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概要
最終更新日 2024年4月19日

ライセンス管理のオプション

ユーザー ライセンスを管理する

注:

ユーザー ライセンス管理は、2021 年 3 月 1 日より後に作成されたすべての組織に対して既定で有効化されます。

このオプションは組織設定から有効化または無効化できます。

次の場合にのみ、ユーザー ライセンス管理を有効化します。

  • クラシック フォルダーを使用していない。

  • 組織が対話型認証を使用しているか、対話型認証に切り替えることができる。

ユーザー ライセンス管理を有効化すると、Orchestrator のセキュリティ設定 [ユーザー認証を強制し、ロボット キー認証を無効化] が自動的に設定されます。ロボット キー認証を使用するユーザーは、対話型認証に切り替えるまで Orchestrator にロボットを接続できなくなりました。この設定はクラシック フォルダーには対応していません。

重要:

  • ユーザー ライセンス管理機能は、スタンドアロンの Orchestrator では利用できません

  • セキュリティで保護された認証に切り替える場合は、Orchestrator アクティビティを使用したり、Orchestrator API への直接 HTTP 呼び出しを行ったりするワークフローは、2020.10 以降のアクティビティ パッケージを使用して再コンパイルする必要があります。

ユーザーに基づくライセンス割り当てでは、UiPath の商用モデル (購入した SKU) と組織内で配布可能なライセンスについて、一貫性のある表示が可能になります。ユーザー ライセンスはサービスや Unattended ロボットのライセンスとは分けて管理され、特定のテナントには紐づけられません。ユーザーは、組織の複数のテナントでライセンスを使用できます。

このモデルでは、単一のユーザーまたはグループにライセンスを提供できるようにすることで、組織内でのライセンスの割り当てを容易にします。グループを使用すると、管理者は多数のライセンスをグループのすべてのメンバーに先着順に割り当てることができ、ユーザーごとにライセンスを割り当てる必要はなくなります。

ユーザー ライセンスを割り当てる

グループ割り当て

グループに基づくライセンスの割り当ては企業にお勧めの方法です。グループ割り当てルールに従って自動的にライセンスが割り当てられるからです。各ユーザーにライセンスを個別に割り当てるのでは、大規模な管理が困難になる場合があります。

そうした問題を解消するために、グループに基づくライセンス割り当てでは、1 つまたは複数のライセンスをグループに対して割り当てることができます。グループに割り当てられたライセンス プールは、グループのすべてのメンバーが使用できます。グループに追加された新しいメンバーは誰でも、それらのライセンスを使用できます。

同様に、グループから削除されるときに、ユーザーはそれらのライセンスの使用権を失います。

そのため、ユーザーごとのライセンス管理が不要になります。

グループ割り当てルールは、管理者が設定します。ユーザーごとにライセンスを明示的に割り当てるのとは異なり、グループ割り当てではライセンスを個別に消費するのではなく、ライセンス プールをグループ メンバーが使用できるようにします。ユーザーは、グループで利用可能なライセンス数の制限内で、先着順の原則に従ってライセンスを消費します。

直接割り当て

注: 直接割り当てとグループ割り当ては、相互には機能しません。直接割り当てを使用すると、そのユーザーにはグループ割り当てで継承されたライセンスが適用されなくなります。

以下の場合は、ライセンスの直接割り当てを行うことをお勧めします。

  • 限定的なライセンスのセットを完全に管理したい場合
  • アクセス管理を容易にするためにグループを使用するが、ライセンスはきめ細かく設定したい場合

A: 社内の標準的なシナリオに沿った事前定義済みの権限を提供することでアクセス管理を容易にすると同時に、特定のライセンスを選ばれた数名のメンバーに割り当てたいと思っています。

Mary は Automation Developers グループのメンバーです。このグループには、10 個の RPA Developer ライセンスを割り当てる割り当てルールが設定されています。Automation Developers グループのメンバーとして、Mary は 1 個の RPA Developer ライセンスを継承します。ただし、Mary には管理者として、組織で使用できる RPA Developer Pro ライセンスも 1 個割り当てる必要があります。Mary のアクセス権限は変更せずに、より強力なライセンスを提供するには、Mary を Automation Developers グループに所属させたまま、RPA Developer Pro ライセンスを直接割り当てます。

B: ライセンス プールが限られていて、ライセンス数をはるかに超えるグループ メンバーがライセンスを奪い合っている状況の中、特定のライセンスをグループ内の適切なユーザーに割り当てられるようにしたいと思っています。

約 100 名のメンバーからなる Automation Developers グループに 5 個の Test Developer Pro ライセンスが割り当てられています。先着順の割り当ての原則が適用されることなく、ライセンスとユーザーが適切な組み合わせとなるようにするには、適任と思われる 5 名のユーザーに手動でライセンスを割り当てます。

ユーザー ライセンスの消費

Named User

Multiuser

直接割り当て

  • ライセンスは、ユーザーに割り当てられた時点で使用されたことになります。
  • 管理者がユーザーへのライセンス割り当てを解除するか、ユーザーが組織から削除されると、ライセンスは解放されます。

ユーザーは先着順の原則に従ってライセンスを使用します。

  • デスクトップ製品 (Studio や Assistant など) に関連するライセンスは、デスクトップ アプリケーションが起動したときに消費されます。
  • Web 製品に関連するライセンスは、製品でライセンスを必要とする操作を最初に実行したときに使用されます。これは、製品ごとに異なります。
  • ライセンスが必要となる可能性のある製品/機能をユーザーが一切使用しない場合、ライセンスは解放されます。ライセンスを解放して次のユーザーが使用できるようにするには、ログアウトしてアプリケーションまたはブラウザーを閉じる必要があります。

グループ割り当てルールが削除または変更された場合、そのグループに属するすべてのユーザーに変更が適用されます。

グループ割り当て

ユーザーは、グループで利用可能なライセンス数の制限内で、先着順の原則に従ってライセンスを消費します。

  • デスクトップ製品に関連するライセンスは、デスクトップ アプリケーションが最初に起動したときに使用されます(例: Studio、Assistant)。
  • Web 製品に関連するライセンスは、製品でライセンスを必要とする操作を最初に実行したときに使用されます。これは、製品ごとに異なります。
  • ユーザーがグループまたは組織から削除されると、ライセンスは解放されます。

グループ割り当てルールが削除または変更された場合、そのグループに属するすべてのユーザーに変更が適用されます。

ユーザーは先着順の原則に従ってライセンスを使用します。

  • デスクトップ製品に関連するライセンスは、デスクトップ アプリケーションが起動したときに使用されます(例: Studio、Assistant)。
  • Web 製品に関連するライセンスは、製品でライセンスを必要とする操作を最初に実行したときに使用されます。これは、製品ごとに異なります。
  • ライセンスが必要となる可能性のある製品/機能をユーザーが一切使用しない場合、ライセンスは解放されます。ライセンスを解放して次のユーザーが使用できるようにするには、ログアウトしてアプリケーションまたはブラウザーを閉じる必要があります。

グループ割り当てルールが削除または変更された場合、そのグループに属するすべてのユーザーに変更が適用されます。

1 ユーザーに複数のライセンスを割り当てる

1 人のユーザーがグループ メンバーシップによって複数のライセンスを継承する場合があります。その場合、ユーザーはその中で最も権限の強いライセンスのみを消費します。もしそのライセンスを使用できない場合は、2 番目に権限の強いライセンスを消費します。

注: ライセンスの権限

ライセンスの権限の強さは、強い順に以下のとおりです。

Automation Developer > RPA Developer > Citizen Developer > Attended > Action Center

: ジョン・スミスはグループ メンバーシップによって Automation Developer と Action Center のライセンスを継承しています。この場合、ジョンは Automation Developer ライセンスを消費します。こちらのライセンスのほうが、Action Center ライセンスよりも強力だからです。

注:

あるユーザーがグループ メンバーシップからライセンスを 1 つ継承し、明示的に 1 つ割り当てられた場合は、後者が優先され、グループ ライセンスが上書きされます。

Organization Administrator があるユーザーに複数のライセンスを明示的に割り当てた場合、そのユーザーはそれらのライセンスをすべて使用します。

外部ライセンス/パートナー ライセンス

複数の顧客組織のすべてで同じライセンスを使用しているパートナーは、顧客組織で外部ライセンス機能を有効化するよう要求することができます。この方法により、パートナーは自社のライセンスを顧客組織で使用して、顧客のライセンス プールは使用せずに顧客の Orchestrator サービスに接続できるようになります。

これは、開発者 SKU に対してのみ利用可能な方法であり、Studio をスタンドアロンのライセンス キーでアクティベーションする必要があります。この機能を有効化する方法の詳細については、UiPath のサポート チームまたは問い合わせ窓口までご連絡ください。

レガシ ライセンス管理

このモデルは非推奨です。2021 年 3 月 1 日より後に作成されたすべての新しい組織では、ユーザー ライセンス モデルが既定で使用されます。

組織設定でユーザー ライセンス管理モデルを無効化すると、レガシ ライセンス管理モデルが使用されます。

ユーザー ライセンス管理とは対照的に、レガシ ライセンス管理モデルでは、ユーザー ライセンスとロボット/サービス ライセンスの間に、管理上の明確な区別がありません。ユーザー ライセンスとロボット/サービス ライセンスは、組織設定のテナント別に割り当てられ、さらに Orchestrator で管理されます。これにより、いくつかの制約が生じます。

  • ユーザー ライセンスは特定のテナントに固定されます。テナント間でのライセンスの再割り当ては、管理者による手動の操作によってのみ可能です。
  • ユーザー ライセンスの一元管理の機能は使用できません。

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