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2024.10
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Robot 管理ガイド

最終更新日時 2024年12月18日

パッケージとライブラリ

パッケージとは、アクティビティ、ワークフロー、ファイル、データ ソースなどの、オートメーションのすべての要素で構成されるバンドルです。Studio でプロジェクトを作成したら、そのプロジェクトをパッケージとして特定の場所またはフィードにパブリッシュします。ロボットはそこからパッケージをダウンロードし、そのパッケージを使用してオートメーションを実行できます。

重要:

パッケージの場所を指定するには、絶対パスを使用してください。

既定のフィード

Studio では、以下の場所とフィードが既定で設定されています。

  • Orchestrator テナントおよび Orchestrator ホスト - ロボットが Orchestrator に接続されている場合はこれらのアクティビティ フィードが既定で追加され、無効化することはできません。Orchestrator テナント オプションは、Orchestrator でテナント ライブラリ フィードが有効化されている場合にのみ利用できます。このフィードのソースは https://[Orchestrator_host]/nuget/activities です。
  • ローカル - Studio でローカルにインストールされたパッケージのフィードです。このフィードのソースは、%ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages (マシン単位のインストールの場合) か、%localappdata%\Programs\UiPath\Studio\Package (ユーザー単位のインストールの場合) です。
    注:

    [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるローカル フィードからのパッケージのパブリッシュ日は、パッケージがパブリッシュされた日付ではなく Studio インストーラーがビルドされた日付です。

  • オフィシャル - UiPath の公式のフィードです。UiPath が公式にサポートしているアクティビティ パッケージが含まれています。このフィードのソースは https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.jsonです。
  • Marketplace - このパブリック フィードには、UiPath Marketplace で公開されているすべてのアクティビティが含まれます。パッケージが UiPath によりビルドされ公式にサポートされているかどうかは、[パッケージを管理] ウィンドウの [パッケージ情報] タブに明示されます。このフィードのソースは https://gallery.uipath.com/api/v3/index.json です。

カスタム フィード

Enterprise インストールの場合、カスタム アクティビティ フィードは、そのユーザーの Studio から開始したワークフローでのみ使用できます。同じマシンで Orchestrator または Assistant からジョブを開始すると、ロボットは適切なパッケージを取得できません。このシナリオを回避するにはカスタム フィードを追加します。

重要:

カスタム フィードを使用するには、ロボットがカスタムの場所にアクセスできることを確認してください。

アクティビティ フィード

複数のフィードが使用されている場合、NuGet は最も応答が速いフィードを選択します。アクティビティ パッケージには複数のバージョンが含まれる可能性があるため、Robot は、次のように Studio のランタイム ルールに基づいてバージョンを検索します。
  • [ストリクト] のランタイム ルールの場合、ロボットは指定されたパッケージ バージョンのみを検索します。たとえば、[バージョン] で 2.5.0 を選択し、[ランタイム ルール][ストリクト] に設定した場合、ロボットはバージョン 2.5.0 のみを検索します。見つからなかった場合、エラーがスローされます。

  • [最も低い適用可能なバージョン] のランタイム ルールの場合、ロボットは指定されたパッケージ バージョン以降を検索します。たとえば、[バージョン] で 2.5.0 を選択し、[ランタイム ルール][最も低い適用可能なバージョン] に設定した場合、ロボットはバージョン 2.5.0 以降のバージョン (2.5.0、2.5.1、2.5.2 など) を検索します。見つからなかった場合、エラーがスローされます。

フィードに署名済みのパッケージと依存関係がない場合、オートメーションが失敗する可能性があります。これは、ロボットはパッケージと依存関係がすべて署名済みであることを予期するためです。これを防ぐには、設定されたすべてのフィードに、署名済みのパッケージおよび依存関係のみが含まれていることを確認してください。
次のリストは、ロボットが使用するフィードを、フィードの設定方法に応じてまとめたものです。
  • ローカル フィードのインストールを選択すると、 %ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages フォルダーが作成されます。これには、インストール時に UiPath によって公式にサポートされているアクティビティ パッケージが含まれています。フィードは既定で有効化されています。
  • ローカル フィードをインストールしないことを選択すると、%ProgramFiles%\UiPath\Studio\Packages フォルダーが作成されますが、新しいプロジェクトに既定の依存関係として追加されたパッケージのみが含まれます。
    • UiPath.UIAutomation.Activities

    • UiPath.System.Activities

    • UiPath.Excel.Activities

    • UiPath.Mail.Activities

ロボットを Orchestrator に接続すると、NuGet フィードが Orchestrator によって提供されます。このフィードには、UiPath によって公式にサポートされているアクティビティ パッケージが含まれています。このフィードは、既定で有効化されており、ストレージ設定によって異なります。

次のリストは、ロボットが使用するフィードを、Orchestrator へのロボットの接続に応じてまとめたものです。

ロボットが Orchestrator に接続されている

  • NuGet.Repository.TypeLegacy に設定されている場合、アクティビティは既定で ~/NuGetPackages/Activities の場所に保存されます。この値はカスタマイズでき、Orchestrator マシンの web.config ファイルの NuGet.Activities.Path パラメーターで保持されます。
  • NuGet.Repository.TypeComposite に設定されている場合、アクティビティはパラメーター Storage.Type および Storage.Location で指定された場所に保存されます。
    重要:
    Composite オプションは、パッケージ ディレクトリでのコピーおよび貼り付けコマンドの使用を制限します。

ロボットが Orchestrator に接続されていない

ロボットが Orchestrator に接続されておらず、ローカル フィードで必要なアクティビティが見つからない場合、以下のフィードが使用されます。
https://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.jsonhttps://pkgs.dev.azure.com/uipath/Public.Feeds/_packaging/UiPath-Official/nuget/v3/index.json

これは公式のオンライン UiPath フィードであり、Studio のパッケージ マネージャーがアクティビティを取得するソースです。既定では、このフィードはアクティブではありません。有効化するには、Studio で [設定] > [パッケージ ソースを管理] に移動し、対応するオプションを選択します。

フォールバック パッケージ フォルダー

フォールバック パッケージ フォルダーとは、主要ソースに障害が発生した場合にロボットが必要なパッケージを取得できるバックアップ フォルダーです。

このフォルダーを設定するには、ロボット端末に NUGET_FALLBACK_PACKAGES 環境変数を追加します。この環境変数には、これらのバックアップ フォルダーへのフル パスそれぞれをセミコロンで区切ったリストを含める必要があります。環境変数が存在しない場合、ロボットは NuGet パッケージのフォールバック フォルダーを Nuget.config ファイルから読み取ろうとします。
重要:

フォールバック フォルダーを使用してオートメーションまたはワークフロー全体を保存および実行することはできません。

フォールバック フォルダーにデプロイされたプロセスはサポートされていません。依存関係のみがサポートされています。

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