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Process Mining
[自動化の見込み] ダッシュボードでは、プロセス内のアクティビティで節約できる可能性のある時間や金額を確認できます。たとえば、プロセス グラフ内のあるアクティビティをボトルネックとして定義すると、そのアクティビティを自動化することによる影響を計算できます。[自動化の見込み] ダッシュボードから、さまざまな What-if シナリオをシミュレーションすることで、最もコストのかかるアクティビティや、1 つ以上のアクティビティを自動化することで節約できる時間や金額を確認できます。
dbt シードを使用してデータ入力を提供する
[自動化の見込み] グラフでは、シミュレートされた自動化率が最も高い、シミュレートされたアクティビティが強調表示されます。
各アクティビティについて、自動化率と手動処理時間が表示されます。
アクティビティ グラフの [シミュレーションを変更] ボタンをクリックすると、既存のシミュレーションのパラメーター値を変更できます。
アクティビティにシミュレーション パラメーターを設定していない場合は、アクティビティ グラフの [シミュレーションを設定] ボタンを選択して [シミュレーションを変更] パネルを開き、シミュレーション パラメーターを変更できます。
KPI
次の表で、[自動化の見込み] ダッシュボードの上部に表示される KPI について説明します。
KPI |
説明 |
---|---|
自動化率 | 自動化されているイベントの割合。 |
手動処理時間 | イベントに費やした作業の実際の合計時間です。 |
手動処理コスト | イベントに費やされる合計コストです。
注:
手動処理コストは、データセットで event_cost フィールドが利用可能な場合にのみ表示されます。 |
FTE |
イベントに対して作業を実行するのに必要な合計時間です。 FTE は、手動処理時間 (時間単位) を稼働時間数で割って算出します。稼働時間数は、選択した期間内の稼働日数 x 稼働時間数/日 (8 時間) から計算されます。 |
イベント数 |
イベントの総数。 |
緑と赤の矢印
シミュレーションされたシナリオの効果は、緑または赤の矢印で示されます。シミュレーションの結果、実際の状況と比較して自動化の見込みが増加した場合は、緑色の矢印が示されます。シミュレーションによる自動化の見込みが減少した場合は、赤色の矢印で示されます。上の例の Withdraw purchase order (発注の取り消し)では、実際のアクティビティの自動化率は 0% です。シミュレーションで算出された潜在的な自動化率は 58.4% でした。つまり 58.4% 増加したため、有益な結果を示す緑色の矢印が表示されます。シミュレーションされた手動処理時間は 14.11 日です。58.4% の自動化率に基づき、シミュレーションの手動処理時間は 19.8 日分短縮されました。Create purchase order (発注書の作成) の自動化率は 90.3% です。シミュレーションで算出された潜在的な自動化率は 58.4% でした。つまり 31.91% 減少したため、赤色の矢印が表示されます。58.4% の自動化率に基づき、シミュレーションの手動処理時間は 5.66 時間増加して 23.38 時間になりました。自動化率
automated
] フィールドが true
に設定されたイベントから計算されます。
手動処理時間
手動処理時間は、イベントに費やした作業の実際の合計時間です。
Event start
から Event end
までの サイクル時間 です。
Automation_estimates_raw.csv seeds ファイルを使用して event_processing_time が提供されているものの、一部のアクティビティに対して入力されていない場合、残りのアクティビティの手動処理時間は既定で NULL になります。これらのアクティビティでは、平均スループット時間を event_processing_time として使用することを検討してください。
Event start
が利用できない場合、自動化の見込みシミュレーションでは、Event end
からその前の Event end
までのスループット時間が手動処理時間として表示されます。
Duration |
説明 |
---|---|
サイクル時間 |
Event start から Event end までの時間です。イベントに費やされた実際の時間です。
|
スループット時間 |
Event end からその前のEvent end までの時間です。
|
[すべての自動化の機会] グラフには、現在の自動化率に基づいてアクティビティが表示されます。自動化率は、自動化されているイベントの割合で決まります。自動化率が最も低いアクティビティが最初に表示されます。
次の表に、各要素の説明を示します。
要素 |
説明 |
---|---|
アクティビティ |
アクティビティの名前です。 |
自動化率 |
自動化されているイベントの割合です。 |
手動処理時間 |
イベントに費やした作業の実際の合計時間です。 |
手動処理コスト |
イベントに費やされる合計コストです。 注:
手動処理コストは、データセットで event_cost フィールドが利用可能な場合にのみ表示されます。 |
FTE |
イベントに対して作業を実行するのに必要な合計時間です。 FTE は、手動処理時間 (時間単位) を稼働時間数で割って算出します。稼働時間数は、選択した期間内の稼働日数 x 稼働時間数/日 (8 時間) から計算されます。 |
シミュレーション |
シミュレーションの結果を表示するトグル ボタンです。 アクションに対してシミュレーションを実行したことがない場合は、[シミュレーションを変更] パネルが表示され、さまざまな値を入力して自動化の見込みを計算できます。 |
|
次のオプションを含むコンテキスト メニューを開くことができます。
|
表示する列を選択する
表示される列を変更するには、以下の手順に従います。
- [列] アイコン
を選択すると、列のリストが表示されます。
- 選択した [すべての自動化の機会] グラフに表示する列を選択します。
[シミュレーションを変更] パネルを表示するには、以下の手順に従います。
- ダッシュボードの左側にあるメニューで [自動化の見込み] を選択します。
- シミュレーションを実行するアクティビティを見つけます。
- アクティビティの [アクション] 列で
を選択し、コンテキスト メニューから [シミュレーションを変更] を選択します。
[シミュレーションを変更] フォームが右側に表示されます。
[自動化の見込み] グラフでアクティビティの [シミュレート] ボタンまたは [シミュレーションを変更] ボタンをクリックして、[シミュレーションを変更] パネルを表示することもできます。
シミュレーション パラメーター
このシミュレーション パラメーターを用いて、アクティビティの何パーセントを正しく自動化できるかを判断します。次の表で、自動化の見込みのシミュレーションを実行するために設定できるパラメーターについて説明します。
Context |
パラメーター |
説明 |
---|---|---|
業務プロセスの進め方 | 業務プロセスを完了する方法の数 | プロセスまたはアクティビティを完了可能な、さまざまなバリエーションの数です。 |
データ入力 |
デジタル入力の割合 |
どの程度の入力がデジタルであるかを示す割合の値です。 |
データ入力 |
構造化されたデジタル入力の割合 |
デジタル入力がどの程度構造化されているかを示す割合の範囲です。 |
すべての入力データが構造化されていてデジタルである場合、およびプロセスを完了する方法が 1 つしかない場合、そのプロセスは 100% 自動化できます。自動化の見込みが 90% の場合は、アクティビティまたはプロセスの 90% を自動化できます。
自動化の見込みのシミュレーションを実行するためにこれらのパラメーターがどのように使用されるかについて詳しくは、「詳細評価アルゴリズム」ページの「自動化の見込み」セクションをご覧ください。