パッケージ フォルダーとネットワーク パスを設定する

フォールバック パッケージ フォルダーを設定する

フォールバック パッケージ フォルダーをセットアップするには、以下の手順を実行します。

1. システム環境に NUGET_FALLBACK_PACKAGES 変数を追加します。
2. 変数には、フォルダーの絶対パスをセミコロンで区切ったリストを追加します。
   重要:

   • 環境変数が存在しない場合、ロボットは NuGet パッケージのフォールバック フォルダーを Nuget.config ファイルから読み取ろうとします。

   • フォールバック フォルダーにデプロイされたプロセスはサポートされていません。依存関係のみがサポートされています。

パッケージのダウンロード フォルダーを変更する

パッケージの既定のダウンロード パスは %userProfile%\.nuget\packages です。

パッケージをダウンロードする場所を変更するには、UiPath.config ファイルを編集するか、Studio または Robot のインストール時に PACKAGES_FOLDER="new/download/path" パラメーターをコマンド ラインで使用します。

UiPath.config ファイルを編集するには、次の手順を実行します。

1. 構成ファイルを開きます。このファイルは C:\Program Files\UiPath\Studio フォルダーにあります。
2. packageSettings セクションに packagesInstallationFolder という新しいエントリを追加します。続いて、その値を新しいダウンロード フォルダーのパスとして設定します。
3. 変更を保存し、Robot がサービスとしてインストールされている場合は、サービスを再起動します。
   注:

   ダウンロード フォルダーを変更する場合、オートメーションを実行する必要があるすべてのユーザーがそのフォルダーにアクセスできることを確認してください。

例:

<packageSettings>
  <add key="packagesInstallationFolder" value="C:\Nuget" />
</packageSettings>

ローカル パスとネットワーク パスを設定する

ローカル パスまたはネットワーク パスを設定し、複数のロボットで同じパスを使用することができます。設定は、ロボットの操作モード (サービス モードまたはユーザー モード) によって異なります。

高密度ロボット上での同時接続実行が可能な Windows Server マシンでは、ユーザーごとに一意のパスを設定する必要があります。高密度環境のすべてのユーザーにおいて同じ共有フォルダーを使用することはできますが、いくつかの制限があります。

Robot のモード	パスの種類	複数のロボットが同じパスを使用する場合の考慮事項
サービス モード	ローカル パス	制限はありません。
	ネットワーク パス	セキュリティで保護された XAML が使用されている場合、サポートされません。 別々のマシンにインストールされているサービス モードの Robot には、ネットワーク上に専用のフォルダーが必要です。 Z:\Packages などのマップされたネットワーク パスはサポートされていません。\\server\Packages などのマップされていないパスを使用してください。
ユーザー モード	ローカル パス	ロボット端末に NUGET_SCRATCH 環境変数を追加し、NuGet のインストール フォルダーの値以外の値を指定する必要があります。これにより、一時 NuGet ファイルの保存用として異なるパスを設定し、複数のロボットが NuGet を同時に使用しようとした場合に競合が発生するのを防止します。 新しい一時フォルダーは、NUGET_SCRATCH 変数専用にする必要があります。 ロボットの実行に使用するユーザー アカウントには、マシン上の両方の NuGet フォルダーに対する読み取り/書き込みアクセス権が必要です。
	ネットワーク パス	パスには、マシン名とユーザー名を含める必要があります。 <packageSettings> <add key="packagesInstallationFolder" value="\\NetworkServer\SharedFolder\UiPath\Packages\" /> </packageSettings>