- 基本情報
- はじめる前に
- 使い方
- 通知
- VB の式を使用する
- アプリをデザインする
- イベントとルール
- アプリで RPA を活用する
- アプリ内でエンティティを活用する
- アプリ内でキューを活用する
- アプリでメディアを活用する
- アプリでアクションを活用する
- アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)
- 基本的なトラブルシューティング ガイド
概要
VB (Visual Basic) の式は、演算子、定数、変数、関数を組み合わせたもので、これらは実行時に 1 つの値に評価されます。VB の式は特定の構文に従います。さまざまなコンテキストで使用でき、計算、値の比較、文字列の操作、データ構造の操作を行うことができます。
VB の式を使用すると、次のようなメリットがあります。
-
シンプルさ、わかりやすさ、コラボレーション - アプリの理解や管理が容易になり、他のユーザーと簡単に共有できます。
-
効率性とパフォーマンス - 同等のロジックを使用するよりも効率的です。VB の式はコンパイラでより高速に評価・解決できるため、パフォーマンスが向上します。
-
コードの再利用性 - 計算と操作をカプセル化することで、式をアプリ全体で再利用できます。
-
制御構造との連携 - 条件ステートメントとループを柔軟かつシームレスに使用できます。
-
数学操作とデータ操作 - 算術演算の実行、数学関数の適用、文字列操作、配列の要素へのアクセスを簡単に行うことができます。
UiPath® Apps では、上記の全般的なメリット以外に、VB の式を使用することで、次のような動的な動作をアプリ内で作成できます。
-
アプリの要素 (ラベル、テキスト ボックス、ドロップダウンなど) のプロパティ値を設定する。たとえば、ラベルのテキストを、VB の式を使用した特定の条件や計算に基づいて動的に設定できます。
-
Data Service のエンティティからのデータを操作したり、高度なクエリ ビルダーを使用してデータを取得したりする。
-
特定の条件に基づいて、アプリの要素の表示ステータスや有効化/無効化ステータスを制御する。要素の表示プロパティや有効化プロパティを VB の式に設定することで、ユーザー入力や他の要因に基づいてステートを動的に制御できます。
-
フォーム フィールドや入力要素の検証ルールを定義する。VB の式を検証ルールに指定することで、ユーザー入力を特定の条件に基づいて検証できます。たとえば、必須フィールドの確認、メール アドレスの検証、データ形式の順守の確認などを行うことができます。
-
アプリ内で条件付き動作を定義する。式を [If-Then-Else] または [条件分岐 (Switch)] アクティビティと組み合わせて使用することで、特定の条件に基づいてアクションのフローを制御したり、さまざまなコンテンツを表示したりできます。
-
アプリ内でコンテンツを動的に生成できるようにする。たとえば、式を使用することで、外部ソースから取得したデータに基づいてドロップダウン オプションを動的に設定したり、ユーザー入力に基づいて動的なテキストを生成したりできます。