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Studio ガイド
UiPathStudio.msi インストーラーまたは UiPathStudioCloud.msi インストーラーを実行して既存のインストールを変更できます。
以下のセクションに、使用できるパラメーターの説明およびいくつかの使用例を示します。
- これらのコマンドを実行するには、管理者権限が必要です。
- インストーラーをコマンド ラインからサイレント モードで実行して、既存のインストールを変更することはできません。ただし、インストーラーをサイレント モードで実行して、旧バージョンから更新することはできます。
- msiexec.exe の
/passiveオプションを使用した無人モードのインストールの実行はサポートされていません。
以下の表に、使用できるすべてのコマンド ライン パラメーターのリストを示します。
クリーン インストールにはすべてのパラメーターを使用できますが、旧バージョンからの更新または既存のインストールの変更の場合は、以下のパラメーターのみサポートされます。
ADDLOCALを使用した機能の有効化/無効化。Robot を無効化することはできませんので注意してください。SERVICE_URL-RegisterService引数を含めずに Robot をサービス モードからユーザー モードに切り替える場合に使用できます。-
NUGET_OPTIONS、ENFORCE_SIGNED_EXECUTION、DISABLE_SECURE_XAML、TELEMETRY_ENABLED- 既存のインストールの変更には使用できません。コマンド
説明
/q特定の UiPath 機能のサイレント モードでのインストールに対応していますが、ユーザー インターフェイスは表示されません。
/l*vx <LogFile>インストーラーのログ ファイルを指定したパスに生成します。v2018.4.2 以降、Studio または Robot のライセンスをインストール時に取得した場合、このファイルにはライセンス情報も含まれます。
インストール プロセスの間に問題が発生した場合は、理由を問わず、UiPath のサポート チームにファイルを送信できます。
ADDLOCALインストールする機能を選択できます。ADDLOCALを使用すると、このコマンドで指定した機能のみがインストールされます。ADDLOCALを使用しないと、Studio、サービス モードの Robot、Chrome と Edge 拡張機能 (マシンにこれらのブラウザーがインストールされている場合)、および JavaScript アドオンがインストールされます。次のオプションがサポートされています。
DesktopFeature- Robot と Studio の機能をインストールすることを指定します。Studio- Studio をインストールします。ExcelAddin- StudioX Excel アドインをインストールします。同時にStudioの指定が必要です。Robot- Robot をユーザー モードまたはサービス モードでインストールし、さらに Assistant もインストールします。- Robot をサービス モードでインストールするには、
RegisterServiceオプションも追加します。これは Unattended ロボットに推奨されるオプションです。 - Robot をユーザー モードでインストールするには、
RegisterServiceオプションを追加しないでください。これは Attended ロボットおよび Development ロボットに推奨されるオプションです。
注: Robot をサービス モードからユーザー モードに変換すると、Robot が元の NuGet パッケージ フォルダーの.xamlファイルにアクセスできなくなる場合があります。これを解決する方法について詳しくは、トラブルシューティング セクションの「移行後に NuGet パッケージにアクセスできない」をご覧ください。StartupLauncher- Windows の起動時に Robot を実行します。同時にRobot引数を指定する必要があります。JavaBridge- Java アプリケーションの連携と自動化を向上させるために UiPath Java Bridge をインストールします。Java Bridge をインストールする場合、インストールに通常より長い時間がかかる場合があります。同時にRobot引数を指定する必要があります。ChromeExtension- UiPath Google Chrome 拡張機能をインストールします。同時にRobot引数を指定する必要があります。FirefoxExtension- 例:UiPathStudio.msi ADDLOCAL=Studio,Robot,ChromeExtension,FirefoxExtension /QEdgeExtension- UiPath Microsoft Edge (Chromium ベース) 拡張機能をインストールします。同時にRobot引数を指定する必要があります。CitrixClient- UiPath Citrix クライアント拡張機能をインストールします。同時にRobot引数を指定する必要があります。JavaScriptAddOn- Robot JavaScript SDK をサポートする Robot JavaScript アドオンをインストールします。SapPlugin- SAP Solution Manager プラグインをインストールします。マシンに SAP Connector for Microsoft がインストールされている必要があります。クリーン インストールの場合は、SAP_SOL_MAN_HOSTパラメーターを使用してインスタンスのアドレスを指定する必要もあります。同時にStudioの指定が必要です。VMwareExtension- VMware Horizon 向けの UiPath 拡張機能をインストールします。同時にRobot引数を指定する必要があります。WindowsRdpExtension- Microsoft リモート デスクトップ向けの UiPath 拡張機能をインストールします。同時にRobot引数を指定する必要があります。MSIINSTALLPERUSERこのパラメーターを使用すると、Studio と Robot をユーザー単位またはマシン単位でインストールできます。
このパラメーターが含まれない場合、インストールはマシン単位で行われます。MSIINSTALLPERUSER=1を追加すると、インストールはユーザー単位で行われます。これらのパラメーターは、クリーン インストールを実行する場合にのみ使用できます。
ユーザー単位のインストールでは、RegisterService、CitrixExtension、VMwareExtension、SapPlugin、PACKAGES_FOLDER、CODE オプションは利用できません。
SAP_SOL_MAN_HOSTSAP Solution Manager インスタンスのホスト名または IP アドレス。ADDLOCALオプションにSapPlugin引数が指定されている場合のクリーン インストールに必要です。例:UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,SapPlugin SAP_SOL_MAN_HOST=ip_addressAPPLICATIONFOLDERStudio と Robot を指定の場所にインストールできます。
NUGET_OPTIONSオフライン環境で作業する場合には、このパラメーターが推奨されます。このパラメーターをDisableOnlineFeedsに設定すると、ロボット用のオンラインの UiPath 公式フィードやコミュニティ フィードを無効化できます。こうすることで、Orchestrator フィードとローカル フィールドのみが考慮されます。URL フィードは設定ファイルから削除されず、単に無視されるだけです。
これは、インストールにもアップグレードにも使用可能です。注:NUGET_OPTIONSパラメーターを使用しても、Studio のオンラインの UiPath オフィシャル フィードおよびコミュニティ フィードは無効化されません。PACKAGES_FOLDERStudio および/または Robot のワークフローとその依存関係のダウンロード場所を変更できます。このフォルダーは、ユーザー固有のフォルダー、またはマシンのすべてのユーザーがアクセスできるフォルダーです。このパラメーターは、サービス モードまたはユーザー モードのロボットの両方で使用できます。このパラメーターを入力しない場合、既定のフォルダーは%userProfile%\.nuget\packagesになります。注: パッケージ フォルダーを変更する場合、プロセスを実行する必要があるすべてのユーザーがこのフォルダーに対する読み取りアクセス権を持っている必要があります。%USERNAME%や%USERPROFILE%などの環境変数を使用する必要がある場合は、特殊文字%は、次のようにエスケープする必要があります。- セットアップをコマンド プロンプトから呼び出した場合 -
UiPathStudio.msi PACKAGES_FOLDER=C:\Some\Path\^%USERNAME^%を使用します。 - バッチ スクリプト -
%-UiPathStudio.msi PACKAGES_FOLDER=C:\Some\Path\^%USERNAME^%を使用します。 - PowerShell コンソールまたはスクリプト - エスケーブは不要です。
- Active Directory ドメイン アカウントを使用している場合は、フォルダー構造にもドメイン名を指定することを推奨します。例:
C:\packages\^%UserDomain^%.^%Username^% - 同時接続実行 (高密度ロボット) が可能な Windows Server マシン上のインストールの場合は、各ユーザー固有のパスを指定する必要があります。複数のロボットに同じパスを使用する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。
インストール後にパッケージのダウンロード フォルダーを変更する方法について詳しくは、「アクティビティ パッケージを管理する」をご覧ください。
CUSTOM_NUGET_FEEDSStudio や Robot 用にカスタムの NuGet アクティビティ フィードを追加できます。このコマンドは、既存のフィード リストの追加または更新のみを行います。
文字列型のキーと値のペアを設定する必要があります。有効な場所には、オンライン フィード、フォルダー パス、共有ネットワーク ドライブが含まれます。指定するフィードは、そのマシンのすべてのユーザーがアクセス可能なものにしてください。フィードはセミコロン (;) で区切ります。
例:CUSTOM_NUGET_FEEDS="FeedName1,https://my.custom.nuget.feed; FeedName2,D:\Custom\Activities\Packages\"。ENFORCE_SIGNED_EXECUTION任意です。ロボットに署名付きパッケージのみを実行させるルールを適用できます。インスタンスのクリーン インストール時または更新時に使用できます。デプロイ時にこのパラメーターを指定しなかった場合、パッケージの署名は有効化されません。
次のオプションがサポートされています。
1- ロボットは、UiPath による作成者またはリポジトリの署名が付いたパッケージのみをダウンロード、インストール、または実行することができます。自分の証明書を信頼された発行元として追加する場合は、nuget.configファイルを変更する必要があります。この方法について詳しくは、こちらのページをご覧ください。0- ロボットのデプロイに、パッケージ署名に関するルールは一切適用されません。
インストール後に署名済み実行を強制する方法については、「パッケージの署名」をご覧ください。
CODEStudio インスタンスのライセンス コードを指定します。
CONNECTIONSTRINGインストール時に接続文字列を使用して、ロボットをオンプレミスの Orchestrator に自動的に接続します。以下の要件を満たす必要があることにご注意ください。
UiPath.Orchestrator.dll.configファイルのWindowsAuth.Enabledパラメーターがtrueに設定されていることWindowsAuth.Domainパラメーターに有効なドメインを設定する必要があります。- サービス モードの Robot
- 標準マシンの設定が行われている
注:CONNECTIONSTRINGを使用した標準マシンでの自動登録は、Orchestrator v2020.10 でのみ使用できます。CHROME_INSTALL_TYPEポリシーによって Chrome 拡張機能を自動的にインストールします。
次のオプションがサポートされています。
GLOBAL- Chrome 拡張機能はシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtenstions ツールを使用して /ChromeGlobal コマンドを呼び出すのと同じです。STORE- Chrome 拡張機能はポリシーによりシステムごとに自動的にインストールされます。これは、SetupExtenstions ツールを使用して /ChromePolicyGlobal コマンドを呼び出すのと同じです。
DISABLE_SECURE_XAMLWindows サービスとしてインストールされた Robot のXAMLファイルのセキュリティを無効化できます。セキュリティ保護されていないXAMLファイルを使用すると、ユーザーはプロセス ファイルとロジックを読み取って変更できます。次のオプションがサポートされています。
0- 既定のオプションです。使用すると、Windows サービスとしてインストールされた Robot のXAMLファイルのセキュリティが有効化されます。1- Windows サービスの Robot のXAMLファイルのセキュリティが無効化されます。
注: このパラメーターは、クリーン インストールまたは更新中にのみ使用できます。SERVICE_URLユーザーが対話型サインインを使用して接続する Orchestrator インスタンスの URL を定義できます。
指定した URL は、ユーザー モードの Robot についてのみuipath.configファイルに保存されます。サービス モードのインストールの場合、この引数は無視されます。インストーラーを実行して旧バージョンからの更新または既存のインストールの変更を行う際、Robot をサービス モードからユーザー モードに切り替える場合 (RegisterServiceオプションは含めません)、このパラメーターを使用できます。ORCHESTRATOR_URLクリーン インストールでは、自動更新情報を取得するために使用する Orchestrator のメイン URL を指定できます (例:https://orchestrator.local/organizationName/tenantName)。TELEMETRY_ENABLED使用状況データの収集機能は、Studio および Robot のインストール時に無効化できます。
注: このパラメーターは、クリーン インストールまたは更新中にのみ使用できます。テレメトリは Studio および Robot に対して既定で有効化されています。無効化するには、クリーン インストールまたは更新を実行するたびにパラメーターに次の値を使用します。
TELEMETRY_ENABLED=0
注: これにより、Studio と Robot の両方のテレメトリが無効化されます。テレメトリを有効化する場合は、このパラメーターを含めないか、次の値と一緒に含めます。
TELEMETRY_ENABLED=1
使用状況データの収集機能と、テレメトリの設定の変更方法の詳細については、「テレメトリをオプトアウトする」をご覧ください。
ENABLE_PIPコマンドラインから UiPath をインストールするときに、マシンのピクチャ イン ピクチャ機能を有効化することができます。
そのためには、以下のパラメーターを使用します。
ENABLE_PIP=1
例:
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService ENABLE_PIP=1INSTALLER_LANGUAGEインストーラーの表示言語を選択できます。指定しない場合、Windows の言語設定によってインストーラーの言語が決定されます。言語を指定するには、INSTALLER_LANGUAGE=<language_code>パラメーターを入力します。次のオプションが利用できます。- 中国語 (簡体字):
INSTALLER_LANGUAGE=2052 - 英語:
INSTALLER_LANGUAGE=9 - フランス語:
INSTALLER_LANGUAGE=12 - ドイツ語:
INSTALLER_LANGUAGE=7 - 日本語:
INSTALLER_LANGUAGE=17 - 韓国語:
INSTALLER_LANGUAGE=1 - ポルトガル語 (ポルトガル):
INSTALLER_LANGUAGE=22 - ポルトガル語 (ブラジル):
INSTALLER_LANGUAGE=1046 - ロシア語:
INSTALLER_LANGUAGE=25 - スペイン語 (スペイン):
INSTALLER_LANGUAGE=10 - スペイン語 (メキシコ):
INSTALLER_LANGUAGE=2058 - トルコ語:
INSTALLER_LANGUAGE=31
ORCHESTRATOR_AUTO_SIGNINAttended ロボットをユーザー モードでインストールする場合、Azure Active Directory で SSO を使用するよう環境設定されていると、アカウントへの自動サインインが有効化されます。このパラメーターは ORCHESTRATOR_URLと一緒に使用する必要があります。このオプションを有効化するには、ORCHESTRATOR_AUTO_SIGNIN=1を使用します。ENFORCE_DEFAULT_SERVICE_URLユーザー モードのインストールの場合、このパラメーターは既定のサービス URL を適用します。
このオプションを有効化するには、ENFORCE_DEFAULT_SERVICE_URL=1を使用します。ORCHESTRATOR_URLも有効化する必要があります。 - Robot をサービス モードでインストールするには、
UiPathStudio.msi インストーラーが置かれているディレクトリにいることを前提としています。たとえば、cd D:\UiPathInstaller などのコマンドでこれを行うことができます。
- Studio と Robot を Windows サービスとしてインストールする -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService - 現在のユーザーに対してのみ、Studio とユーザー モードの Robot をインストールする -
UiPathStudio.msi MSIINSTALLPERUSER=1 ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot - デスクトップ スイート全体をサイレント モードでインストールします。 -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,StartupLauncher,JavaBridge /Q - ポリシーを使用して、デスクトップ スイート全体と Chrome 拡張機能をサイレント モードでインストールします。 -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService,ChromeExtension CHROME_INSTALL_TYPE=STORE /Q - Studio と Windows サービスとしての Robot を
D:\UiPathフォルダーにサイレント モードでインストールする -UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService APPLICATIONFOLDER=D:\UiPath /Q -
サイレント モードで Robot を Windows サービスとしてインストールし、Orchestrator に接続する -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService CONNECTIONSTRING=https://demo.uipath.com/api/robotsservice/GetConnectionData?tenantId=1 /Q - Studio のインストールと Robot の Windows サービスとしてのインストールと、2 つのカスタム アクティビティ フィードの追加をサイレント モードで実行します。 -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService CUSTOM_NUGET_FEEDS="Feed Name1, https://my.custom.nuget.feed; FeedName2, D:\RPA\Activities\Packages\" /Q - Studio をサイレント モードでインストールしてライセンスを付与し、Robot を Windows サービスとしてインストールする -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Studio,Robot,RegisterService CODE=1234567890 /Q - Robot を Windows サービスとしてインストールし、オフィシャル オンライン フィードを無効化します。 -
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService NUGET_OPTIONS=DisableOnlineFeeds -
Attended ロボットのインストール中に自動更新接続を設定します。-
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot, SERVICE_URL="https://demo.uipath.com/myorg/mytenant" -
Unattended ロボットのインストール中に自動更新接続を設定します。-
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,ORCHESTRATOR_URL="https://demo.uipath.com/myorg/mytenant"