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Automation Cloud リリース ノート
最終更新日 2024年4月26日

2019 年 6 月

2019 年 6 月 3 日

この度、UiPath の製品に新しく加わった UiPath Cloud Platform のパブリックプレビュー版 (試用版) がついに公開されました。私たち UiPath は、Community Edition のユーザー様および Enterprise Edition のユーザー様双方のニーズに応え、ロボット労働力のデプロイ、操作、そしてスケーリングを簡単に行えるようにすることで、企業セグメントの未来を「クラウドファースト オートメーション」へと導く原動力になりたいと考えています。UiPath Cloud Platform を使用すれば、わずか数日でコンセプト段階から本番環境へと移行でき、さらに、数週間で自動化の初心者が大規模デプロイの実行者へと変化を遂げることができます。

多くのユーザー様にご愛顧いただいている Orchestrator Community Edition をさらに進化させた UiPath Cloud Platfrom は、クラウドですぐに使用開始できるエンタープライズ向けの SaaS ソリューションです。

UiPath Cloud Platform は、オートメーション ワークフローやリソースのすべてを 1 か所に集約し管理できる非常に便利なツールです。ユーザー様が想定するほとんどの操作が可能です。たとえば、ライセンスの管理、複数の Orchestrator サービスの追加、各インスタンスへのユーザー アクセス権の付与や削除、各種権限に基づいたサービスへのアクセス制限、ロボット グループの管理、マシンまたはプロセスの作成、ジョブの実行、スケジュールの作成などです。これらの機能・操作が安全で堅牢なクラウド上で一元的に管理されています。

Community Edition のユーザー様は自動的に Community プランに移行されます。Community プランは引き続き無料でご利用いただけますので、ご安心ください。また、今後は以下の機能も無料でご利用いただけます。

  • Studio と使用できる Development ロボット 2 台
  • Attended ロボット 2 台
  • Unattended ロボット 1 台

ユーザー様の会社の年間売上が 500 万米ドル未満で、使用する端末数が 250 台未満の場合は、Community プランに申し込むことができ、上記の機能を無料でご利用いただけます。

今後ライセンス数を増やす必要が出てきた場合は Enterprise プランへのアップグレードが可能です。

主なメリット

検証環境から本番環境への簡単な移行

UiPath Studio で開発した試作のオートメーション ワークフローを、検証を経て本番環境へ移行させる準備が整ったら、クラウド上に簡単にデプロイするだけで本番環境での運用を開始できます。

コラボレーション

同僚を UiPath Cloud Platform からアカウントに招待すれば、協力して仕事を進められるのでチームワークが強化され、仕事を効率的かつ効果的に行う環境が整います。

事業の成長スピードに合ったスケーリング

使用しているロボットのオートメーションのキャパシティが足りなくなった場合は、UiPath Cloud Platform アカウントからライセンスを直接いつでも、必要な個数を簡単に申し込むことができます。さらに、当社の担当者がスケーリングに必要なサポートをご提供しますので、容易にスケールアップが可能です。

UiPath Cloud Platform で管理している Orchestrator を拡張する場合、数回のクリックでサービスを作成できます。IT 部門の方は従来 Orchestrator の追加構築にかかっていた工数を最小限に抑えられます。

追加された新機能を随時、簡単に利用可能

Orchestrator の革新的な新機能や製品アップデートがリリースされると同時にクラウドアカウント内から簡単に利用開始することができ、Orchestrator を個別に最新リリースにアップグレードする必要はありません。今まで工数をかけていただいていた最新バージョンに保つ作業は UiPath が行うので、ユーザー様はより重要な業務に時間をお使いいただけます。

Orchestrator の使用開始が簡単で非常にスムーズに

これまで、Enterprise Edition のユーザー様が Orchestrator を使用するためには、.msiパッケージをダウンロードし、さらに複雑なインストール手順を実行しなければなりませんでしたが、セットアップが不要の UiPath Cloud Platform ではこのような作業は一切必要ありません。クラウドアカウントにサインインするだけで、すぐに Orchestrator を使用できるようになります。

ライセンスの自動アクティベーション

Community プランまたは Enterprise プランに申し込むと、自動的に Orchestrator のライセンスをアクティベーション可能になります。また、ロボットと Studio のライセンスは UiPath Cloud Platform に接続すると自動的にアクティベーションするため、アクティベーションする作業が不要になります。ロボットのライセンスを新規に購入、または更新したい場合は、ワンクリックで営業チームに申請できます。

現在のライセンス使用状況の可視化と分析容易性の提供

アカウントまたはサービスごとのモニタリング可視化ページが自動で作成されるため、ライセンスの使用状況に関する傾向分析、ロボットの種類ごとのライセンス最適配分状況、またはサービスごとのロボットの使用状況に関する傾向などの情報をすぐに確認できるので、自動化の最適化にむけたロボット状況分析が容易に行えます。

インフラコストの低減と UiPath 導入工数の削減

今回の Cloud 環境サービスの提供により、今までは必要だった自動化のためだけの IT インフラストラクチャ構築への大きな投資が必要なくなるため、RPA 管理運用に伴うインフラコストの低減が可能になります。

サービスのインストール、セットアップ、その他各種設定といった IT 関連の UiPath 導入作業は、すべて UiPath にお任せください。オンプレミスの Orchestrator サーバーの管理に費やす継続的な工数が不要になり、環境構築より重要である自動化のためのプロセス(自動化対象の発見精査、ワークフローの作成、保守等)に集中することが可能です。

Cloud Platform の概要と機能の簡単な説明については、ぜひプレビュー ビデオをご覧ください。

機能

ユーザー管理

UiPath Cloud Platform の主要なメリットの 1 つとして、同僚と協働作業としてオートメーション プロセスを構築できる点が挙げられます。仲間を巻き込んで作業することで自動化のイニシアチブを拡げ、より高い効果を得ることができます。[Users] ページにある [Invite Users] ボタンをクリックするだけで、アカウントに同僚を招待することができ、チームでの自動化に向けた共同作業がますます簡単になります。

ユーザーを招待する際には、アカウントに紐づく特定のロールを自由に割り当てることができます。[サービス] ページの [ユーザー] タブでユーザーにアクセス権を付与したり特定のロールを割り当てることで、各サービスへのアクセス権やその他の権限を簡単にコントロールできます。ユーザー管理の詳細については、こちらをご覧ください。

サービス

UiPath Cloud Platform のアカウントに登録すると、すぐに使用できる Orchestrator サービスが自動で作成されます。アカウントの名前をクリックすると使用開始でき、[サービスを管理] をクリックするとサービスに割り当てられたユーザーを管理したり、ライセンスの使用状況やその傾向を確認・分析したりすることができます。[編集] をクリックすると既存のライセンスの再割り当てが可能になります。ライセンスの配分について詳しくは、こちらをご覧ください。

事業における RPA ニーズが大きくなり UiPath Cloud Platform サービスが提供するライセンス 1 つでは足りなくなったら、Enterprise プランにアップグレードしてすぐに追加のサービスを作成できます。[Add Services] をクリックして名前を入力しロボットのライセンスを割り当てるだけで、わずか数秒で新しいインスタンスが作成され、自動化促進をストレスなく簡単に続けていただけます。

使用している中の特定のサービスとライセンスを素早く見つけるには検索ボックス機能が便利です。

サービスそのものを無効化でき、そこに関連付けられたライセンスを解放したり必要になったら再びアクティベーションするなどが容易に可能です。また、実行中のプロセスがない場合に限り、サービスを削除することもできます。

ライセンス

同僚とオートメーション ジャーニーを開始した後、さらにロボットの力を必要とされる場合はこちらからご連絡ください。UiPath のセールス担当者が、必要な数のライセンスを提供いたします。現在のライセンス数やライセンス プランの情報は、[ライセンス] ページから確認できます。

プラットフォームのメイン ページとなる [ダッシュボード] ページでは、ご使用中のライセンス使用状況の詳細を確認することが簡単にできます。アカウントに関するすべての情報が視覚的な形式で表示され、消費済みおよび割り当て済みのロボット ライセンスが確認できます。ライセンスについて詳しくは、こちらをご覧ください。

リソース センター

オートメーション ジャーニーの開始には UiPath Studio が必要ですが、まだインストールされていなくてもご心配には及びません。[Resource Center] ページに Community Edition および Enterprise Edition のダウンロードリンクはもちろん、各種サポートドキュメントへのリンクをご用意しておりますので、UiPath のエコシステムに関する疑問もすぐに解決できます。

通知およびログ

アカウントで発生する出来事はすべて記録されますのでご安心ください。すべてのアカウントやメンバーに関わる変更履歴が表示できるため、コンプライアンス対応も万全です。通知機能で実行されたすべての操作とその時刻を報告します。特定のユーザーによる特定の操作について知りたい場合は、監査ログに表示される履歴情報にカテゴリ、ユーザー、操作、または時刻のフィルターをかけて確認できます。さらに、ログを .csv ファイルでダウンロードして処理することも可能です。変更確認の詳細については、こちらをご覧ください。

アカウント設定

変化し続けるニーズに対応しアカウント名を変更することができます。また、頻繁に行うのはお勧めできませんが、UiPath Cloud Platform の Web サイト URL を変更することも可能です。[Account Settings] をクリックして必要な情報を編集し [Save] を押して保存すれば、アカウント情報がリアルタイムで更新されます。なお、変更時は必ず関係者への周知を実施いただきますようお願いいたします。

また、アカウント名、URL、またはサービス名を変更すると、UiPath Cloud Platform の既存のアカウント構成に強い影響がありますので、ご留意ください。

既知の問題

  • 現在サポートされている Web ブラウザーは Chrome のみです。
  • 現時点では、ローカライズおよびアクセシビリティ対応はしておりません。
  • 過去に作成されたワークフローにおいて、Orchestrator の HTTP アクティビティではなく [HTTP 要求] アクティビティを使用して Orchestrator Community Edition に接続しようとすると失敗します。代わりに [Orchestrator への HTTP 要求] アクティビティか、OpenID プロトコルを使用してください。
  • Account Owner のロールを持つユーザーしか名前を変更できません。Account Administrator のロールを持つユーザーが Account Owner の名前を変更しようとすると、エラーが発生します。
  • アカウントを登録する際に企業名に Unicode 文字 (日本語など) が使用されていると、アカウント内に既定で作成されるサービスにアクセスできなくなります。アカウントの作成後であれば企業名に Unicode 文字を使用できますが、サービス名には使用できません。サービス名を編集したり [Account Settings] でアカウントの Web サイト URL を変更したりする際は Unicode 文字を使用しないようご注意ください。ご注意: Web サイトの URL に Unicode 文字を使用すると Cloud Platform アカウントが不整合なステートになります。
  • 同一のブラウザー セッション内で 1 つ以上のサービスを開くことができません。同一のブラウザー セッションの別々のタブで複数のサービスを開いていると、一番最近開かれたタブに更新されます。
  • アカウントの登録、または招待の承諾には、確認メールに記載されたリンクをクリックしてメール アドレスを認証する必要があります。もし何らかの理由で、このようなメールを受信しない場合は、Login ページの Forgot Password をクリックし、パスワードをリセットする手順を開始してメールを受信してください。
  • UiPath Cloud Platform のアカウントからサービスにアクセスしている間は、ロボットが切断された時、ジョブまたはスケジュールが失敗した時、またはカスタム アラートがトリガーされるべき時に pop-up alerts が表示されません。ただし、関連情報は Alerts のドロップダウン リストで確認できます。
  • IPv6 および IPv4 の両方を設定してインターネットに接続すると、Cloud Platform アカウントからサービスにアクセスする際にエラー メッセージが表示される可能性があります。こちらに記載されている手順に従ってコンピューターのネットワーク カードから IPv6 を無効化してみてください。
  • 無料ライセンスのアクティベーションができない場合は、Cloud Platform アカウント内の Resource Center ページから、Studio Community Edition の最新バージョンの v2019.5 をダウンロードしてインストールしてください。

アクセス方法

早速 UiPath Cloud Platform を使ってみたいと思われた方は、platform.uipath.com にアクセスしてください。Community Edition のユーザーではない場合はアカウントの登録をしていただき、既に Community Edition のユーザーである場合は使用している Orchestrator Community Edition の資格情報でログインしてください。

パブリックプレビュー期間中に試用いただき、ご意見やご感想、そしてご質問をたくさんお寄せいただければ幸いです。フィードバックをこちらにご投稿いただく際は、内容に応じてバグ提案ハウツーエラーその他全般、などのタグを使用いただけると検索や分類がしやすくなりますので、お手数ですがご協力をお願いいたします。

自動化をお楽しみください。

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