Unattended ロボットで EntraID ユーザーと多要素認証 (MFA) を使用する

多要素認証 (MFA) では、ユーザーに以下のような 2 つ以上の要素を使用して ID を検証するよう要求することで、セキュリティをさらに強化します。

• ユーザーが知っているもの: パスワード
• お持ちのもの: モバイル デバイスまたはスマート カード
• あなたが何であるか:指紋または顔のスキャン

MFA は、パスワードが侵害された場合でも、不正アクセスから保護するのに役立ちます。ただし、無人オートメーションを設定する場合はさらに複雑になります。

パスワードは 1 つの認証要素としてカウントされます。MFA には少なくとも 2 つの要素が必要であるため、ロボットはパスワード資格情報のみを使用してユーザー セッションを作成することはできません。

MFA ユーザーが認証できるようにするには、代わりにスマートカード認証情報を使用できます。

手順 1: 仮想スマート カードを作成する

仮想スマート カードは、複数のマシン間で簡単に展開および管理できます。

ロボットが実行されるすべての仮想マシン (VM) 上に仮想スマート カードを作成する必要があります。オートメーションを実行する各 Entra ID ユーザーに対して、この操作を実行します。

仮想スマート カードは物理スマート カードとして機能しますが、物理コンテナーを使用する代わりに、マシンの トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) チップに依存して暗号化キーを安全に格納します。

手順 2: Entra 証明書ベースの認証を構成する

仮想スマートカードを作成したら、 Entra 証明書ベースの認証 を構成して、Entra ID ユーザーが証明書を使用して認証できるようにします。

認証に使用する証明書は、MFA 要件を満たすために 多要素 として設定する必要があります。