- 基本情報
- はじめる前に
- 使い方
- 通知
- VB の式を使用する
- アプリをデザインする
- イベントとルール
- アプリで RPA を活用する
- アプリ内でエンティティを活用する
- アプリ内でキューを活用する
- アプリでメディアを活用する
- アプリでアクションを活用する
- アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)
- 基本的なトラブルシューティング ガイド
はじめに
UiPath® Apps は、ユーザー エクスペリエンスに優れたエンタープライズ レベルのカスタム アプリケーションを構築・共有できる、ローコード アプリケーション開発プラットフォームです。UiPath® Apps を使用すると、オートメーションの機能を活用してカスタム ビジネス アプリケーションを素早く構築し、その基盤になるクラウドやオンプレミスのシステムのデータに接続できます。
UiPath® App Studio で構築するアプリでは、データへのアクセスや更新に対応する豊富なコントロールや、複雑なビジネス ニーズに対応する条件ロジックを使用できます。Apps の基盤となる UiPath® RPA プラットフォームでは、高度なワークフローやビジネス ロジックの機能を使用できるため、エンド ツー エンドの業務プロセス全体を自動化できます。
アプリは、デスクトップ/モバイル端末を問わず、フルページのコンソール、サイドバー、その他任意のサイズのさまざまなフォーム ファクターで実行できるようにデザインできます。アプリケーションはブラウザーから実行されるので、どんなデバイスからでもシームレスに使用できます。
さらに、アプリケーションは Electron フレームワークやその他のテクノロジでラップできるため、デスクトップ アプリケーションとして実行することもできます。
ユーザーには、すべてのアプリケーションが 1 か所に集約されたリストが表示されます。ここではアプリを実行したり、組織内の他のユーザーとアプリを共有したりできます。
ユーザーがアプリケーションを実行すると、オートメーションをデスクトップ上でローカルに実行するように設計されているアプリの場合は、Attended ロボットがトリガーされ、バックエンド システムと対話します。同様に、無人オートメーションを使用して実行するように設計されているアプリの場合は、Orchestrator を使用して Unattended ロボットでジョブが開始されます。
市民開発者や RPA 開発者は、App Studio で独自のカスタム アプリケーションを設計できます。App Studio では、さまざまな種類のリッチなコントロールをドラッグ アンド ドロップして配置したり、複雑なルールを設定したり、Orchestrator を介して RPA プロセスへ接続したりできます。Attended ロボットや Unattended ロボットを使用することで、アプリは複数のシステムのビジネス データをリアルタイムで集約・更新できます。ロボットは、豊富なアクティビティを通じてあらゆるシステム (Excel、SAP、Salesforce、Microsoft Dynamics など) に接続できるうえ、レガシ アプリケーション、メインフレーム アプリケーション、VDI にも接続可能です。
構築が完了したら、クリック 1 回でアプリケーションをパブリッシュし、組織内の誰もが利用できるようになります。
UiPath® Apps プラットフォームの使用を開始するには、最初に UiPath® Automation Suite アカウントが必要です。
UiPath® Apps を実行するには、すべてのエンド ユーザーを Automation Suite アカウントに追加する必要があります。また、有人/無人オートメーションを実行するためには、それぞれ以下の要件を満たす必要があります。
- 有人: JavaScript アドイン (UiPathRobot.js) が有効な UiPath® Robot が必要です。エンド ユーザーは、アプリ内で使用される有人プロセスを Attended ロボットで実行できる状態で所持している必要があります。
-
無人: (以下の項目の 1 つまたはそれ以上)
- 使用するプロセスを含む Cloud Orchestrator テナントが必要です。エンド ユーザーは、アプリに含まれる無人のプロセスを実行するための十分な Orchestrator の権限が必要です。
- オンプレミスとのハイブリッド – オンプレミスの Orchestrator を UiPath® Apps サービスに接続してください。
- その他すべての Studio、Robot、Orchestrator の要件が適用されます。
サポートされる最小バージョン:
- Attended ロボット v2019.10
- Orchestrator v2019.10
- Unattended ロボット v2019.10
- Studio v2019.10
UiPath® Apps の機能を最大限活用するには、以下の最小ハードウェア構成を満たすことをお勧めします。
UiPath® App Studio (設計時) |
8 CPU プロセッサー、16 GB RAM |
UiPath® Apps (ランタイム時) |
4 CPU プロセッサー、8 GB RAM |
推奨されている構成より性能の低い構成も選択できますが、パフォーマンスの低下が発生する可能性があることをご留意ください。