネージャーなどの、スタートアップ時に起動するよう設定されたプログラムで Windows ユーザー アカウント制御 (UAC) のプロンプトが表示される場合、ロボットはユーザー インターフェイスを操作できません。

解決策

ユーザー アカウント制御 (UAC) のプロンプトをトリガーするプログラムを特定し、そのプログラムを自動的に起動しないように設定します。

Robot が実行を開始できない

説明

ロボットがオートメーションの実行を開始できず、次のエラーが表示されます。「Executor start process failed, reason System.Runtime.InteropServices.COMException: A specified logon session does not exist. It may already have been terminated. (Executor の起動プロセスが失敗しました。理由: System.Runtime.InteropServices.COMException: 指定されたログオン セッションが存在しません。すでに終了している可能性があります。)」

次の表は、いくつかの問題とその解決策をまとめたものです。

潜在的な問題

解決策

ロボット端末に十分なリソース (CPU、RAM、ディスクスペースなど) がないため、Robot Executor がオートメーションを開始できません。

  • ロボット端末に十分なリソース (CPU、RAM、ディスク スペースなど) があることを確認します。

  • mstsc コマンド ライン機能を使用して接続時間を確認します。60 秒以下の場合はエラーが表示されます。

ログオン セッションを作成できません。これは、次の状況で発生する可能性があります。

  • 高密度 (HD) ロボットの [コンソールへログイン] プロパティtrue に設定されています。この場合、Robot サービスは現在のコンソール セッションにアタッチします。一度にアクティブにできるコンソール セッションは 1 つのみであるため、この設定は高密度ロボットには推奨されません。

  • デスクトップ版の Windows (サーバーではない) で複数の RDP セッションを使用しています。デスクトップ版の Windows は、マシンごとに一度に 1 つの RDP セッションしか処理できませんが、Windows Server は複数の RDP セッションを処理できます。

この場合、次のいずれかを実行する必要があります。

  • [コンソールへログイン][false] に設定されています。これは、Robot サービスがロボット端末からそれ自体への RDP 接続を開始し、アタッチすることを意味します。これは、高密度ロボットに推奨される方法です。

  • Windows のバージョンを確認してください。Windows Server である必要があります。

  • Studio と Robot のバージョンが 2018.1.3 より新しいかどうかを確認します。

  • サーバーのシステム環境変数である UIPATH_SESSION_TIMEOUT の値を増やします。既定値は 60 秒ですが、パフォーマンスが低い一部のマシンでは不十分な場合があります。この変数を変更した後、Robot サービスを再起動してください。
  • サーバーでリモート デスクトップ ライセンスがアクティブになっているかどうかを確認します。

  • Robot が適切なグループに属しているかどうかを確認します。ローカル ユーザーは同じリモート デスクトップ グループに属している必要があります。

  • ロボット端末への RDP 接続のユーザー名が、構成済みのユーザー名と一致しているかを確認します。このエラーを回避するには、ロボット端末上のすべての RDP 接続をサインオフします。

パスワードが入力されていない

説明

オートメーションを Orchestrator または Assistant から開始すると、次のエラー メッセージが表示されます。「Executor start process failed, reason System.UnauthorizedAccessException: Access is denied. (Executor の起動プロセスが失敗しました。理由: System.UnauthorizedAccessException: アクセスが拒否されました。)」

以下の表は、潜在的な問題とその解決策をまとめたものです。

潜在的な問題

解決策

ロボット アカウントがパスワードなしで作成された。

Orchestrator でロボット アカウントを編集し、次の値を指定します。
  • ドメイン\ユーザー名* - Robot がインストールされている端末への接続に使用しているユーザー名です。ユーザーがドメイン内の場合、DOMAIN\UserName 形式で指定する必要があります。
  • パスワード - Windows のログイン パスワードです。

Robot サービスが非アクティブになっている。

  1. [サービス] ウィンドウを開きます。

  2. UiPathRobotSvc サービスを選択します。
  3. 選択したサービスの [プロパティ] パネルを開きます。

  4. [ログオン] タブで [ローカル システム アカウント] を選択します。

  5. [適用][OK] をクリックして、変更を確定し、ウィンドウを閉じます。これにより、確実に Robot サービスが実行され、オートメーションの実行に必要な特権がすべて付与されます。

ロボット端末に管理者権限がありません。

Orchestrator でロボットを作成した際に使用した資格情報のセットを使用して、ロボット端末にログインします。プロセスが Assistant から開始できない場合は、ネットワーク管理者に連絡して、そのユーザー アカウントの管理者権限を許可する必要があります。

System.Collections.IEnumerable をシリアル化できない

説明

[タスク完了まで待機して再開] アクティビティでデータ テーブルを使用すると、「Exception: Type 'System.Collections.IEnumerable' cannot be serialized. (例外: 種類 'System.Collections.IEnumerable' をシリアル化できません。)」というエラーが表示されます。

潜在的な問題

データ テーブルの DataRow オブジェクトをシリアル化できないため、オブジェクトを永続化できず、問題やエラーが発生している可能性があります。

解決策

[フォーム タスクを作成] アクティビティを実行し、データ行をループ処理して出力を生成し、タスク オブジェクトのリストを作成します。その後、[並列繰り返し (コレクションの各要素)] アクティビティまたは [繰り返し (コレクションの各要素)] アクティビティを使用してタスク オブジェクトの出力リストに対してループ処理を行います。これらのループで、各タスク オブジェクトに対して [タスク完了まで待機し再開] アクティビティを実行します。

予期しない終了コードでジョブが停止した

説明

ジョブの実行が失敗し、「ジョブが予期しない終了コードで停止しました: 0x40010004」というエラー メッセージが Orchestrator に記録されます。

潜在的な問題

通常、このエラーは次の場合に発生します。

  • プロセスの実行中に、ロボットが使用するユーザー アカウントが強制的にログオフされた

  • プロセスの実行中に、ロボットが実行されているマシンが手動でシャットダウンまたは再起動された

解決策

このエラーを回避するには、目的のオートメーションの種類 (有人または無人) に合った Robot が正しくインストールされていることを確認してください。ユーザー モードでインストールした Robot は無人オートメーションを実行できません。

さらに、使用する環境とビジネス ニーズに合わせてロボット セッションを設定します。

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