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Robot 管理ガイド
ロボットが Orchestrator との直接通信を確立するには、これらが同じネットワーク上にあるか、オープンなネットワークを使用する必要があります。そうでない場合は、容易に通信できるようにプロキシ サーバーを設定する必要があります。
プロキシを設定するには、プロキシ スクリプトを使用するか、プロキシ サーバーのアドレスを、バイパスするアドレスのリストと共に指定します。使用できる方法は 1 つだけです。両方を構成した場合は、プロキシ スクリプトが優先されます。
次の構成オプションを使用できます。
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                     Web ブラウザーを構成する 
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                     Windows プロキシ設定を設定する 
- 
                     コマンド ライン パラメーターを使用してプロキシの設定を構成する 
- 
                     uipath.configファイルを編集する
proxy.config ファイルから uipath.config ファイルに移行されるようになりました。
               ユーザー モードの Robot は、Web ブラウザーに対して構成されたプロキシ設定を継承します。
基本的な Windows 認証以外が必要なプロキシ設定の場合は、必要な資格情報をマシンの資格情報マネージャーに保存します。
ユーザー モードの Robot にプロキシ設定を適用するには、ユーザー ホスト サービスを再起動する必要があります。これには、Windows ユーザー セッションからサインアウトしてから、再度サインインします。
uipath.config ファイルと、Robot を実行するユーザー アカウントの対応する Windows の設定の両方を変更する必要があります。
               UiPath のコンテキストでは、Windows プロセスは次の 2 つの異なる ID で実行できます。
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                     ローカル ユーザー - これらのプロセスは、現在 Windows セッションにログインしているユーザーの ID で実行されます。 
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                     LocalSystem ユーザー - これらのプロセスは通常、システム レベルの特権で実行されるサービスまたはバックグラウンド タスクです。 
Windows でプロキシを構成する場合、プロキシ設定はプロセスを実行するユーザーに関連付けられます。したがって、HTTP 要求を実行するプロセスの ID に応じて、次の 2 つのプロキシ構成シナリオが考えられます。
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                     Windows のユーザーに対して定義されたプロキシを使用する 
- 
                     プロキシ設定をuipath.configファイルから読み込む
以下の表は、ロボット関連の Windows プロセス、プロセスを実行するユーザー ID、およびプロセスが実行する HTTP 要求をまとめたものです。
| Windows プロセス | ユーザー ID | HTTP 要求 | 
|---|---|---|
| 
 | LocalSystem | Orchestrator とのサービス通信を処理します。以下が含まれます。 
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 | ユーザー (User) | ユーザー モードでインストールされている場合に、Orchestrator とのサービス通信を処理します。以下が含まれます。 
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 | オートメーション固有の HTTP 要求の処理を行います。以下が含まれます。 
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 | ユーザー (User) | Assistant 関連のトラフィックの処理を行います。以下が含まれます。 
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 | ユーザー (User) | SignalR を介したリモート デバッグ トラフィックの処理を行います。 | 
| UiPath.UpdateService.Worker.exe | LocalSystem | Orchestrator からの MSI のダウンロードを処理します。 | 
Robot のインストールの種類に応じて、プロキシの背後で動作する Robot に対して自動更新プロセスを設定できます。
UiPath.config ファイルを手動で変更して行います。Robot サービスと更新サービスはどちらも、ユーザーとは関係なく Windows サービスを使用して実行されます。
               UiPath.config ファイルを手動で変更して行います。ただし、Robot サービスと更新エージェントはどちらもユーザーが開始します。更新サービスは Windows サービスを使用して実行されます。
               クイック インストールの場合、プロキシの構成は既存のユーザー設定から継承されます。すべてのサービス (Robot サービス、更新エージェント、更新サービス) をユーザーが開始します。
トラフィックを許可するために、プロキシ サーバーで資格情報が必要になる場合があります。ログインしている Windows ユーザーの資格情報を使用して認証するようにプロキシを構成できます。
UIPATH_PROXY_USE_DEFAULT_CREDENTIALS を追加し、その値を true に設定します。これにより、現在のユーザーの Windows 資格情報をプロキシ認証に使用するようロボットに指示します。
               v2021.10 より、Robot サービスは基本認証プロトコルを使用するプロキシ サーバーをサポートしています。
ユーザー モードの Robot - 基本認証では、Assistant はプロキシ構成がマシンに実装されているかどうかを特定し、ユーザーに資格情報の入力を求めます。
UiPath.config ファイルを更新します。
               <webProxySettings>
<add key="ProxyAddress" value="http://my.proxy.net:8008" />
<add key="UserName" value="myUser" />
<add key="Password" value="myPassword" />
<add key="Domain" value="myDomain" />
</webProxySettings><webProxySettings>
<add key="ProxyAddress" value="http://my.proxy.net:8008" />
<add key="UserName" value="myUser" />
<add key="Password" value="myPassword" />
<add key="Domain" value="myDomain" />
</webProxySettings>- インストール フォルダー %ProgramFiles%\UiPath\Studioまで移動します。
- uipath.configファイルを探し、Notepad++ などのテキスト エディターを使用して開きます。
- <webProxySettings>タグを追加し、プロキシ環境に基づいて値を設定します。
- uipath.configファイルを保存します。
- Robot サービスまたはデバイスを再起動します。
サービス モードの Robot のインストール時にプロキシ設定を追加するには、インストール コマンドで専用のコマンド ライン パラメーターを使用します。
たとえば、次のコマンドは、Robot をサービス モードでインストールし、スクリプトを使用してプロキシを構成します。
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService PROXY_SCRIPT_ADDRESS=http://localhost/proxy.pacUiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService PROXY_SCRIPT_ADDRESS=http://localhost/proxy.pac次のコマンドは、Robot をサービス モードでインストールし、プロキシの設定に基本認証を設定します。
UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService PROXY_ADDRESS=http://my.proxy.net:8008 PROXY_USERNAME="myUser" PROXY_PASSWORD="myUser" PROXY_DOMAIN="myUser"UiPathStudio.msi ADDLOCAL=DesktopFeature,Robot,RegisterService PROXY_ADDRESS=http://my.proxy.net:8008 PROXY_USERNAME="myUser" PROXY_PASSWORD="myUser" PROXY_DOMAIN="myUser"