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Automation Cloud 管理ガイド
最終更新日 2024年4月26日

暗号化

概要

UiPath® では、転送中および保存時に暗号化が適用されます。Automation Cloud™ への受信、および Automation Cloud サービス間のすべての通信には、TLS 1.2 以降が必要です。さらに、保存されるすべてのデータは、AES 256 ビット暗号化を利用する透過的なデータ暗号化 (TDE) を使用して暗号化されます。

TDE 以外にも、特定のサービスにはアプリケーション層の暗号化 (ALE) を採用しています。一部のサービスでは自動的に ALE が組み込まれます。これを「暗黙的な ALE」とします。その他のサービスの場合、ALE の使用は任意でユーザーが選択できます。これを「任意の (オプトイン) ALE」とします。現在、一部のサービスでは ALE がサポートされていません。

アプリケーション レベルの暗号化 (ALE)

ALE を使用するサービスでは、暗黙的な場合でも機能を有効化した場合でも、暗号化キーを扱うユーザーを選択できます。これは、UiPath またはユーザー自身が管理できます。

  • UiPath で管理されるキー:

    このオプションを使用すると、UiPath はユーザーのデータの暗号化に使用するキーを作成、保存、保護できます。

    これは既定のオプションであり、Automation Cloud の [管理] セクションの [暗号化] タブで自動的に有効化されます。

  • 顧客管理のキー:

    このオプションでは、データの保護に使用される暗号化キーの作成、保存、保護を、ユーザーが完全に制御して責任を持ちます。「UiPath で管理されるキー」では UiPath がこれらのタスクを既定で管理しますが、顧客管理のキー (CMK) では、ユーザー自身のセキュリティで保護された環境でこれらの要素を直接処理します。

    便利なリソース:



サービスごとの暗号化

各サービスまたはリソースの暗号化の仕様については、以下の表をご覧ください。

顧客管理のキーを使用した ALE の詳細情報とセットアップの方法については、「ALE と顧客管理のキー」をご覧ください。

製品

リソース

暗号化されるリソース フィールド

暗号化の適用

Action Center

(ActionsProcesses)

タスクデータ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 任意。親エンティティ (タスク カタログ) の作成時に選択

AI Centerデータセット、データのラベル付けセッション、パイプライン データ、成果物データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 任意1。ユーザーが選択

Automation Cloud外部アプリケーション顧客のアクセス データ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Automation Cloudディレクトリ接続顧客のアクセス データ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Automation Cloud外部 ID プロバイダー顧客のアクセス データ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Automation Hub顧客のアイデアのデータ

データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Automation Ops

API アクセス キー

アクセストークン

データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Communications Miningすべてのデータセットデータベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Document UnderstandingDocument Manager セッション、ドキュメント ストレージ
注: フォーム AI セッションは、CMK が有効化されたアカウントでは利用できません。
データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 任意1。ユーザーが選択

Insightsデータセットとレポートデータベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可。発信元で ALE で暗号化されたデータは、暗号化されて Insights に到着します。

Integration Serviceイベント データデータベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Marketplace データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Orchestratorキュー アイテム

固有データ

出力

  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 任意。親エンティティ (キュー) の作成時に選択

Orchestratorアセット値値 (Value)
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Orchestrator資格情報ストアOrchestrator 資格情報ストアのコンテンツ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Orchestrator資格情報ストアOrchestrator 以外の資格情報ストアがアクセスするデータ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Orchestratorストレージ バケットOrchestrator 以外のストレージ バケットがアクセスするデータ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 暗黙的

Process Mining データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Task Mining記録対象のデータ (PII マスクを含む)データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

Test Managerテストの設定データベースとストレージ
  • 接続プロトコル: TLS 1.2

  • TDE: AES 256

  • ALE: 利用不可

1 - 顧客またはそのアカウント チームは、ALE を有効化するためにチケットを提出する必要があります。リクエストは UiPath のエンジニアリング チームが処理します。処理には数日かかりますので、お待ちください。ALE が有効化されたら、[管理] セクションで CMK を使用するかどうかを設定できます。

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