- リリース ノート
2022 年 3 月
組織のユーザー セッションの処理方法を設定できるようになりました。
[管理] > [セキュリティ設定] 下の [セッション ポリシー] タブから、ユーザーのアイドル タイムアウトを指定したり、同時セッションを制限したりできます。
画面左のナビゲーション レール上の UiPath Apps またはリソース センター (ヘルプ) のアイコンを非表示にすることができるようになりました。非表示にしたサービスは組織管理者のナビゲーション レールにのみ表示されます。
組織管理者は、[管理] > [組織設定] ページの [詳細設定] セクションから、新しく追加された [UI のカスタマイズ] オプションにアクセスできるようになりました。
Azure AD との連携を設定するために Azure から割り当てる必要がある権限を以下のとおりに更新しました。
- グループ権限には、Group.Read.All 権限ではなく、GroupMember.Read.All 権限が必要になりました。
- ユーザー権限には、User.Read.All 権限ではなく、User.ReadBasic.All 権限が必要になりました。(以前と同様に、User.Read 権限は引き続き必須です。)
この変更は、Microsoft が推奨する最小限の特権モデルに従うために行われました。
影響
連携が既に設定されている場合は、Azure の設定を次のとおりに更新する必要があります。
- 古い権限を新しい権限に置き換えます。
- 権限の変更後、[管理者の同意を与えます] チェックボックスをオンにします。
Azure AD へのログインのトラブルシューティング: 手順 2 を実行しないと、ユーザーはログイン時に同意を求められます。しかし、同意できるのは Azure の管理者のみであるため、ユーザーはこれ以降ログインできなくなります。
連携が可能になるよう Azure を設定する (手順 9 と 10)
- Automation Cloud の [管理] メニューに [セキュリティ設定] オプションを追加しました。
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以前は [管理] > [アカウントとグループ] > [認証設定] タブからアクセスしていた [認証設定] が、新しい [セキュリティ設定] オプション下に追加されました。
今回のリリースより、Enterprise および Enterprise 無料トライアルのユーザーに対して、 SAML 2.0 連携 を使用した認証がプレビュー版として利用可能になりました。
機能
この連携により、Okta や PingOne など、SAML 2.0 標準をサポートするサードパーティの ID プロバイダー (IdP) に Automation Cloud を接続できます。
連携すると、IdP で定義されたユーザー ID は Automation Cloud 内でディレクトリ ユーザー アカウントとして使用できます。既に IdP に従業員のユーザー ID が存在する場合は、IdP 内のユーザー ID を Automation Cloud で再利用できるようになったため、Automation Cloud でアカウントを作成する必要がなくなりました。
連携は簡単に設定できるため、ユーザーの操作を中断することなく有効化できます。
API の不具合
プラットフォーム管理 API の AuditQuery エンドポイントが破損しており、正常な応答を返すことができません。現在、UiPath のエンジニアリング チームがエンドポイントの修正にあたっていますが、当面の解決策は提示できません。
/api/AuditQuery/
/api/AuditQuery/download
API に関する重大な変更
プラットフォーム管理 API の機能強化を行っています。これにより、エンドポイントに重大な変更が生じる可能性があります。そのため、参照ドキュメントでは、現在の API は [プレビュー] としてマークされています。
Automation Cloud のヘッダーに、以下の軽微な変更を加えました。
- ユーザー アイコンをウィンドウの左上隅からウィンドウの右上隅に移動しました。
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左上隅に [アプリ起動ツール] アイコンを追加しました。アイコンをクリックすると、利用可能な Automation Cloud 製品のリストが表示されます。
オンラインでのライセンス購入中に、カード請求に関連するエラーが発生すると次のエラー メッセージが返されていました。 支払いの処理中に問題が発生しました。後でもう一度お試しください。
現在は、エラーの原因をより的確に説明するエラー メッセージが追加されています。 例: このカードは残高不足のため購入を完了できません。
オンラインでスターター ライセンス プランを購入した場合、支払期限を過ぎると [請求を管理] ボタンが表示されなくなっていました。
現在は、サブスクリプションがキャンセル済みステートになるまでボタンは表示されたままです。