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2024.10
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Apps ユーザー ガイド
Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation Suite
Last updated 2024年11月11日

UiPath® Apps と Orchestrator 間のデータ フロー

UiPath® Apps はクラウド ホストのエクスペリエンスですが、オンプレミスまたはセルフホストの Orchestrator での自動化で使用できます。クライアント ブラウザーが UiPath® アプリを開いてオートメーションを実行するときに転送されるデータの概要を以下に示します。

  • アプリに移動すると、UiPath® Apps Web サービスからアプリ定義が取得されます。このアプリ定義にはデータがなく、ブラウザーでアプリケーションを表示するために使用されるメタデータのみが記述されています。
  • アプリが [プロセスを開始] ルール (有人ルール) を実行すると、ブラウザーはローカルの Attended ロボットに接続してそれに入力引数を渡します。アプリが実行されているクライアント マシンでローカルにオートメーションを実行する際に、このルールを使用します。オートメーションが完了すると、ローカル ロボットはブラウザー上でオートメーションからアプリに出力引数を返します。ロボットによって公開されるデータは、出力引数と、オートメーションにコード化されるログ メッセージのみです。スクリーンショットなど、オートメーションで表示された他のデータはボックスに残されます。
  • アプリが [プロセスを開始] ルール (無人ルール) を実行すると、ブラウザーは Apps サービスを使用して Orchestrator に接続し、それに入力引数を渡します。利用可能な Unattended ロボットでオートメーションを実行する際に、このルールを使用します。オートメーションが完了すると、Orchestrator はオートメーションから Apps サービスに出力引数を送信します。Apps サービスは、受け取った引数をブラウザー上でアプリに渡します。ロボットによって公開されるデータは、出力引数と、オートメーションにコード化されるログ メッセージのみです。スクリーンショットなど、オートメーションで表示された他のデータはボックスに残されます。

有人と無人のどちらでも、以下のデータのみが Orchestrator に送信されて格納されます。

  1. 実行されるすべてのプロセスの入力と出力
  2. RPA 開発者によってプロセスに追加されたログ メッセージ (これはオプトインです)

どの場合でも、Orchestrator と Apps サービスとの通信はエンドツーエンドで暗号化されます。入力引数と出力引数が Apps サービスに格納されることはありません。

クラウド データ フローのダイアグラム

Unattended

以下の図は、Unattended ロボットを使用したクラウドの UiPath® Apps データ フローを示しています。



  1. ユーザーは、クライアント マシン上のブラウザーを使用してアプリに移動します。
  2. ブラウザーはクラウドの UiPath® Apps サービスを呼び出して、Apps 定義 (メタデータ) を取得します。
  3. Apps のランタイムによってアプリが表示されるブラウザーに Apps 定義が送信されます。
  4. アプリは、クラウドでホストされている UiPath® Orchestrator を呼び出し、Apps サービスを使用して無人プロセスを実行します。
  5. Orchestrator は Unattended ロボットにアクセスして、プロセスを実行します。
  6. プロセスの出力が Orchestrator に返されます。
  7. クライアントのアプリに、プロセスの結果が通知されます。

    注: プロセスの入力と出力のみが Orchestrator に返されます。RPA によって自動化されたアプリとそのすべてのデータは、ロボット端末に残ります。

Attended

以下の図は、Attended ロボットを使用したクラウドの UiPath® Apps データ フローを示しています。



  1. ユーザーは、クライアント マシン上のブラウザーを使用してアプリに移動します。
  2. ブラウザーはクラウドの UiPath® Apps サービスを呼び出して、Apps 定義 (メタデータ) を取得します。
  3. Apps のランタイムによってアプリが表示されるブラウザーに Apps 定義が送信されます。
  4. アプリはクライアント マシン上のローカル Robot サービスを呼び出して、プロセスを実行します。結果はローカルで返されます。
  5. プロセスの出力を含め、監査証跡が Orchestrator に記録されます。

注: プロセスの入力と出力のみが Orchestrator に返されます。RPA によって自動化されたアプリとそのすべてのデータは、ロボット端末に残ります。

ハイブリッド データ フローのダイアグラム

以降の各セクションでは、クラウド アプリをオンプレミスの (またはセルフホストの) Orchestrator で使用する場合に、UiPath® Apps で扱うデータ フローについて説明します。

Unattended

以下の図は、Unattended ロボットを使用したハイブリッドの UiPath® Apps データ フローを示しています。



  1. ユーザーは、クライアント マシン上のブラウザーを使用してアプリに移動します。
  2. ブラウザーはクラウドの UiPath® Apps サービスを呼び出して、Apps 定義 (メタデータ) を取得します。
  3. Apps のランタイムによってアプリが表示されるブラウザーに Apps 定義が送信されます。
  4. アプリは、セルフホストされているオンプレミスの UiPath® Orchestrator を呼び出し、Apps サービスを使用して無人プロセスを実行します。
  5. Orchestrator は Unattended ロボットにアクセスして、プロセスを実行します。
  6. プロセスの出力が Orchestrator に返されます。
  7. クライアントのアプリに、プロセスの結果が通知されます。

注: プロセスの入力と出力のみが Orchestrator に返されます。RPA によって自動化されたアプリとそのすべてのデータは、ロボット端末に残ります。

Attended

以下の図は、Attended ロボットを使用したハイブリッドの UiPath® Apps データ フローを示しています。



  1. ユーザーは、クライアント マシン上のブラウザーを使用してアプリに移動します。
  2. ブラウザーはクラウドの UiPath® Apps サービスを呼び出して、Apps 定義 (メタデータ) を取得します。
  3. Apps のランタイムによってアプリが表示されるブラウザーに Apps 定義が送信されます。
  4. アプリはクライアント マシン上のローカル Robot サービスを呼び出して、プロセスを実行します。結果はローカルで返されます。
  5. プロセスの出力を含め、監査証跡が Orchestrator に記録されます。

    注: プロセスの入力と出力のみが Orchestrator に返されます。RPA によって自動化されたアプリとそのすべてのデータは、ロボット端末に残ります。

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