キャッシュ

Automation Suite の UiPath® 製品にはキャッシュ機能が必要です。Cloud Redis (Azure/AKS) または Elasticache (AWS/EKS) をプロビジョニングする必要があります。前提条件と互換性のあるバージョンのリストについては、「相互運用性マトリクス」をご覧ください。

Orchestrator や Identity などの Automation Suite の複数のサービスは、Redis を分散キャッシュとして使用して、重要な操作や大量の操作を高速化します。 これらのサービスは、頻繁にアクセスされるデータを Redis に格納し、データベースからデータを取得したり、コストの高い計算を複数回実行したりしないようにします。

次の推奨事項は、Azure に固有のものです。 一般的な推奨事項は、少なくとも 1 GB の容量と運用環境のサービス レベル アグリーメント (SLA) を持つ SKU を選択することです。

Redis キャッシュの要件の場合、プロビジョニング計画は、デプロイする環境の種類 (テスト環境や運用環境など) によって異なります。

• 基本: サービス レベル アグリーメント (SLA) が提供されないため、運用環境のデプロイには推奨されません。 ただし、テスト環境には使用できます。
• 標準C1 (1GB):ほとんどのインストールに適した適切な容量とパフォーマンスを提供します。 また、標準C2やプレミアムなどのより高いレベルへの将来のスケーリングも可能です。
• 標準C2:標準C1の一歩上、C1と比較してより大きな容量と優れたパフォーマンスを提供します。
• Premium: より高い SLA を促進する可用性ゾーンと、セキュリティを強化するための VNet 統合を提供するため、最も推奨されるオプションです。

キャッシュの前提条件をプロビジョニングした後に、次の例に示すように input.json でアクセス情報を渡す必要があります。

"fabric": {
  "redis": {
    "hostname": "xx",
    "password": "xx",
    "port": 6380,
    "tls": true
  }
}