robot
latest
false
UiPath logo, featuring letters U and I in white

Robot 管理ガイド

最終更新日時 2024年12月17日

Linux にインストールする

Linux に Robot をインストールするには、Docker 環境、Orchestrator へのネットワーク接続、およびマシン テンプレートのクライアント資格情報が必要です。

Docker イメージのタグ

Robot の特定の LTS バージョンの Docker イメージをインストールするには、そのタグを指定する必要があります。バージョン 2024.10 の場合、タグは 24.10.95.24248-robot24.10.0 です。利用可能な最新のパッチをインストールする場合は、タグを指定しないでください。Docker イメージをダウンロードするコマンドは次のとおりです。
docker pull registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker pull registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>

Linux のオートメーション - 特徴

  • Linux 用のオートメーションを作成するには、Chrome 拡張機能のバージョンが 2021.10.4 以降であることを確認してください。これにより、ロボットはバックグラウンド オートメーションとフォアグラウンド オートメーションを実行できます。

  • Linux 用の UI オートメーションを設計する場合、次の入力メソッドをアクティビティで選択できます。
    • Chromium API: 既定の入力モードです。ロボットは Chrome の要素を直接操作できます。

    • クリックをシミュレート/入力をシミュレート: Web ページ上でのクリックや入力といったユーザーの操作をシミュレートします。

    さらに、次のツールも使用できます。
    • Web レコーダー: Web ページ上での一連のアクションを再現し、ロボットで再生できます。

    • 表抽出: Web の表からデータを簡単に抽出できるツールです。

docker run コマンドのパラメーター

次の表は、docker run コマンドで使用されるパラメーターをまとめたものです。このコマンドを使用して、Docker イメージを起動します。

パラメーター

説明

LICENSE_AGREEMENT=accept

UiPath のライセンス契約に同意します。

  • クライアント ID とクライアント シークレットを使用する場合

    docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_"-e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_"-e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
  • マシン キーを使用する場合

    docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e MACHINE_KEY="$KEY" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e MACHINE_KEY="$KEY" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>

ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_"

ロボットが接続する Orchestrator インスタンスの URL を設定します。

CLIENT_ID="$Client_ID"

クライアント シークレットと併用します。

マシン キーを使用する場合は、このパラメーターを使用しないでください。

マシン テンプレートのクライアント ID を設定します。

CLIENT_SECRET="$Client_secret"

クライアント ID と併用します。

マシン テンプレートのクライアント シークレットを設定します。

MACHINE_KEY="$KEY"

クライアント ID とシークレットを使用する場合は、このパラメーターを使用しないでください。

マシン テンプレートのキーを設定します。

VNC_ENABLED=true

任意です。Virtual Networking Computing (VNC) を使用して、Linux 上でのロボット実行のライブ ストリーミングを有効化します。

VNC サーバーにアクセスするには、ポート 5000:5900 が必要です。
重要:

VNC サーバーを有効化した後に、任意の VNC クライアントを使用してロボット実行をライブ ストリーミングします。

docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e
ORCHESTRATOR_URL="{orchestrator url}" -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -p 50000:5900 --env VNC_ENABLED=true registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e
ORCHESTRATOR_URL="{orchestrator url}" -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -p 50000:5900 --env VNC_ENABLED=true registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>

Orchestrator への接続の失敗

ファイアウォール ルールによって Orchestrator への接続がブロックされる場合があります。これに対処するには、docker run コマンドで DNS サーバーを指定します。以下に例を示します。
docker run --dns="1.1.1.1" -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run --dns="1.1.1.1" -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
--dns="1.1.1.1" は Cloudflare からのパブリック DNS リゾルバーを表します。任意の DNS リゾルバーを使用して、SignalR ハブをリダイレクトできます。

パッケージ フィードを設定する

Linux 上のオートメーションには特定のライブラリが必要です。このライブラリは Docker コンテナーの /home/robotuser/.nuget/Packages/ ディレクトリに保存されています。これを構成するには、NuGet ライブラリを含むこのディレクトリをマウントする必要があります。docker run コマンドに -v <path to packages on the host machine>:/home/robotuser/.nuget/Packages/ フラグを追加します。

たとえば、マシン キーを使用する場合は次のようになります。

docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -v <path to packages on the host machine>:/home/robotuser/.nuget/Packages -ti registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtimedocker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -v <path to packages on the host machine>:/home/robotuser/.nuget/Packages -ti registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime
重要: ロボット Linux ユーザー (UID 1000) が、パッケージ フィードを指す、マウントされているパスの読み取り権限を持っていることを確認してください。

リモート デバッグ

実行中のロボット コンテナーをデバッグするには、リモート デバッグ機能を使用します。

このページは役に立ちましたか?

サポートを受ける
RPA について学ぶ - オートメーション コース
UiPath コミュニティ フォーラム
Uipath Logo White
信頼とセキュリティ
© 2005-2024 UiPath. All rights reserved.