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バックグラウンド オートメーション
バックグラウンド オートメーションは UI 要素を操作することなく実行でき、バックグラウンド アクションを利用して情報を共有します。UI Automation アクティビティを使用するオートメーションは、ロックされた画面では実行できないため、バックグラウンドでの実行には適しません。
複数のバックグラウンド オートメーションを同じ Windows セッション内で同時に実行できます。実行中の各オートメーションは、専用の依存関係のセットを使用します。そのため、2 つのオートメーションで同じリソースの異なるバージョンが必要であっても、各オートメーションは必要な特定のバージョンを使用します。
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Windows システムでは、起動時にセッション 0 と呼ばれる Windows セッションが作成されます。このセッションは、マシンの動作を支援するさまざまなシステム プロセスを実行し、どのユーザーにも関連付けられません。このセッションはユーザー インターフェイスを持たず、ユーザー ログインによって開始されるセッションと対話することはできません。
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ユーザーがそのマシンにログインすると、ユーザー セッションという新しいセッションが作成されます。このセッションは、ユーザー固有のサービスを実行するために使用されます。
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有人オートメーションは、バックグラウンドで実行される場合、そのオートメーションを開始したユーザーのユーザー セッション内で動作します。これにより、ロボットは情報を取得し、ユーザー固有のファイルにアクセスすることができます。
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無人オートメーションは Robot サービスによって開始され、セッション 0 内で実行されます。このセッションでの実行中に、無人オートメーションは特定のユーザーに関連付けられ、そのユーザーの権限を継承します。これらの権限に、オートメーションに必要なリソースに対するアクセス権が含まれることを確認してください。セッション 0 はユーザー セッションにアクセスできないためです。
有人オートメーションは、人間の監督下で実行されるように設計されています。マウスのクリックやキーボード入力などのユーザー イベントによってトリガーされ、ユーザーがログインしたマシンと同じマシンで実行されます。
バックグラウンドでの実行では、ロボットは、アクティブなユーザー インターフェイスを使用することなく、特定のユーザーに対してバックグラウンドでオートメーションを実行できます。
Attended ライセンスの場合、1 つのフォアグラウンド オートメーション (UI 操作あり) と、複数のバックグラウンド オートメーション (UI 操作なし) を実行できます。
無人オートメーションは、UI 操作や人間の監督なしに、バックグラウンドでネイティブに実行されるように設計されています。この種類のオートメーションは通常、Windows セッション内のローカル サービス下で実行されます。
Excel、Word、PowerPoint などの Microsoft アプリケーションはユーザー セッションで動作します。このため、バックグラウンドで実行される無人オートメーションでは、これらのアプリで問題が発生する可能性があります。
複数の無人オートメーションを同時に実行すると、オートメーションごとに別個の Unattended ライセンスが消費されます。
[フォアグラウンドを使用] アクティビティを使用して、バックグラウンド オートメーションをフォアグラウンド オートメーションに移行できます。