式について
はじめに
式はいくつかの演算子で構成されており、アプリ内のデータを変換、変更、計算してその出力結果を返すことができます。式は以下のような複数のシナリオで使用できます。
- 変数、プロセス出力、およびその他のコントロール値にリソース パネルからバインドする。
&
記号を使用して文字列を連結する。- 比較演算を行う。
- 比較演算子内に論理演算子を作成する。
- 比較演算子に追加された
If
関数を使用してコントロール値を設定する。 - 式を利用して算術演算を行う。
- "文字列"、true/false、123 などの静的データ、または文字列リストなどのプリミティブの静的リストを宣言する。
- 非表示、無効、フォント/背景色のプロパティを制御する。
- 別のコントロールから、選択したレコードまたはレコード上のフィールドを参照する。
式を設定する
以下の演算を使用して式を設定できます。
- 関数
- 名前付き演算子
関数
Apps では以下の関数を使用できます。
機能 |
説明 |
---|---|
And 関数は、すべての引数が true の場合に true を返します。 Or 関数は、いずれかの引数が true の場合に true を返します。 Not 関数は、引数が false の場合に true を返し、引数が true の場合に false を返します。 |
|
複数の文字列を単一の文字列に結合します。 |
|
文字列にテキスト フラグメントが含まれる場合は true を返します。 |
|
文字列が特定のテキスト フラグメントで終わっている場合は true を返します。 |
|
条件が true か false かに応じて、それぞれ別の値を返します。 |
|
値が空白かどうかを確認します。 |
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テキスト文字列の長さを返します。 |
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文字列がテキスト フラグメントで始まる場合は true を返します。 |
演算子
Apps の式は、関数だけでなく、算術演算子と条件演算子もサポートしています。サポートされている演算子については、以下の表をご覧ください。
カテゴリ (Category) |
演算子 |
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加減式 |
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アトミック式 |
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比較式 |
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連結式 |
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等値式 |
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累乗式 |
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論理式 |
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乗除式 |
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単項式 |
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式を使用できる場所
式は以下に対して使用できます。
- コントロール
- ルール
コントロール
以下のコントロールとその表示値における、非表示のプロパティおよび無効化されたプロパティについて、式が有効化されます。
- ボタン - テキスト (アイコンは未サポート)
- チェックボックス - ラベル、チェック済み
- 日付の選択 - ヒント テキスト
- ドロップダウン - ヒント テキスト、既定値を選択済み
- スイッチ - ラベル、オン
- テキスト領域 - 既定のテキスト、ヒント テキスト
- テキストボックス - 既定のテキスト、ヒント テキスト
- ラベル - テキスト
- ヘッダー - テキスト
-
画像 - URL
ルール
ルールは、条件ロジックを有効化するために使用します。以下のルールで式を使用できます。
- If - 比較、グループ
- URL を開く - URL
- メッセージを表示 - タイトル、メッセージ
- スピナーを表示/非表示 - メッセージ
- プロセスを開始 - 入力の上書き
-
値を設定 - 値