- 基本情報
- データのセキュリティとコンプライアンス
- 組織
- 認証とセキュリティ
- ライセンス
- テナントとサービス
- アカウントとロール
- 組織でのテスト
- AI Trust Layer
- 外部アプリケーション
- 通知
- ログ
- トラブルシューティング
- Automation Cloud に移行する

Automation Cloud 管理ガイド
この機能は、Community または Free ライセンス プランでは利用できません。これらの組織は、自動的に作成される 1 つのテナントに制限されています。
Pro Trial ユーザーの場合、すべてのテナントは組織のデータが存在するリージョンに作成されます。
Pro および Enterprise プランのユーザーの場合、対象のリージョンで新しいテナントを作成できます。
新しいテナントを作成するには、次の手順に従います。
新しいテナントが [テナント] パネルとテナント ピッカーに追加されます。
運用環境の種類のテナントは、 アイコンで識別できます。非運用環境の種類のテナントは、
アイコンで識別できます。
テナントで作業できるようにするには、ユーザー自身またはサービス管理者が、新しいテナント内のサービスのロールとライセンスをユーザーに割り当てる必要があります。詳細については、以下を参照してください。
テナントのリージョンを変更する
Enterprise プランのお客様はテナントを作成する際、テナントのリージョンを選択できます。ただし、テナントを作成した後はお客様がリージョンを変更することはできません。
テナントを別のリージョンに移動する必要がある場合は、SLA チケットを開き、利用可能なリージョンの 1 つへの移動をリクエストします。
カナリア テナントを使用する
カナリア テナントを組織に追加すると、今後の変更内容が他のテナントに反映される前にそれらを確認・テストできます。カナリア テナントは、ユーザーの現在の設定を使用する独立した媒体として機能し、今後発生する変更が現在の組織のコンテキスト内でどのような影響を及ぼすのかを確認できます。
カナリア テナントでは、以下を実行できます。
- 企業の環境に到達する前に、エンタープライズのみの機能を表示およびテストする
- 運用環境で使用するのと同じオートメーションをテストおよび実行する
-
カナリア テナントは、運用環境に使用しないでください。
-
この機能は、テスト目的でのみ利用可能な媒体であり、ご利用中の他のテナントと同じエンタープライズ契約のメリットを得られません。
-
Enterprise プランで提供される稼働時間の保証は、カナリア テナントには適用されません。
-
カナリア テナント内で発生する可能性のある問題について報告することをお勧めしていますが、報告に対してはベストエフォート方式でのみ対応します。
早期アクセス ウィンドウ
カナリア テナントは、サポートされているすべてのサービスの Enterprise 機能の更新内容を、リリース ノートで告知されるとすぐに受け取ります。更新情報は、他のテナントの場合は受け取りまで少なくとも 3 日かかります。
含まれるサービス
以下の表に示すように、カナリア テナント内にプロビジョニングできる UiPath® クラウド サービスは特定のサービスのみです。
サービス名 |
備考 |
リリース ノート |
---|---|---|
Orchestrator |
カナリア テナント内での Orchestrator のデータ保持期間を、Community プランのしきい値に短縮しました。 |
サービスがこの表に示されていない場合は、カナリア テナントで更新内容を早期に受信することはありません。
データ所在地
カナリア テナントとそのサービス データは常に欧州連合 (欧州) リージョンでホストされ、別のリージョンを選択することはできません。
カナリア テナントを正しく機能させるには、コミュニティの送信 IP アドレスがファイアウォールで許可されていることを確認してください。
ヒント
カナリア テナントを最大限に活用するため、運用環境のテナントと同じ方法で設定することをお勧めします。これには、i以下の設定を複製することを含みます。
- UiPath Orchestrator のテナント設定
- カナリア テナントでプロビジョニングした各サービスのサービス レベルの設定
- 各ユーザーのサービス レベルのロールとユーザー ライセンス
- Orchestrator 内のオートメーション - UiPath Orchestrator Manager を使用して、いずれかのテナントからカナリア テナントにデータをコピーする
テナント設定の編集時には、名前および色の変更や、テナントの有効化、無効化、および削除を行えます。
テナント名または色を変更する
確認メッセージが画面の右上に表示されます。
テナント名の変更による影響
テナントの名前を変更すると、UiPath サービスのこれまでの設定に対して以下のような大きな影響をもたらします。
- Orchestrator サービス レベルで設定されたロボットの接続が切断されます。 新しい URL を入力してロボットを再接続してください。
- 過去にブックマークしたサービスの URL が無効になります。ユーザーに新しい URL を送信してください。
- Mobile Orchestrator ユーザーの接続が切断されます。再度接続できるよう、ユーザーに新しいサービス URL を送信してください。
- 変更前に送信したユーザーの招待は無効になります。まだ参加が済んでいない同僚には新しく招待を送信してください。
テナントを有効化または無効化する
テナントを無効化すると、そのテナントは組織管理者に対しては [管理] ページの [テナント] パネルに表示され続けますが、ユーザーはそのテナントとサービスを利用できなくなります。また、そのテナントに割り当てられていたライセンスは解放され、組織のライセンス プールに返されます。
サービスのデータはすべて保持されます。後でそのテナントを有効化して、サービスに再びアクセスすることができます。
変更を処理している間は、左側の [テナント] パネル内のテナントの横に読み込み中アイコンが表示されます。
アイコンの表示が消えると、以下の変更を確認できます。
- テナントを無効化した場合、そのテナントの右側に [無効] と表示され、ユーザーはそのテナントとサービスを利用できません。
- テナントを有効化した場合、そのテナントは無効化前と同じように復元されます。以前使用されていたライセンスも、組織プールで利用可能な状態であれば、すべて再割り当てされます。テナントとそのサービスを利用できます。
テナント サービスのデータを別のリージョンに移行する
新しいリージョンへのデータ移行のスケジュールを設定するには、お使いのクラウド組織でこの機能を有効化するよう、UiPath サポートにリクエストしてください。
はじめる前に
最初に、以下の説明をお読みください。
-
テナントで使用されているサービスによっては、クラウド サービスの移行を完了するまでに数日かかる場合があります。移行にかかる日数は、リージョン間で必要とされるバージョンの互換性によって異なります。
-
テナントのリージョンを変更しても、他のテナントや組織のリージョンには影響しません。
組織の新しいターゲット リージョンへの移行をスケジュールするには、「クラウド組織のデータの移行を実行する」の手順に従ってください。
詳しくは、「組織とテナントのサービス データ」をご覧ください。
-
複数のテナントに対して新しいターゲット リージョンへの移行をスケジュールするには、テナントごとに個別に移行をスケジュールします。
-
リージョンの変更には 4 時間のウィンドウが割り当てられますが、平均的な移行のダウンタイムは 30 分未満です。ただし、この時間はテナントの規模によって異なる場合があります。まれに、特に非常に大規模なテナントでは、移行に数時間以上かかることがあります。
-
リージョンの移行の実行が要求されている、スケジュールされたダウンタイム ウィンドウ中は、一時的にテナントにアクセスできなくなります。その間、実行中のジョブはすべて一時停止され、移行後に自動的に再開されます。
-
予定されているダウンタイム ウィンドウについて、事前にクラウド組織のメンバーに通知することをお勧めします。
-
ロボット実行ログの履歴は 30 日間しか保持されません。ログを保持したい場合は、エクスポートできます。詳しくは、「ロボット ログ」をご覧ください。
-
現在、スケジュールされたロボット ジョブや中断中のロボット ジョブがある場合、ダウンタイム ウィンドウの間はそれらのジョブを一時的に無効化することをお勧めします。事前にこの手順を実行しておくことで、シームレスなデータ移行プロセスが保証されます。
-
テナント内に UiPath Apps と連携しているプロセスがある場合、参照を更新するために編集や置換を行う必要があります。詳しくは、「プロセスを置換する」をご覧ください。
-
Insights サービスは新しいリージョンに移行できますが、履歴データのバックフィルは Orchestrator の移行後 30 日以内にのみ実行できます。Orchestrator を移行したのがそれよりも前の場合、Insights は履歴データなしで移行されます。したがって、転送後、ユーザーは限られたデータにのみアクセスできます。
テナント サービスのデータ移行を実行する
テナント サービスのデータの移動をキャンセルする
- [管理] に移動します。
- スケジュールされた移行をキャンセルするテナントを選択します。
- [リージョンの変更がスケジュールされました。] を選択します。
- 右側のパネル [データの移行がスケジュールされました。] で、[要求をキャンセル] を選択します。
テナントを削除する
テナントを削除すると、組織からそのテナントが削除され、テナントのサービスとサービス データもすべて削除されます。
テナントを削除すると、そのテナントで使用されていたライセンスはすべて解放され、別のテナントに割り当てられるようになります。
削除が行われている間は、[テナント] パネル内のテナントの横に読み込み中アイコンが表示されます。完了すると、テナントが [テナント] パネルから削除されます。
[管理] > テナント > [ライセンス] で、各テナントに現在割り当てられているライセンスに関する情報を参照できます。
ライセンスの数を変更するには、右上隅の [割り当てを編集] を選択します。
詳しくは、「テナントにライセンスを割り当てる」をご覧ください。