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権限を付与する
- 組織管理者は、既定で Insights の管理者として設定されます。
- Insights および関連するロールへのアクセス権は、組織管理者がプロジェクトにユーザーとロールを割り当てることによってのみ付与されます。
Insights では、ビューアー、デザイナー、管理者の 3 つの主要なロールをサポートしています。ROI ビューアーと ROI エディターは、ベースとなるロールへのアドオン権限です。ビューアーは、Insights のユーザーに付与される最も一般的なロールです。
次の表は、各ロールの権限のリストです。
権限 |
管理者 |
デザイナー |
ビューアー |
ROI エディター (デザイナー ロールに依存) |
ROI ビューアー (デザイナー ロールまたはビューアー ロールに依存) |
---|---|---|---|---|---|
ダッシュボードを作成、編集、削除する | デザイナー ロールに依存 | 継承 | 継承 | ||
ダッシュボードを表示する | 継承 | 継承 | |||
ダッシュボードを複製する | デザイナー ロールに依存 | 継承 | 継承 | ||
ダッシュボードをテナントと共有する | デザイナー ロールに依存 | 継承 | 継承 | ||
ユーザーおよびグループを割り当てる | 継承 | 継承 | |||
カスタム変数を設定 | 継承 | 継承 | |||
ROI データセットを設定 | 継承 | 継承 | |||
[ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートを表示する | ROI ビューアー ロールに依存 | ||||
[ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートをコピーして編集する | デザイナー ロールおよび ROI エディター ロールに依存 | ROI エディター ロールに依存 | |||
ジョブ、キュー、マシンのデータを含むダッシュボードをインポートおよびエクスポートする | デザイナー ロールに依存 | ||||
カスタム変数と ROI を含むダッシュボードをインポートおよびエクスポートする | デザイナー ロールに依存 |
デザイナーとは、Insights の編集/コピー/作成/削除の権限を持つユーザーです。デザイナーにできるのは、ダッシュボードの編集、新しいダッシュボードの作成、[マイ ダッシュボード] セクションへのテンプレートのコピー、テナントとのダッシュボードの共有やテナントへの共有ダッシュボードのコピー、およびダッシュボードの削除です。デザイナーはアラートを設定することもできます。
既定では、デザイナーのユーザー数は 10 人に制限されています。デザイナー ユーザーの追加をご希望の場合は、追加購入についてお問い合わせください。
ビューアー数の制限はありません。
ビューアーとは、Insights の表示権限のみを持つユーザーです。ビューアーは、[UiPath テンプレート] および [テナント] の各セクションを表示することはできますが、自身のダッシュボードを作成することはできません。ただし、テンプレートやテナント ダッシュボードのダウンロードや、それらの配信のスケジューリングを行うことはできます。
管理者は、Insights を設定する権限を持つユーザーです。管理者は、[ユーザー管理] へのアクセス権を持っており、テナントの ROI データセットに値を入力したり、カスタム変数を設定したりできる唯一のユーザーです。
管理者ロールにはビューアー権限が含まれており、管理者グループに属するユーザーに既定で割り当てられます。管理者グループのユーザーから Insights の管理者権限を削除することはできません。
管理者がダッシュボードの編集や作成を行うには、管理者に明示的にデザイナー権限を付与する必要があります。
また、[ビジネス ROI] テンプレートを表示・管理するには、管理者ロールに ROI ビューアーと ROI エディターのロールを追加する必要があります。
ROI ビューアー/エディターは補助的な権限です。これらの権限は、2 つの主要な権限であるビューアーおよびデザイナーのいずれか、または管理者に追加する必要があります。この権限は、特に [ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートの確認やコピーの作成、および ROI 関連の Explore へのアクセスを行える人を管理するために設定されています。
ROI ビューアーに割り当てられたユーザーのアクセス権では、ビジネス ROI テンプレートの表示のみが可能です。ダッシュボードの操作はできますが、それを自分のダッシュボードにコピーすることはできません (これはデザイナー権限を持つユーザーも同様です)。ユーザーに ROI ビューアー権限を付与するには、そのユーザーがビューアーまたはデザイナーのロールを持っている必要があります。
ROI エディターに割り当てられたユーザーは、[ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートを [マイ ダッシュボード] セクションにコピーできます。これらのユーザーは、[プロセスの手動処理値] Explore および [キューの手動処理値] Explore (ROI のベースライン値が保存されている場所) へのアクセス権を持っており、管理者が ROI データセットに対して入力したデータを含む新しいウィジェットを構築することができます。ROI エディター権限を持つことのできるユーザーは、デザイナーのロールを持っている必要があります。
[ビジネス ROI] テンプレートを表示および管理するには、管理者ロールに加えて ROI ビューアー ロールと ROI エディター ロールを追加する必要があります。
Insights 管理者は、ユーザーおよび既存グループの Insights へのアクセス権を管理できます。また、グループに権限を割り当てることができます。Active Directory グループ、Orchestrator グループ、Automation Suite グループがサポートされています。
- Insights を開きます。
- 右上隅の 3 点リーダー メニューに移動し、[アクセス権を管理] を選択します。
- [ユーザー] タブまたは [グループ] タブに移動します。
- [ユーザーを追加] または [グループを追加] をそれぞれクリックします。
- フォームのフィールドでユーザーまたはグループを検索します。たとえば、Everyone グループにアクセス権を割り当てることができます。
-
ユーザーまたはグループにロールを割り当てます。
「ユーザー ロール」をご覧ください。
- Enter キーを押して、ユーザーまたはグループを追加します。一度に複数のユーザーやグループを追加できます。
-
[保存] をクリックして操作を確定します。ユーザーとグループは、メールでの招待を受信することなく、Insights に追加されます。
重要: デザイナー権限を持つことができるのは、アカウント全体で 10 人のユーザーのみです。より多くのユーザーにデザイナー権限を付与する場合は、UiPath の担当者までお問い合わせください。
ユーザーとグループのロールの編集が可能です。
- Insights を開きます。
- 右上隅の 3 点リーダー メニューに移動し、[アクセス権を管理] を選択します。
- [ユーザー] タブまたは [グループ] タブに移動します。
- ユーザーまたはグループを検索または選択し、[ユーザーを編集] または [グループを編集] をそれぞれクリックします。
- ロールを編集します。
- [保存] をクリックして、変更を確定します。
- Insights を開きます。
- 右上隅の 3 点リーダー メニューに移動し、[アクセス権を管理] を選択します。
- [ユーザー] タブまたは [グループ] タブに移動します。
- 削除するユーザーまたはグループを検索または選択します。
- [削除] を選択し、次のダイアログで操作を確定します。
ユーザーが持つアクセス権に基づくテナント レベルのデータ制限を Orchestrator フォルダーに適用できます。このオプションを有効化すると、Insights ユーザーは、自身が権限を持つ Orchestrator フォルダーに関連付けられたデータにのみアクセスできます。
Orchestrator フォルダーに基づいてユーザー アクセスを制限するには、[アクセス権を管理] に移動して、[フォルダーの権限の制限] トグルを有効化します。制限はユーザーとグループの両方に適用されます。この機能は、テナント全体のユーザーに影響を与えます。有効化すると、すべてのユーザーのデータが制限されます。有効化しない場合は、引き続きすべてのユーザーがテナントのデータ全体にアクセスできます。
- [フォルダーの権限に基づくデータ制限] は、ROI データセットに表示されるプロセスとキューには適用されません。ROI データセットにアクセスする権限を持つユーザーは管理者だけであるため、制限の適用後も、リスト全体にアクセスできるユーザーは管理者だけです。ユーザーがアクセスするデータ モデルには制限が反映されます。
- [フォルダーの権限に基づくデータ制限] は、[カスタム変数を設定] ページに表示されるプロセスとキューからのカスタム変数の設定には適用されません。設定ページにアクセスする権限を持つユーザーは管理者だけであるため、制限の適用後も、リスト全体にアクセスできるユーザーは管理者だけです。データ モデルには、ユーザーがアクセスできるフォルダーに対応するカスタム変数のみが反映されます。
- フォルダーが削除されたり、Orchestrator 内のフォルダーへのアクセス権を失ったりすると、フォルダー内のすべての履歴データ (キュー、ジョブ、ロボット ログ、カスタム フィールドなど) が Insights に表示されなくなります。その削除されたフォルダーに関連付けられたデータは、存在しないと見なされます。これは製品の他の領域にも影響します。このデータが ROI ダッシュボードから除外され、そのフォルダーに関連付けられたロボット ログやキューからのカスタム変数が利用できなくなるためです。前述のような問題を防ぐには、フォルダー権限の制限を無効化してください。そうすると、すべてのデータを再び履歴として利用できます。